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From;西村剛
神戸のホテルより、、、
「ほんまかいなぁ?」
とツッコミを入れずにはいられないことがありました(笑)
あっ、ご存じない方もいると思いますので
お伝えしておくと、、、
私は広島生まれ神戸育ちなので、
地元に戻ると、完全に関西弁です。
だから、神戸にいる今は、
関西弁に戻ってます(笑)
ということで。。。
その「ほんまかいなぁ?」ですが、
これは、もちろん株に関することです。
何だか、私も記憶が薄いですが、
小さい頃・・・
「何時何分何秒地球が何周まわったとき、
誰が言ったか答えてみな~~~~」
という・・・
つまりは、根拠を言えと
悪ガキに言われたことを思い出しました(笑)
でも、、、
今回の件は、本当にそうです。
「その根拠は?」
と聞いてみたいものなのです。
では、私が「ほんまかいなぁ?」と思ったこと、
それは、、、
「日経平均株価が20,000円を切る水準では、
個人投資家の買い意欲が旺盛で下値不安は少ない」
これです。
今月に入りこのようなコメントが
新聞等で目に付くようになりました。
これ、根拠は何でしょうね?
例えば、
10,000人の個人投資家に、
「日経平均株価が20,000円を切ったら株を買いますか?」
とアンケートをした結果なら納得しましょう。
その10,000人の選択方法は別として、
ある程度信憑性はあるデータ数ですからね。
もしくは、例えば、
このようなことを言ったメディア関係者は、
個人投資家1,000人とネットワークがあって、
その個人投資家たちが口々に、
「日経平均株価20,000円切ったら全力買いや!」
と言っているのでしょうか。
う~ん、どちらもそういったことはなさそうな気がします。
特に、「○○調べ」などと書いていないですからね。
それこそ、ある意味これはメディアの不都合な真実かもしれませんが、
こいったことは、仮にデータをとっていたとしても、
結果ありきで、証明するためのデータの可能性も高いですからね。
それを考えると、
ま~、信じるのは非常に難しい気がします。
では、なぜこのようなことを
メディアは書き、煽り立てるのでしょうか。
残念ですが、そこに明確な理由はありません。
あるのは、
「なんとなく」
ただ、それだけでしょう。
投資主体者別売買動向のデータを見ると、
個人投資家は、
○株価下落=買い優勢
○株価上昇=売り優勢
の逆張り思考であることは分かります。
だから、このデータからも、
株価が大きく下がれば、個人投資家の買いが期待できるのは
正しい判断かもしれません。
でも・・・
だからと言って
「日経平均株価が20,000円を切ったら個人投資家が買ってくる」
ということが成り立つのかは疑問です。
というより、その方程式は成立するのでしょうか?
言い換えれば、
「個人投資家は、日経平均株価が20,000円を切ったら買う人たち」
と定義されてしまいますから。
実際、あなたはどうでしょうか?
もちろん、私たちはシステムトレーダーで
シグナルの奴隷ですので、シグナルに従いますが、
もし、あなたがシステムトレーダーでなければ、どうでしょうか?
「・・・」
と無言になるでしょう。
しかし・・・
メディアでは、なぜかさらに話が発展して
「日経平均株価が20,000円を切る水準では、
個人投資家の買い意欲が旺盛で下値不安は少ない」
という話になってしまうのです。
そして、同時にそれが市場関係者の共通認識になってしまっています。
正直、私はアナリストの立場から見て
「違和感」があります。
ちょうど、昨日(6/18)の日経平均株価は、
1ヶ月振りに、20,000円を割りました。
ということは、、、
メディアと市場関係者の共通認識が正しいのならば、
ここから個人投資家が買い越し基調になるはずです。
はたして、これは真実なのでしょうか?
それとも、、、
私の違和感の通りなのでしょうか?
いずれにしても、
これは結果を見てみるしかありません。
ちなみに、個人投資家が買い越し基調になったか確認するには、
やはり、いつも指標に使っている「投資主体者別売買動向」がベストでしょう。
ただし、これは1週間遅れの発表ですので、
確認できるのは、少し先です。
確認するときは「6/22~6/26」の期間が注目でしょう。
もし、そのデータで
メディアと市場関係者の共通認識通り、
個人投資家が買い越しであれば、日本株は問題ないでしょう。
しかし、、、
もし売り越しであれば、それは日本株に不穏な空気が流れそうです。
これだけメディアが煽っている分だけ、
「暴落」もあり得るでしょう。
だから、次に発表される「投資主体者別売買動向」は
非常に注目かもされません。
でも、、、
今回の内容で、あなたは気が付いたのではないでしょうか?
そうです。
あなたは、悪くないのです。
あなたがメディアの情報で間違った銘柄をつかまされたり、
実際と違う傾向を情報として入れ、ときには損をしてしまうのは、
あなたの責任ではありません。
悪いのは全て・・・
だから、私はそういったものと無縁で
一獲千金のような大当たりはありませんが、
長期にわたり安定して利益を着実に積み上げられる
システムトレードを個人投資家のあなたにオススメしているのです。
ホント、思います。
あなたは、悪くないのです。
あなたがメディアの情報で間違った銘柄をつかまされたり、
実際と違う傾向を情報として入れ、ときには損をしてしまうのは、
あなたの責任ではありません。
悪いのは全て・・・
と。
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