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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「NYダウ安値 シリア影響で続落」
昨日は、こんなニュースが
朝から流れていました。
やはり、NYダウの影響を受け、日本株も昨日は、
日経平均株価は前日比マイナス1.5%の13,338円46銭で終了しました。
株価が下がった要因は、まさにこの
「米国によるシリアへの軍事介入が行なわれる可能性が高まった」
ことです。
恐らく、これに関しては、
「米国とシリアが戦争を始めたら、株価はどうなるのだろう?」
と不安思っている方も多いと思います。
そこで、アナリストとして
私の見解を述べたいと思います。
まず今回の米国によるシリアへの軍事介入が
世界経済に与える影響から考えていきましょう。
これに関しては、楽観的に聞こえるかもしれませんが、
「目に見える形では特にない」
と、私は考えています。
仮に、あったとしても
一時的に石油価格が上がる程度でしょう。
そう考えた場合、世界経済の観点でも
この件は、大きな影響を与えるとは考えにくいです。
しかしながら・・・
こういった悲観的ことも、一方では考えています。
仮に、米国が軍事介入を行うと、
報復テロの可能性が出てきたり、
シリアを支援するロシアと一触即発になったりと
何が起きるか分からない状況とも考えられます。
そうなると、
一時的に米ドルが売られて、円高になったり、
値下がりの可能性がある株を売って、現金化する動きが出るかもしれません。
つまり、今の「株安・円高」になる可能性があるのです。
と、両方の見解を述べてしまいましたが、
では、私たちは、この両方に備えて、どうすれば良いのでしょうか?
まず、この両方の見解をまとめると、
「世界経済で見ると、本質的には大きな影響を与える可能性は少ない。
しかし、今回の軍事介入によって、株や為替が過剰反応しているのが今の状況である。」
ということです。
では、これをどのように判断すればよいのでしょうか。
そのとき考えるのが、過去に似た状況が起きたときのことです。
システムトレードでは、「過去に起きたことは、もう一度起きる」という
再現性を前提とした考えで、物事を判断していきます。
別の言葉で言えば、「歴史は繰り返す」というところでしょうか。
この考えでいくと、過去に似た状況は、
「1990年 イラク戦争」が該当します。
そのときを振り返ると、
このイラク戦争が勃発したときが、株価の底でした。
つまり、これを考慮すると、
もし、米国がシリアに軍事介入した場合、
株価は、一時的に急落する可能性があります。
ですが、その後は、リバウンドする可能性が高いと考えられます。
とはいえ、これらはシステムトレーダーの私たちにとっては、
全て愚問です。
株価がどのように動こうが、私たちシステムトレーダーは、
自分の作成した売買ルールに基づいて、淡々とトレードするだけです。
キチンと検証していれば、
過去に似た状況である「1990年 イラク戦争」のときも
考慮された売買ルールと検証結果であるはずです。
それであれば、慌てることなく、動じることなく
淡々とトレードするだけです。
今日から数日間は、株価が乱高下する可能性があります。
しかし、決して慌てることなく
シグナル通り、淡々とトレードしていきましょう。
私たちにできることは、ただそれだけです。
■追伸
「やった!フルポジションで含み損だ!」と喜んでいる集団が、トレーダーの中に存在するようです。
↓
http://www.fairtrade.co.jp/r/bgMKJl
西村 剛
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