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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
なぜ、彼らは50％以上マイナスになったのか？
単刀直入に言いましょう。
それは、、、
○ガンホー1点買いだ！
○東電全力買い！
○日経平均先物で全力勝負だ！
などと、1～2銘柄に集中投資してしまったからです。
あっ、話が唐突過ぎて、
何か分かりませんよね・・・（汗）
申し訳ありません！
実は、ここ最近話したトレーダーの方から、
こんな相談を受けました。
「ここ数ヶ月間、トレードの成績が良くないのですよね。参りました・・・。
どうすれば、よいのでしょうか？」
確かに、冷静に考えて、数値で捉えると、
日経平均株価は、5月の高値「15,942円」から
今の「13,500円」までと、約15％下落しています。
ですので、5月までの成績と比較すると、
ここ数ヶ月の成績が良くないのも当然の話なのです。
ただ、、、
話を聞くと、そうでもない事実を発見しました。
実は、私に相談してきた彼は、
株価が約15％下落していることが影響して成績が悪くなったわけではなかったです。
きっと、あなたはこの外部要因が原因で
この彼は、成績が悪くなったと思ったことでしょう。
もちろん、私もそう思いました。
しかし、こういったことは
深く聞いてみないと分からないものです。
改めて、よく聞かないとダメだな～と実感しました。
さて、その実感はそれくらいにしておいて、
その彼の周囲のトレーダーの中には、
何と・・・
「5月から、50％以上もマイナス」になっている人もいるようです。
これは、恐ろしい数字です。
では、なぜ彼らは50％以上もマイナスになってしまうのでしょうか？
そうなのです。
それが初めにお話しした
『集中投資』
なのです。
私に直接相談してきた彼を含め、
よくよく話を聞くと、「1～2銘柄に集中投資」していることが分かりました。
マイナスの原因は、ここにあったのです。
仮に、あなたの運用資産が300万円だったとしましょう。
その場合は、あなたは何銘柄に分散してトレードしますか？
まさか、、、
こんな話をしているのに、「1」「2」という数字は出てきませんよね（笑）
絶対に、出さないで下さいね。
例えば、システムトレード上級者であれば、
「5～10銘柄」に分散するでしょう。
それが王道です。
多くのシステムトレーダーが、これ以下にすることは少ないと思います。
なぜならば、集中投資をすると、
リスクも集中してしまい、
最大ドローダウンが大きくなってしまうからです。
どこかのタイミングで大損してしまうリスクが高まります。
そうなると、困るのがトレードの継続が難しくなってしまうことです。
トレードの成功要素には、
必ず「継続」というものがあります。
その継続を欠いては、成功がありませんので、
システムトレーダーは、そのリスクが高まる集中投資は回避するのです。
しかしながら、、、
裁量トレーダーや、中でも初心者の方ほど、
このような事実を知らないこともあり、
まるで競馬のように
「1点集中」などをしていまいがちなのです。
だから、それこそ
○ガンホー1点買いだ！
○東電全力買い！
○日経平均先物で全力勝負だ！
などと、冷静に考えると、恐ろしいことをしてしまうのです。
リスクの大きさを考えず、
一発当ったときのリターンの大きさに目がくらむと、
どうしても、このような極端とも言える集中投資をしてしまいがちです。
しかも運が悪いことに、
大きく値上がりした反動で暴落したりして、
それが50％以上の損失になってしまうのです。
そして、「もうトレードする資金がなくなりました・・・」
と悲しい現実を迎えてしまうのです。
これは、裁量トレーダーであれば、
ある意味、宿命なのかもしれません。
しかし、こんな宿命は、なくしたいものです。
ですので、、、
システムトレーダーのあなたであれば、これは縁のない話ですが、
裁量トレーダーの方にとっては、
何とも恐ろしい話です。
ただ、私たちシステムトレーダーも
検証しているうちに、盲目になり、
気がついたら、1～2銘柄に集中投資して、検証しているということもあります。
だから、ぜひこれを一つの反面教師として、
しっかりと、受け止めておきましょう。
では、さっそく今の売買ルールが
極端な集中投資になってないか、確認しておきましょうね。
■追伸
1～2銘柄に集中しないシステムトレーダーは、トレードをこんな様子でしています。
↓
http://www.fairtrade.co.jp/r/bgMKJl
西村 剛
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