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From;斉藤正章
東京の自宅より、、、
こんにちは。斉藤正章です。
大変ご無沙汰しています。
本日の執筆時点では8月23日(日)ですが、先週末は米国のNYダウが急落したということもあり、おそらく週明けには日本株も急落して始まっていることでしょう。
今年はチャンスらしいチャンスが少なかったため、多くのシステムトレーダーにとっては絶好の買いチャンスになるかもしれませんね。
さて、このように株式市場が大きく動くタイミングでは、システムトレーダーは買いや売りのシグナル(サイン)に従って淡々と売買するだけなのですが、まだ始めたばかりの初心者の方や、これからシステムトレードを始めようと思っている方にとっては、なかなか勇気をもって売買するのは難しいかと思います。
今回は久々の記事ということもあり、初心者の方のために、いったいシステムトレードのどこが良いのかということを書かせていただきたいと思います。
システムトレードがなぜ素晴らしいかといえば、過去のデータによって有効性が証明されているということに尽きるでしょう。
言い方を変えると、「売買する前から攻略法が出来上がっている」という言い方もできるわけです。
昔話で恐縮ですが、ファミコンというテレビゲームが流行している時代に「燃える!お兄さん」という漫画を原作としたゲームがあったのをご存じでしょうか?(40代前後の方ならご存じかもしれません・・・)
<参考>
この「燃える!お兄さん」というゲームの中で「スキヤキバトル」というミニゲームがあるのですが、ルールを簡単に説明すると、画面上に「肉」と「ネギ」がランダムに出てきて、CPU側(相手側)よりも肉を多く取ることを競うゲームです。
より正確に言うと、肉を取れれば+1点ですが、ネギを取ってしまうと-1点されてしまいますので、少なくともネギよりも肉を多く取らなければ相手側には勝てないことになります。(相手側はしっかりと肉を取ってくるので)
この内容だけを聞くと反射神経を競うゲームのように思えますが、じつはそうではありません。
そもそもの問題として、CPUの反応速度があまりにも速すぎるため、普通に競ってもほとんど勝つことができないのです。
ところが、何度かこのゲームをやっていると「ある傾向」に気が付きます。
じつはその傾向を知っているだけで、ほとんど100%勝つことができてしまうという必勝の攻略法が成り立つのです。
その傾向とは・・・
「ネギ」よりも「肉」の出る確率が高いということです(笑)
さてさて、もうこのミニゲームの攻略法はわかりましたね!
そうです。肉が出ようがネギが出ようが関係なく、ボタンを連打して「肉もネギも全部取ってしまう」というのが答えです。
さあ、本日のオチはもうお分かりいただけたかと思いますが、システムトレードというのはこのミニゲームとまったく同じ原理のゲームです。
システムトレードの場合、当然ある程度の優位性がある売買ルール(戦略)を使って売買することになりますが、残念ながらすべてのトレード(売買)で勝つことはできません。
どんなに優れた売買ルールをもってしても「勝つ(儲かる)」ときと「負ける(損する)」ときがあります。
しかし、1回1回のトレードで勝つか負けるかを気にする必要はまったくないのです。
なぜなら、勝つか負けるかは事前にはわかりませんが、「勝つトレード(肉)も負けるトレード(ネギ)も全部仕掛ける(取る)」ことで、トータルでは勝つことができるからです。
ただし、いくらシステムトレードとはいえ、過度な期待は禁物です。
よほど優れた売買ルールを使っていれば別ですが、通常は「5月と6月(月は例)はトータルで負けてしまった」というのは普通にありえることです。
しかし、よほどのことがないかぎり、1年が終わってみればトータルでマイナスになることはありませんので、長期間で見ればほとんど確実に勝つことができるといってもいいでしょう。
まさにシステムトレードというのは、株式市場というゲームを攻略するための必勝法ということができるのではないでしょうか。
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斉藤 正章
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