日本株、ここから上昇する可能性は?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「ガマンしろ!」

「ガマンしろ!」

「ガマンしろ!」

 

まさに今、、、
こう自分に言い聞かせています。

きっと、システムトレーダーのあなたも
同じ境遇なのではないでしょうか。

「今トレードしても負けるだけ…
それを分かっていながら手を出すのは絶対ダメだ!」

きっと、こんな言葉も、
あなた自身に投げかけていることでしょう。

 

昨日(9/2)の日本の株式市場は、
続落しました。

日経平均株価は、
前日比0.4%マイナスの18,095円40銭、

東証マザーズ指数は、
前日比1.3%マイナスの 765.39ポイント

で終了しました。

 

日経平均株価に限っては、
一時、前日比からプラスになる局面もありましたが、

中国株の下落と連動するような動きになり、
結局、マイナスで終了しました。

 

さて、システムトレーダーのあなたにとっては、
だからと言って、このような株価の動きが
関係あるわけではないでしょうけど、、、

 

大幅下落あったあとの続落ですので、

「これから株価は上がるのか?」

が気になる方もいるかもしれません。

 

そういった意味で、
注目してもらいたい指標が、
「逆張りシグナルに該当した銘柄数」以外に、、、

もう一つあるので、それをあなたにお伝えしましょう。

 

でも、まず今の相場で日々しっかりと確認しておきたいのが、
「逆張りシグナルに該当した銘柄数」です。

あの連日の暴落があった近辺から
その銘柄数を振り返りましょう。

このように推移しています。

 

///////////////////////

○8/21(金):6銘柄

○8/24(月):178銘柄
○8/25(火):274銘柄
○8/26(水):17銘柄
○8/27(木):2銘柄
○8/28(金):0銘柄

○8/31(月):1銘柄
○9/1(火):4銘柄
○9/2(水):4銘柄

///////////////////////

 

ということで・・・

昨日お伝えした通り、
やはり、暴落局面ではないということが明確に分かります。

 

つまりは・・・
今は「買いどきではない」ということが明確に言えるでしょう。

 

依然として、今の段階で買っても、
それほど高い勝率になることも、
利益になることも見込めない状態が続いています。

 

そして、ここで新たに注目したいのが、
下記の指標です。

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

 

そうですね、「外資系証券寄付き前動向」です。

目先の暴落に気をとられ、
この指標を見るのを忘れていた人もいるかもしれません。

だから、しっかりと今確認しておきましょう。

 

この指標を見ると、
個人投資家に並ぶ二大勢力の一つ「外国人投資家」の
「売り越し」が続いています。

 

ということは、、、
今後の日本株が上がる可能性や、
本格的に回復するには、
この外国人投資家が日本株を買ってくることが必須でしょう。

 

つまり、今の日本の株価は、
彼らが、カギを握っているということです。

でも、なかなか買い越しに転じません。

これは、一部の報道による話ですが、

今、外国人投資家は、
中国株が空売りできないので、日本株を代用して空売りしているようです。

この真偽は、私も分かりませんが、
もし、これが本当であれば、

日本株が短期的に上昇する確率は、
下落する確率よりも、低いのではないかと考えます。

 

だからなのか・・・

システムトレーダーのあなたが、
まさに今そうだと思いますが、

押し目買い戦略が、多少シグナルが出ている程度で、
ほとんど様子見状態が、ここ数日続いているかと思います。

 

ということは、、、

外国人投資家の動向や、シグナルの状況を見る限り、
今の株式市場は、

「買っても、勝つ確率の低い状況」
「買っても、利益にが出にくい状況」

ということが総じて言えるでしょう。

 

だから、私は今「ガマン」の連続なのです。

システムトレーダーは、
システムトレードで利益が出ると分かるようになれば、
毎日でもシグナルが出ていて欲しいものです。

 

しかし・・・
今のように勝つ確率の低い株式市場では
当然ですが、シグナルは出ません。

シグナルは勝つ確率が高いトレードを示すものなので、
そうでなければ、シグナルは出ませんよね。

ただ、それを頭で分かっていても、
なかなか、それをガマンすることができず、

このようなとき、
安易に、指値を緩めたり、条件式を緩めて
シグナルを出そうとしてしまうシステムトレーダーがいます。

ですが・・・これだけは絶対に止めましょう!

 

私たちの目的は

「利益を出すこと」であって、「シグナルを出すこと」ではありません。

 

しかもシグナルが出ないということは、
「今買っても利益が上がらない」という「シグナル」です。

だから、シグナルが出ないことは、
「シグナルなし」という意味ではないのですよね。

もちろん、日々熱心に勉強するシステムトレーダーのあなたは、
そのような間違いはしないと思います。

 

ですが、、、
一部のシステムトレーダーは、
私がいくら忠告しても、この間違いを犯してしまいます。

だから、あなたは、
絶対に、そうならないようにしっかりと自制しましょうね。

ここは耐えどきです。

私もあなたと同じで耐えています。

ぜひ、一緒にここは耐え抜きましょう。

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。