含み損16％と20％の差

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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、

昨日（9/8）の日経平均株価は、
433円安で、7ヶ月振りの安値を記録しました。

こうなると、

今日の株価は、どうなるか？
明日の株価は、どうなるか？

というところでしょう。

ただ、基本的に、
私たちシステムトレーダーにとって、
今日の株価、明日の株価などは関係ありませんので、
どうでも良いと言ってしまうとよくないかもしれませんが・・・

やはり、昨日も433円下げていますので、
焦っている個人投資家の皆さんも多いでしょう。

そこで、今日は、
そのようなあなたに、少し気持ちが和らぐ話をしましょう。

まず、気になるのは、
7ヶ月振りの安値を記録しているのに、
なぜ、ここまで冷静かということではないでしょうか。

もちろん、その理由には、
システムトレーダーであることがあります。

それはいつものことですね。

あとは、先々週大活躍した

「逆張りシグナルの該当数」などの指標を持っているので、

例えば、昨日の下げは暴落水準ではないと判断していますし、
ここから、もっと下がるか、回復するかの目安はあります。

だから、ここまで冷静にいるのでしょう。

でも、これは私たちのような
システムトレーダーに限った話です。

ですので、今回は、
特別に、裁量トレーダー向けにも、一つ指標をご紹介しましょう。

実は、先々週

「どうやったら逆張りのシグナル数を見ることができますか？」
「逆張りのシグナル数を毎日教えてくれるサービスはありませんか？」

というお問い合わせを多数いただきました。

ただ・・・
前者のお問い合わせに関しては、
「システムトレーダー」になりましょう！
としか言えませんし(汗)

後者に関しては、、、

残念ですが、こういった局面では非常にニーズが高いのですが、
反対の局面になると、すっかり忘れ去られて記憶から消されてしまうので、
サービスとしてなかなか成立しません。

そんなこともあり、
結論を言えば、「システムトレーダーになって逆張り戦略を使ってみましょう！」
としか言えないのです。

では、それ以外に見る指標はないのか？

実は、一つだけあります。
これは、裁量トレーダーに限らず、
システムトレーダーにとっても、何かの参考になると思います。

だから、ぜひ注目してください。

まず、あなたに聞きたいことがあります。

もし、あなたが、
「信用買いのポジションの含み損が16％を超えたら・・・」

どのように対処しますか？

おそらく、初心者の方であれば、
「今は売るに売れないな・・・いつか上がるだろうから待ってよう」

と楽観的に考えるでしょう。

そして、そのままの状態を維持するでしょう。

でも、状況が変わり

「含み損20％」

を超えてきたらどうでしょうか？

この水準になると、多くの個人投資家は、
「これはいけない状況だ！とにかく売らなければ！！！！」
と、ほぼ投げ売りをし始めてしまいます。

そして、、、悲しいかな・・・

自分が投げ売りしたとたん、
株価が回復し始めて、あれよあれよ…というように、
「あのとき売れなければ～」と嘆き悲しむのです。

と、、、このストーリーですが、
実は、ここに逆張りシグナルと同じ要素があります。

この「個人投資家が投げ売りするタイミング」

まさに、これが逆張りシグナルのタイミングなのです。

では、そのタイミングをカンではなく、
指標で、どのようにして確認すれば良いでしょうか？

それは、
「個人投資家の信用取引の評価損率」です。

ちなみに、この指標は、
松井証券のメールマガジンで配信されています。
↓
http://www.mag2.com/m/0000025640.html

このメールマガジンの
「ネットストック信用取引指標」に毎日掲載されています。

そして、これは9/7（月）時点ですが、
この時点の信用評価損率は「-16.376％」でした。
これはまだ、先ほどのストーリーの前半のところでしょう。

ということは、、、
これからもう一段株価が下落すると、
個人投資家が耐え切れず、投げ売りを始め、
本格的な暴落になる可能性があるでしょう。

いかがでしょうか？

こういった指標を一つでも持っていれば、
今のような、「暴落か？」「下落トレンド突入か？」というときも
冷静に対処できるでしょう。

ぜひ、この指標も参考にしてみてくださいね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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