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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
とうとう、
○帝国ホテル -8.5%
○ホテルニューグランド -7.7%
○ロイヤルホテル-7.5%
オリンピック関連銘柄の代表格である
これからの銘柄が「-7%」以上下落を見せました。
残念です。
早くも、この日が来てしまいました。
システムトレーダーの私たちにとっては、
すでに過去の株価データを分析して、分かり切っていたことですが・・・
そうは言っても、やはりという部分はあります。
ただ、私たちのようなシステムトレーダーは良いのですが、
問題は、裁量トレーダーの人たちです。
彼らにとっては、
昨日の株式市場は、気が気ではない一日だったでしょう。
昨日の日経平均株価は、
前日比37円安の14,387円と反落しました。
それほど、大きな上げ下げはなかったものの、
オリンピック開催決定後、好調だったということもあり、
本当に、気が気でなかったと思います。
せっかく、オリンピック関連銘柄を先取りし、
上手く上昇に乗った!と思っていたかもしれません。
しかし、、、
私が注意を促していた通り、
やはり、その道をたどっているように見えます。
あっ、ただ、これは
あくまでも「短期的な話」ですので、その点だけ注意して下さいね。
さて、最初にお話しした3つの銘柄のように、
オリンピック関連銘柄として、ここ数日大幅高していた
ホテル関連銘柄が、軒並み下落しました。
また、それに加えて、
オリンピック開催決定後に、株式市場をけん引してきた
建設株も上昇に限りが見えてきました。
これでは、まるで「3日天下」のようです。
しかも、、、
不幸にも、本当に3日間でしたしね。。。
ただ、この下落は、
私が事前に、あなたに伝えておきました。
その内容は、しっかりと統計データに基づいたものでしたので、
根拠ある見解でした。
そして、あなたはシステムトレーダーです。
だから、たとえこれらのオリンピック関連銘柄が
下落しようが、しまいが、あまり関係なかったでしょう。
やはり、この指標の捉え方は
間違っていなかったようです。
その指標は、例のごとく「外資系寄付き前動向」です。
▼外資系寄付き前動向▼
http://www.fairtrade.co.jp/r/lbBAwx
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
やはり、この数日間、外国人投資家の動きが、
それほど活発ではなく、
5月、6月のような「1000万株」を超える買い越しは、見られませんでした。
ちなみに、昨日は「240万株」の買い越しです。
これを見る限り、
彼らは、様子見しているということなのでしょう。
だから、やはりこの数日間の上昇を支えていたのは
お祭りムードに流された個人投資家だったのです。
そして、それがさっそく息切れして
昨日の株式市場のようになってしまったのです。
また、為替も1ドル100円をつけたものの、
その後は99円台に押し戻されています。
これを見る限り、
「100円を超える円安期待」という材料も、もう織り込んでしまったと思われます。
これらを考えると、
短期的には、日経平均株価は11日の高値である
「14,561円46銭」で、天井を付けてしまった可能性があります。
先日もお伝えしましたが、
もちろん、「長期的」に見れば、今回のオリンピック開催は「プラス」です。
過去のデータを見ても、
オリンピック開催決定から開催されるまでのパフォーマンスは
○ロンドンオリンピックで約+23%
○シドニーオリンピック約+55%
○北京オリンピッ ク約+300%
という事実が分かっています。
ただ、短期的に見ると、
天井を、すでにつけてしまった可能性があるのです。
では、これから先、
株価が再び上昇する材料は、何があるのでしょうか?
大きな材料として考えられるのは、
「消費税増税の延期があるかどうか」でしょう。
ただし、大方の予想では、
想定通り、8%への引き上げでしょうから、そこにサプライズはないでしょう。
だからこそ、焦点になるのが延期があるかないか、
または、「消費税増税後の日本経済の落ち込み度合い」がどうなるかなのです。
これらの要素が、マイナスに働けば、
株価の上値を抑えることになってしまうでしょう。
ということは、再び上昇する材料と言っておきながら、
逆の話をしますが、
仮にこの展開になれば、予想されるのが
「株価が一時的に暴落」することです。
そうです。
一時的な暴落です。
これは、裁量トレーダーにとっては、
迷惑極まりない状況でしょう。
しかし・・・
私たちシステムトレーダーにとっては、
利益を上げる願ってもないチャンスです。
もう、説明不要かもしれませんが、
もちろん、このチャンスで威力を発揮するのは、
「逆張り」「押し目買い」の売買ルールです。
この2つの売買ルールで、大量にシグナルが発生するタイミングが来るでしょう。
これは、ある意味システムトレーダーである
私たちだけの特権です。
この特権を逃さない手はありません。
ぜひ、いつこのような場面が来ても大丈夫なように、
あなたの「逆張り」「押し目買い」の売買ルールを磨いておきましょう。
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西村 剛
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