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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日(9/30)の日経平均株価は、
3営業日振りに上昇し、、、
700円を超える急落から、
昨日は、400円以上の急上昇、、、
日経平均株価だけ見ると、
まさに乱高下状態です。
昨日の急上昇に、
今が買いどきでないと話したことに
「?」のマークの人もいるかもしれませんよね。
でも、この日経平均株価の急上昇ですが・・・
実は、
「ある陰謀」
が隠れていることを
あなたは、知っているでしょうか?
もし、あなたがその陰謀を知らなければ、
これは今の株式市場では、必ず知っておいたほうが良い内容です。
だから、今日はその「ある陰謀」について、
あなたにお話ししましょう。
そこで、まず昨日の
日本の株式市場の状況を把握しておきましょう。
昨日(9/30)の日本株は、
3営業日振りに上昇しました。
日経平均株価は、
前日比2.7%プラスの17,388円15銭、
東証マザーズ指数は、
前日比2.2% プラスの767.12ポイント
で終了しています。
では、なぜ急にここまで上昇したのでしょうか?
まず考えられるのは、
前日に700円超安になってしまったので、
買い戻しが入ったことが要因でしょう。
ですが・・・
この急上昇の要因には、
「ある陰謀」が隠れているのです。
その陰謀とは、、、
【機関投資家の「お化粧買い」】
です。
すでに知っているあなたは、
「あ~」と思うところでしょう。
これから説明しますが、
ホント、これは陰謀です・・・
9/30(水)は、中間期末です。
それともう一つ、ワンセットであげたいのが3月末です。
この9月末、3月末というのは、
陰謀である「お化粧買い」が起きやすいタイミングです。
まさに、アノマリーですね。
それで、このお化粧買いですが、、、
これには、「機関投資家」が大きくかかわっています。
機関投資家が、
自分の運用しているポートフォリオの評価日にあたる
9月末や3月末に、少しでも成績が良くなるようにと
意図的に買い注文を入れて、株価を下支えするのが
このお化粧買いです。
彼らのことをよく考えてみてください。
彼らも機関投資家と言えば別世界の人に聞こえますが、
どこかの企業に所属する、一人の会社員です。
ということは、、、
誰かに査定されて、
ボーナスや給与が決定しますので、
自分が運用しているものに関しては、
1円でも成績を上げ、評価をよくしておきたいのが人間心理です。
ただ、人間心理とはいえ、
これは、当然ですよね。
しかも、機関投資家は、
成績がはっきり出てしまいますからね。
とくにボーナスが
このポートフォリオの成績で大きく左右されてしまうので、
本当に、この時期は必死なのです。
そこで彼らがとる行動が
この「お化粧買い」なのです。
自分の成績が少しでも良くなるように、
買い注文を入れたら、どれくらい成績が変わるか?
反対に、売り注文を入れたら、どれくらい成績が変わるか?
とその動きを様子見するのです。
ただ、そこには色々な思惑があるので、
9月末だから「よし、買うぞ!」というように明確ではなく、
半分迷いながら・・・
「今日は期末だから少し買い注文を入れておこうかな」
「今日は期末だから売り注文は翌日以降に持ち越しておこうかな」
と、曖昧な判断基準で進められることが多いのです。
もちろん、機関投資家とはいえ、
その運用額は、限りがありますし、
市場全体から見れば、それほど大きな数字ではありません。
ただし、それはあくまでも
一人の数字であって、このような考えの機関投資家が
この時期は、たくさんいるようなので、それなりに影響を与えてしまうのです。
だから、、、
「期末は、お化粧買いが入りやすいので株価が上昇しやすい」
というアノマリーが存在するのです。
どうですか?
実は、これが昨日の株価上昇の「陰謀」だったのです。
だから、昨日私は「今は買いどきではない」と、
指標をもとにお伝えし、その日に株価が急上昇しましたが、
このように隠された陰謀がある限り、
「今は買いどきではない」という判断は、
決して誤りではないことがお分かりいただけたでしょう。
シグナルが出ないということは、
「今、買っても損をするだけ」というシグナルですので、
まさに、このような陰謀で株価が動く場面は、
その陰謀も実際にあるが、どこまで本当か分からないので、
統計データでは、今買うと危険と示してくれたのでしょう。
ただ、このアノマリーは、陰謀だ!陰謀だ!と言うだけでなく、
私たちシステムトレーダーであれば、
上手く売買ルールに取り入れることもできるかもしれません。
私は実際に検証していませんが、
アイデアとしては、こんなことが思いつきます。
○期末の前日に株を買い、期末の引けで売る
○期末の引けで空売りをし、翌日に買い戻す
上手くこの陰謀を逆手にとって、
この「期末」というキーワードをもとに、
売買ルールを作成するのも面白いかもしれませんね。
アイデアは、無限ですし、
検証は資金を直接痛めませんので、
やってみる価値はありそうですね。
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西村 剛
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