警告!!今日から売買ルールは改良するな!



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「警告!!今日から売買ルールは改良するな!」

お~、ずいぶんおかしなことを言いますね、私・・・(汗)

と、客観的に言っても
自分の発言なので、仕方ないのですが、

でも、これは事実の話です。

 

きっと、あなたは、
優れた売買ルールが、1つでもあれば、
過去にしていた、自分の経験とカンで「よし、これだ!」という
裁量であうるトレードのように苦労せずに利益を上げられることを知っているでしょう。

そして、売買ルールの持つパワーについては、
とてもよく知っていることでしょう。

 

だから、、、

この私の発言は、不思議で仕方がないでしょう。
しかも、私は日々改良を怠るなとも言うべき発言をしていますからね。

 

でも、私は、システムトレーダーであるあなたに、
しっかりと注目してもらいたい内容をこれから話すので、

ワザと、こんな「今日から改良するな!」と発言しました。

ただ、いくら注目してもらいたいからと言っても、
ウソを言っているわけではありません。

 

あなたに、これから伝えたいメッセージは、

「今日から売買ルールを改良するな!」

この一つなのです。

 

では、なぜそんなことを言うか…
その理由をお話ししましょう。

ただ、それには昨日の株式市場の動きが
密接に関連しますので、まず昨日の株式市場を振り返りましょう。

 

昨日(10/22)の日本株市場は下落しました。

日経平均株価は、
前日比0.6%マイナスの18,435円87銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.1%プラスの788.79ポイント

でした。

 

8月下旬からの日本株暴落以降、、、

日本株は、
17,000円から19,000円のボックス圏で推移しています。

この話は、ちょうど昨日の配信した
どうなの?郵政上場って・・・」でもしました。

テクニカルアナリストの横山利香さんも
おおよそこの圏内で年内は動くだろうと考えていましたね。

 

ということで、、、

今のところ日経平均株価の
25日移動平均線の傾きは横ばいです。

だから、株価は25日移動平均線を
いったりきたりの状態です。

一時、上昇傾向にありましたが、
やはり、危惧していたように、それは一時的なもので、
ボックス圏には変わりありませんでした。

 

「ボックス圏」

 

この言葉・・・私たちシステムトレーダーにとっては、
非常にいやな話ですね。

もちろん、私たち以外の個人投資家もそうかもしれませんが、
私たちは、彼らとは全く意味合いが違います。

私たちは、彼らのように、
ボックス圏で、なかなか利益を上げられずモヤモヤしているのとは違い、、、

 

売買ルールを使えば、着実に利益が積み上がることが分かっているので、

「売買ルールを使わない期間」=「利益を上げるチャンスを失っている気分」

になってしまうので、いやに感じるのです。

 

彼らのように、利益が上がるのか上がらないのか分からない状況ではなく、
私たちは、あくまでも利益を上げることが前提です。

だから、勝ち負けを繰り返しながら、
売買の回数をこなすことによって、
彼らとは違って、着実に利益が積み上がることを知っています。

このシグナルが出にくいボックス圏は、
何かこう、チャンスを失っている気分になりがちです。

まさに「もったいない…」そんな気持ちでしょう。

 

実は、今、、、

シグナル配信サービスの売買ルールでも、
「シグナルなし」という日が、非常に増えています。

だから、いつもお伝えしている通り、
今は、売買しても勝つ見込みのない時期なのでしょう。

実際、私の仲間である著名トレーダーも
今を様子見と判断し、トレードを止めたり、
株数を減らしたり、と大人しくしている時期のようです。

 

そうそう、昨日のラジオに登場した
横山利香さんもそうでしたよね。

とにかく「無理に狙わない」

そんなところでしょう。

 

ただ、システムトレーダーの中でも、
売買ルールの威力を知り、着実に利益が積み上がることを
味わってしまった一部の人は、、、

 

このシグナルが出ない時期に耐えられず

「条件を緩めて、シグナルが出るようにしよう!」

という行動に走ってしまいます・・・

 

そうですね、

カンの鋭いあなたであれば、
私が、なぜ売買ルールの改良を今日から禁止したか
お分かりいただけたでしょう。

 

その通りです。

もし、あなたがシグナルが出ない現状に耐えられず、
売買ルールを改良してしまおうと考えているなら、
それは、絶対に「禁止」してください。

便宜上「改良」と使いましたが、
これは、改良ではなく、危険な方向へ向かう、
売買ルールの「劣化」のはじまりです。

 

条件を緩めるのですから、
人間の行動で言えば、それは「妥協」です。

過去に、妥協して買ったものがあれば、
それを思い出してみてください。

もちろん、妥協して正解だったものもあると思いますが、
多くの場合、あとで「もう少しプラスして、あっちを買っておけばな~」と
後悔の気持ちが、何日も続くでしょう。

そして、月日が流れ、
何とかその気持ちはなくなるかもしれません。

 

ただ・・・
トレードは、お金ですので、月日が流れれば、
結果として、それは損の穴を大きくすることにつながります。

だから、この劣化作業は、全く無意味なのです。

 

もう、耳にタコの人も多いかもしれませんが、

シグナルが出ないということは、

「トレードしても勝つ見込みが低い」

ということです。

 

だから、そこにあえて自分をツッコむのは、
論理的に考えればあり得ないでしょう。

私たちシステムトレーダーは、
シグナルが出ないというシグナルに、
いつも通り、奴隷のごとく従うのです。

 

ちなみに、こういうときは、
劣化ではなく、きちんと向上させるために
売買ルールを改良させる期間にするのが良いでしょう。

ボックス圏を抜けると、
当然ですが、トレンドが発生し、次のチャンスがきます。

だから、そのときを虎視眈々と待ちましょう。

そして、他の個人投資家が
ボックス圏で、無理やりトレードして上手くいかず、
いざトレンドが発生してから、どうにもならないのを横目に・・・

私たちシステムトレーダーは、
いつも通り、着実に利益を積み上げていきましょう。

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。