ここに優柔不断で朝令暮改な人がいるのですが・・・



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

まさに今の時期は、
暦とは違って、体感で季節の変わり目と言えるでしょう。

北海道のシステムトレーダーの方は、
そろそろ、初雪が降る頃だと連絡がありました。

ということは、、、
北海道は、もうこれから冬に入る頃なのでしょう。

私がいる東京でも、
日中は良いですが、朝晩は本当に冷え込んできています。

そして、この季節の変わり目で
よく起こしやすいのが風邪ですね。

街を見ればマスクの人が増え、
なかなか気候に体調がついていかず、
何かと苦労するものです。

 

しかも、、、

徐々に季節の変わり目があれば良いのですが、
例えば、今年の夏は、一気に暑くなりましたよね。

そして、ここ最近も、一気に冷えています。

もし、これがなだらかに季節の変化を迎えれば、
よく「ゆでガエル」で例えられますが、
(といっても、本当の話かわかりませんが(笑))

カエルは、水からゆっくりと温度を上げていくと、
沸騰しても気が付かず、ゆでられてしまうと言いますが、

それと同じようにゆっくりと季節が変われば、
私たち人間も、身体が慣れていき
上手く変化に対応できるのかもしれません。

人間とは、そういうふうに上手くできていますので・・・

 

でも、この話トレードだったらどうかという話です。

 

トレード全般の話はまた別の機会に話すとして、
システムトレードに限った話をしましょう。

 

実は、、、
システムトレードも人間が季節の変わり目に体調を崩しやすいように、
同じようなことが起きます。

では、いったいどのようなときに、
そのようなことが起きるのでしょうか?

あなたは、どう思いますか?
ちょっと考えてみましょう。





では答えを言いましょう。

答えは、、、

「トレンドの転換点」です。

 

さ~、いかがでしたか?

季節の変わり目という話をしたので、
カンの良いあなたであれば、分かったかもしれませんね。

このトレンドの転換点のタイミングは、
いくら長期にわたり継続して安定的に利益を上げる
システムトレードでも・・・
一時的に、成績が不安定になりがちです。

 

ちなみに、、、

トレンドの転換とは、
上昇トレンドから下落トレンドに転じる局面や
下落トレンドから上昇トレンドに転じる局面をさします。

そして、このタイミングというのは、
ある種、トレンドがないという状況になりますので、

それまでのトレンドで上手く機能していた売買ルールの
成績が悪化したり、シグナルが発生しなくなったりするのです。

 

しかも・・・
まさに、そのタイミングが今と言えるでしょう。

ちょうど、日経平均株価が
25日移動平均線を行ったり来たりしている局面が、
このタイミングなのです。

 

だから、、、
あなたの売買ルールの中にも、
これまで好調だったのに…

急にシグナルが発生しなくなったり、
成績がやや悪化しているものがあるでしょう。
もしくは、不安定になっているかもしれません。

 

ですが、、、
これは、決して売買ルールそのものに問題が発生しているのではありません。

これは、株式市場がトレンド転換点に近づいているので、
一時的にそうなってしまっているだけなのです。

株式市場自体が、
上昇トレンドに行くのか、下落トレンドに行くのか、
迷いに迷っている状況ですので、
それに着いていく売買ルールは大変です。

 

私たちがシグナルの奴隷のように、
売買ルールも株式市場の奴隷なのですが・・・

シグナルは明確に「あり」「なし」と言ってくれるから、
私たちも従いやすいですが、

株式市場は、まさに今優柔不断の極みのような状況ですので、
それについていく売買ルールも、朝令暮改の繰り返しで
着いていけないのです。

変な例えかもしれませんが、
そんな状況だと把握すれば、
今の不安定さの理由がお分かりいただけるでしょう。

 

だから、もしあなたの売買ルールが
何か起きていても、全く慌てる必要はありません。

このタイミングは、どうてしても起きてしまうことですし、
あくまでも「一時的」なものです。

長期的視点で見れば、今はたった一瞬です。

ぜひ、ここは心を落ち着かせて
冷静にシグナルに向き合いましょう。

 

そうそう・・・

こんな背景があるので私たちシステムトレーダーは、
株式市場が優柔不断で朝令暮改でも、ムダに資金を投入することなく
損失を防ぐことができますが、、、

他の個人投資家は、
きっと、そうではない可能性が高いでしょう。

優柔不断で朝令暮改な株式市場に、
毎日…いや株価が動くごとに振り回されて、

カンで、今資金を入れれば!と思って投入したら、
すぐに下がって、損失を抱えてしまうという状況も
十分に考えられるでしょう。

そういった意味では、
このような場面でも、私たちシステムトレーダーは
次のトレンドに備えて、良い体制を維持できます。

だから、本当に慌てることなく、
じっくりと、次のトレンドまで待ちましょう。

それが、私たちシステムトレーダーが
成功を手にする、最短ルートなのですから・・・

 
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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。