日経平均再び20,000円に突入か？

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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、

「日経平均再び20,000円に突入か？」

などと、ずいぶん景気の良いタイトルを付けてみました（笑）

ただ実際のところ、、、
件数は少ないですが、
メディアにそのような見出しが
ちらほら見えてきました。

それもそのはず、
郵政グループのIPOを機に日本株が上昇しています。

でも、気になるのが、
この上昇が、そのまま本当に続くかということです。

これまでボックス圏を抜けず、
一進一退の状況が続いていたので、
ここからの方向性をどう見て良いか考えてしまう部分もあります。

そこで、今回は、
今の株式市場を指標で確認し、
これからどうなるか考えてみましょう。

では、まずそれを考えるために、
昨日の株式市場を確認しておきましょう。

昨日（11/9）の日本株は、大きく上昇しました。

日経平均株価は、
前日比+1.9％の19,642円74銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.8％マイナスの782.56ポイント

で終了しています。

大きく上昇したのは、、、

前週末に発表された米国雇用統計の数字が好調だったことを受け、
為替が円安方向に動いたことがきっかけでした。

そして、それに伴い輸出関連企業の株価が
大きく上昇したことが要因です。

また、それに加えて
郵政グループのIPOもきっかけになっています。

このIPOが好調な滑り出しだったので、
これにより個人投資家の投資意欲も向上しているように感じられます。

ただ、先週もお伝えしましたが、
気になるのが、東証マザーズの不調です。

しかし・・・
これは原因がはっきりしてきました。

東証マザーズ指数は、昨日は下落しましたが、
これは、指数の大きなウエイトを占める2121ミクシィが
業績悪化により、株価が下落していたからです。

その他の銘柄は、総じて上昇していますので、
基本的には、東証マザーズも上昇していると考えて良いでしょう。

その状況を考慮すると、
郵政グループのIPOによって利益を得た個人投資家の資金が
新興市場に流れ始めたのかもしれません。

いずれにしても、
個人投資家の意欲は高まっているのでしょう。

そして、それに加えて注目したいのは、
外国人投資家の動きです。

彼らの動きを確認するには、
この指標が最適です。

こちらをご覧ください。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
（『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、ＦＸ情報)』より引用）

こちらの指標を確認すると分かるように、
11月に入ってから、買い越しが続いています。

これを見る限り、
外国人投資家も日本株を買いに入っていると読み取れます。

つまり、今の状況は
日本株の二大投資家である個人投資家と外国人投資家の
両方が日本株を買っている状況です。

ということは・・・

この状態が続けば、
日本株がもう一段上昇することも考えられるでしょう。

そう考えれば、
冒頭のわずかながら出ていたメディアの見出しも
現実味を帯びてくるでしょう。

では、このような株式市場で、
私たちシステムトレーダーにとって有効な戦略は
何があるのでしょうか？

最後にそれをお伝えしましょう。

このようなとき有効なのは、
「浅い押し目買い戦略」です。

どのような上昇トレンドでも、
必ず小幅な下落はあるものです。

この戦略は、その上昇トレンドにある
小幅な下落を捉え、反発したときに利益を上げるものです。

まさに、今のような株式市場で
効果が大きい戦略なのです。

ですので、ここからは短期的に見て、
このような戦略を中心に利益を上げていくのがよいでしょう。

ぜひ、このチャンスを活かすために
参考にしてみてください。

そうそう・・・
一つ言い忘れました（汗）

戦略の話とは全く違いますが、、、
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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。

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