日本株、ここから本格的に上昇か?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

日本株、ここから本格的に上昇か?
いよいよ、そのような雰囲気が出てきました。

これまでずいぶんとくすぶっていた株価も
郵政グループのIPOを機に、
大きく流れが変わりました。

そして、ここからは、
毎年株価に変化が起きるタイミングでもあります。

そういった意味では、
ここから年末、そして新年にかけて
一つ重要な時期であり、期待のできる時期でしょう。

 

では、今何となく
強い上昇基調にある日本株と、
もっと本格的に上昇をみせようとしている雰囲気ですが、
本当にこれからそうなるのでしょうか?

ここからの株式市場を占う意味でも、
今の日本の株式市場をしっかりと分析しておきましょう。

では、その分析にあたり、
まず、昨日の株式市場から確認しましょう。

 

昨日(11/20)の日本株市場は、
小幅上昇しました。

日経平均株価は、
前日比0.1%プラスの19,879円81銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.5%プラスの 826.64ポイント

で終了しました。

 

日経平均株価は、日中マイナス圏で推移していました。

ですが・・・
ここが今の日本株の強さなのでしょうか?

引けにかけ上昇し、
終値ではプラスに転じました。

このように今、
日本株は強さを見せています。

 

それこそ、
日経平均株価が20,000円回復になるほどの
強い展開でしょう。

 

では、この日本株ですが、
いったい、誰が買っているおかげで
株価が上がっているのでしょうか?

その答えを探るために
ちょうど今週発表された

「11月2週の投資主体者別売買動向」をみてみましょう。

 

まず確認するのは、
二大投資家の一人である「外国人投資家」です。

彼らは、どのような動きをしているのでしょうか?

 

11月2週は、
「7456億円の買い越し」でした。

内訳は、

○現物:3004億円の買い越し
○先物:4452億円の買い越し

です。

 

では、二大投資家のもう一方である
「個人投資家」は、どのような動きをしているのでしょうか?

11月2週は、
「3843億円の売り越し」でした。

内訳は、

○現物:3299億円の売り越し
○先物:544億円の売り越し

です。

外国人投資家とは全く反対の動きですね。

 

では、もう一つの投資で忘れてはならない
機関投資家である「信託銀行」は、どのような動きをしているのでしょうか?

11月2週は、
「2300億円の売り越し」でした。

内訳は、

○現物:1811億円の売り越し
○先物:490億円の売り越し

です。

こちらも、個人投資家と同様の動きでした。

 

これらの数字を見てみると、
日本株は、外国人投資家だけが買う中、

個人投資家や信託銀行は、利益確定の売りを出してつつ、
ジワジワと株価が上がってきている様子がうかがえます。

 

また、注目したいのは、
ここの数字には表れていませんが、
この数字の裏側を読み取ると・・・

個人投資家は、東証1,2部では売り越しですが、
マザーズでは、買い越しに転じています。

つまり、郵政グループのIPOなど、
これまで大型株に個人投資家の資金が流れていましたが、
新興市場に資金がシフトしつつあることも確認できます。

ですので、個人投資家の売り越しは、
市場のシフトのために一時的に起きていることですので、
それほど気にしなくてよい展開でしょう。

 

今、日本株を買っている中心の外国人投資家の買い越しが続き、
市場をシフトしている個人投資家が買い越しに転じれば、
これから、さらに強い株式市場が期待できるでしょう。

特に、例年1月から4月にかけては、
株価が強い傾向もあります。

もしかすると、来年早々にも、
日経平均株価20,900円の高値更新もあり得るかもしれません。

これまでくずぶっていた分、
ここから、日本の株式市場は、期待できそうです。

 

ただし、私たちシステムトレーダーにとって、
株式市場が上昇トレンドになろうが、下落トレンドになろうが、
全く関係ありません。

私たちは、相場が良い状態のときしか利益が上げられず、
相場が悪くなると損失を抱えてしまう、
株1年生とも言える個人投資家とは違います。

私たちシステムトレーダーは、
そこを抜けた、良い状態でも、悪い状態でも利益を上げられる
選ばれた個人投資家です。

だからこそ、ぜひ私たちは私たちの道を
真っ直ぐ進みましょう。

それが、私たちの望む、成功への最短ルートです。

いつものように「シグナルの奴隷」のごとく、
シグナル忠実にトレードし、
長期にわたり、そして継続的に利益を積み上げていきましょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。