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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（12/4）の日本株市場は、
大幅に下落しました。
日経平均株価は、
前日比2.1％マイナスの19,504円48銭、
東証マザーズ指数は、
前日比1.2％マイナスの886.05ポイント
で終了しています。
ここ最近、緩さかにではありますが、
良い勢いを保っていただけに、
この突然の大幅下落には、
慌ててしまった人も多いのではないでしょうか。
もしかすると、
あなたもその一人かもしれません・・・
そこで、この大幅下落は、
なぜ起きて、これからどうなるのか
考えておきましょう。
まず、この大幅下落の理由ですが、
それは、
「失望」です。
欧州中央銀行が決定した金融緩和政策に
失望した欧米株安の流れを受けたことが理由でした。
欧州中央銀行の総裁が、
「欧州の景気を回復させるために、かなり力を入れて金融緩和するから」
と言っていたので、投資家たちは、
その動向に期待し、注目していました。
何かサプライズがあるのでは？と、
それくらいの気持ちがあった投資家も多かったことでしょう。
しかし・・・
フタを開けてみたら
「えっ？全く期待と違う・・・いや、むしろ期待外れだ・・・」
と投資家の気持ちがなえてしまったのです。
そして、そこからきた失望により、
欧米の株価が急落し、それに引っ張られて日本株も
大幅下落になったのです。
だから、、、
この大幅下落は、日本株そのものが原因ではないので、
長期的に見れば心配はないでしょう。
これは視点の違いで、起きているだけで、
根本的な下落ではないからです。
政策を発表する側は、
当然ですが、今だけ改善されても仕方がないので
「長期的」視点で政策を出してきます。
しかし・・・
投資家は、彼らのような長期的視点では、
あまり政策を見ません。
これは、私もそうですし、
多くの投資家が同じでしょう。
だから、政策の発表があったとき、
その視点のずれから、失望がおき、こういった下落が起きてしまうのです。
例えば、、、
投資家の中でも、
「長期的」視点と「短期的」視点を持つ人がいます。
その典型例をしてあげたいのが「利回り」です。
「年利20％」と聞いたとき、
あなたはどのように感じるでしょうか？
おそらく、長期的視点で考えるあなたは、
「非常に高い」と感じるでしょう。
10年、20年と安定的に利益を上げることを目的とするならば
「年利20％」は十分高い数字でしょう。
反対に短期的視点で考えるあなたは、
「今の相場を考えれば低すぎる」と感じるでしょう。
1年だけ利益をボカンと上げたい考えるのであれば
「年利20％」は物足りないかもしれません。
もちろん、
どちらが良い、悪いということはありません。
ただ、視点の違いで、
このような齟齬が出てしまうということなのです。
そして、この視点の違いによって、
トレードスタイルは変わっていきます。
私たちシステムトレーダーであれば、
私たちの成功の定義は、
「長期にわたり、安定的に利益を上げること」ですので、
まさに長期的視点のトレーダーです。
だから、それの実現の可能性が高い、
システムトレードを選択しています。
反対に、短期的視点のトレーダーは、
違った一攫千金型のトレード法を選択するのでしょう。
もちろん、先ほど言ったように、
どちらが良くて、悪いということはありません。
しかし、、、
少なくとも、私たちが求める成功は、
長期的視点なので、私たちシステムトレーダーは、
このシステムトレードという方法を採用しているのです。
いかがでしょうか？
この視点の違いで、ものの捉え方や選択肢は変わります。
ただ、こうやって比較すると分かりますが、
私たちシステムトレーダーは、いまボカンと利益を上げて、
その後はどうなるか分からないというトレード法ではなく、
将来も安定的に利益を上げるためのトレード法を選択しています。
だから、もし成績が一時的にふるわないときがあっても、
それは長期的に見れば、たった一瞬の出来事です。
そのときは、グッとこらえて次のチャンスを待ちましょう。
ただ、言葉にするほどカンタンではないのですけどね。
私もそこは苦労しました。
そして、システムトレード上級者もそこは苦労して乗り切っています。
だから、決して短期的視点に陥ることなく、
長期的視点で、システムトレードを継続しましょう。
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西村 剛
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