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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（12/9）の日本株市場は、続落しました。
日経平均株価は、
前日比0.9％下落の19,301円07銭、
東証マザーズ指数は、
前日比1.3％下落
でした。
一時期は、日経平均株価も
2万円台を回復しただけに、
先日の大幅下落や、この続落は気になるかもしれません。
昨日配信した『日本株、ここから乱高下？』
でもお伝えしましたが、
ここからは乱高下が予想されます。
来週のFOMCを控え、
今は、大きな買い材料がありません。
ですので、日本株は、
前日の米国株式市場の下落を受け下落しました。
ただ、、、
今の株式市場は、
この状態をつくる要因にもなりつつ、
これからの株価を左右しそうな材料が控えています。
その材料とは、
「米国の利上げ」です。
昨日の株式市場の状況を見ても、
やはり、今後の世界経済の先行きを
大きく変えるかもしれない米国利上げを控えて、
投資家は様子見姿勢が続いているようです。
では、あなたは、この利上げについて
どのように考えているでしょうか？
「きっと、利上げするから・・・」
「きっと、利上げしないから・・・」
と考えているでしょうか？
もし、あなたがそう考えているのであれば、
きっとシステムトレーダーではないでしょう。
なぜなら、、、
私たちシステムトレーダーにとっては、
この利上げの材料は、私たちが利益を上げるのに
全く関係ないからです。
そうですよね？
私たちシステムトレーダーは、
シグナルの奴隷のごとく、シグナル通りに売買するだけです。
でも、私たち以外の個人投資家は、
この利上げでどうなるか、緊張状態なのです。
しかも、時期が時期です。
何となく、この年末は利益を上げて、
新年を迎えたいという気持ちが誰しもあります。
だから、余計にこの利上げの話は
そのような個人投資家にとって、
寝ていても気になるような材料でしょう。
しかも、極めつけが
「米国の利上げの影響を見極めたい」
という専門家のコメントです。
最近よく目にします。
いや～、私は聞いてみたいですよ。
どうやったら、見極められるのか…。
一応、私も専門家の一人ですが、
なんて発言だ…と思ってしまいます（笑）
仮に、金利が引き上げられたとしましょう。
今のところ、ある程度引き上げられると報道されているので、
その可能性が高いかもしれません。
もしそうなれば、、、
「米国経済は回復基調に入った！」
と好感され、株価が上がるかもしれません。
でも、反対のことも予測されます。
「金利が引き上げられたことで、リスク資産からの資金引き上げが始まるのでは・・・」
との懸念が蔓延し、株価が下がるかもしれません。
こればかりは、
それこそ、ふたを開けてみるまでは、
全く分かりませんよね。
でも、私たちシステムトレーダー以外の個人投資家だけでなく、
専門家たちまでも、この利上げ次第でどうなるか
不安を抱えているのです。
だから、いつものことではありますが、
というより、絶対的にそうなのですが、
この利上げによって、
株価がどちらに振れるかは、全く分かりません。
ただ・・・
私たちが備えなければならないのは、
株価がどちらに振れても利益を上げられるように準備しておくことです。
しかし、、、
私たちシステムトレーダー以外は、
この「どちらでも準備」というのがなかなか難しいでしょう。
それは、システムトレーダーである
あなたの過去を思い出していただくと一目瞭然でしょう。
反対に、、、
私たちシステムトレーダーは、
シグナルの奴隷である代わりに、
株価が上がっても、下がっても、どちらでも冷静に対応し、
どちらの場合でも、利益を上げることができます。
しかも・・・
昨日お話ししたように、この金利引き上げによって、
株価が大きく動く可能性が高いです。
そうなれば、私たちシステムトレーダーにとっては、
利益を上げる最大のチャンスです。
だから、私たちは周囲の個人投資家が
株価に振り回される中、そんなことお構いなしに、
私たちは、私たちが信じる方法で
この利上げを機に株価が動けば、着実に利益が積み上がるでしょう。
そういう意味では、
この「利上げ」の発表が、待ち遠しいですね。
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西村 剛
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