日本株12/15まで下落継続か?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

単刀直入に言いましょう。

どうやら、日本株の直近の
ターニングポイントは

「12/15(火)」

のようです。

 

ここのところ、日本株の下落が続いています。

その表れとして、
昨日(12/10)の日経平均株価は続落しました。

日経平均株価は、
前日比1.3%マイナスの19,046円55銭、

東証マザーズ指数は、
前日比1.0%プラスの 893.49ポイント

でした。

 

東証マザーズ指数は、
プラスになっています。

ただ、これは時価総額上位
バイオ関連銘柄が大幅高した影響でです。

ですので、、、

実体としては、
依然として、日本株の売り基調は続いているでしょう。

ということは、
まだ、しばらくこの下落は続く可能性がないとは言い切れないでしょう。

 

特に・・・

日経平均株価は、
12月に入り1000円近く下落しています。

ですので、ここからのさらなる下落に
心配を抱いている個人投資家も多いかもしれません。

 

では、ここから株価は
反発するのか?それとも、さらに下落するのか?
それについて、ある程度の予測を立てる意味でも、
今日は、このことについて考えてみましょう。

それを判断するのに何が重要か?

 

それは、、、
今は下落基調ですので、

「今、日本株を売っている人は誰か?」

ということです。

 

そして、それを把握するのに最も良いのが、
『投資主体者別売買動向』でした。

ちょうど、12月第1週の投資主体者別売買動向が
発表されました。

そこで、この数字か
今後の株式市場の先行きを考えてみたいと思います。

 

まず、外国人投資家です。
外国人投資家は、「3612億円の売り越し」です。

内訳は、

○現物:780億円の買い越し
○先物:4392億円の売り越し

 

です。

次は、個人投資家です。
個人投資家は、「1752億円の買い越し」です。

内訳は、

○現物:560億円の買い越し
○先物:1192億円の買い越し

です。

 

最後に、信託銀行です。
信託銀行は、「70億円の買い越し」です。

内訳は、

○現物:1013億円の買い越し
○先物:943億円の売り越し

です。

 

この数字を見る限り、
今の日本株を売っているのは外国人投資家でしょう。

しかし、しっかりと把握しておきたいのが、
彼らは、現物株を「買い越し」しているという点です。

しかも、8月の暴落からの上昇局面で、
日本株を買い越しています。

 

そう考えると、

外国人投資家の今の先物中心の売りは、

「FOMCを控えたヘッジ売り」

の可能性が高いのではないかと考えられます。

 

ということは・・・

やはり「FOMCが開催される12/15(火)」が
ターニングポイントになりそうです。

12/15(火)や16(水)が過ぎ
この外国人投資家が、再度買い戻しの動きが見られれば
再び、日経平均株価は2万円近くまで
回復する可能性があるでしょう。

 

つまり、言い換えれば、
FOMCまでは、今のような不安が残る株式市場が続くということです。

 

常々、外国人投資家は重要人物ですが、
今回は、さらにこの年末の株価の動きを握る
重要人物になりそうです。

ぜひ、『投資主体者別売買動向』などのように
彼らの動きが分かる指標を参考に、動向を確認しておきましょう。

 

また、私たちシステムトレーダーは、
いつも通り、このような場面こそ、
シグナルの奴隷のごとく、トレードするようにしましょう。

先日からお伝えしている通り、
この株価の変動が大きいときは、
私たちシステムトレーダーにとって、最高の獲物です。

ぜひ、ここで他の個人投資家とは別世界で、
着実に利益を積み上げていきましょう。

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。