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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日は『日本株、ここから急上昇？』で
短期的急上昇の話をして、
今日は『日本株急上昇は、もう終わり？』と言うと、
「毎日言っていることが違うではないか！」
と言われてしまうかもしれませんね。
でも、じっくりと記事を読んでいただけると
その内容にブレがないことは確認できるでしょう。
だから、決して毎日言っていることが
変わっているわけではないのでご安心を。
さて、昨日は
「短期的急上昇があるかもしれない。
だから、それを念頭に置いておくと良いでしょう。」
という話をしました。
どうやら、その「急上昇」の「急」の部分が、
はやくも終わりそうなデータを発見してしまいました。
今日は、その気になるデータについてお話ししましょう。
早とちりして、損失を抱えないためにも、
これからお話しする内容は、重要です。
だから、じっくり聞いてくださいね。
さて、そのような話とは全く関係なく、
昨日（12/17）の日本株市場は
大きく上昇しました。
日経平均株価は、
前日比1.5％プラスの19,353円56銭、
東証マザーズ指数は、
0.7％プラスの 893.19ポイント
で終了しました。
これは、直近で大きな材料であった
FOMCを通過したことが要因でしょう。
買い安心感が拡がり、
幅広い銘柄に買いが入っています。
そして、気が付けば、
日経平均株価は、19,300円まで回復しています。
でも、この日本株・・・
FOMCがターニングポイントとなったものの、
急落や急上昇が続き、これからどうなるのか？
疑問に思う個人投資家の皆さんも多いでしょう。
そこで、、、
昨日もお伝えした前提条件
「将来の株価は誰にも分からない」
は変わらずですが、
これから、どうなるか考えてみましょう。
まず、考えてみたいのは、
これから株価が上昇すると仮定した場合、
「いったい誰が日本株を買ってくるか？」
が重要要素になるでしょう。
そして、そのときポイントになるのが
「外国人投資家」です。
ただ、その外国人投資家ですが、
「投資主体者別売買動向」では、
12月第2週目まで日本株を売り越していました。
ここから先、日本株が上昇を続けるのであれば、
日本株を売り越していた外国人投資家が
買い越しに転じることが必要不可欠でしょう。
では、外国人投資家は、
これからどうのような動きを見せるのでしょうか？
その外国人投資家の動向を掴むうえで、
タイムリー情報が、「外資系証券寄付き前動向」です。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
（『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、ＦＸ情報)』より引用）
このデータを見ると、
12/16（水）、17（木）は、
日経平均株価が大きく上昇したにも関わらず・・・
外国人投資家は、小幅ながら「売り越し」です。
これは意外な情報かもしれません。
つまり、この2日間の急上昇は、
現時点では、外国人投資家が日本株を買い越したことによる、
本格的な上昇ではないということです。
では、なぜ上昇したのか？ですが・・・
それは、空売りや先物を売っていた投資家が
買戻したことで起きた上昇だと考えられるでしょう。
ですので、、、
やはり、この連日の上昇はあくまでも、
短期的な反発だと考えられるでしょう。
もし、あなたがこの連日の上昇で、
「これで、また日本株はどんどん上がるぞ！」
と強気になってしまっていたら、
それは、注意が必要でしょう。
このデータを見る限り、
まだ、そのように確信するのは早いでしょう。
もちろん、、、
これは、あくまでも直近のデータです。
だから、今日から外国人投資家が買い越してきたり、
動向に変化が出るかもしれません。
ただ、言えることは
彼らが本格的に買い越してこないと、
本格的な上昇とは言えないということです。
ですので、もし上昇しても、
その裏で、外国人投資家がどのような動きをしているか
必ず見ておくのが良いでしょう。
だからこそ、彼らの動きは
日々確認しておくのが良いでしょう。
しかしながら・・・
私たちシステムトレーダーは、
そのような情報は情報として受け止めますが、
それは、あくまでもちょっとした心の安心材料にすぎません。
今回も例外なく、いつも通りシグナルの奴隷のごとく、
シグナルに従って、売買をしていきましょう。
特に、シグナルが出たときは良いですが、
「出ない」ときは要注意です。
それは、「今売買しても、利益になる確率が低い」というシグナルですので、
必ず、シグナルの奴隷のごとく従うことにしましょう。
私たちはそれが、私たちの求める成功への
最短ルートだと知っているのですからね。
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西村 剛
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