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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
いよいよ、
今日は「大納会」ですね。
2015年の株式市場も
残すところ今日1日となりました。
実は・・・
そんな大納会の日にぴったりのアノマリーを
利用したトレード法があります。
あなたは、そのトレード法を\
ご存じでしょうか？
もしかすると、
これまでも何回か聞いたことがあるかもしれません。
ただ、これはシステムトレードの一つともいえる
有効な戦略ですので、今日はそれをご紹介しましょう。
では、まずその戦略ですが、
それは・・・
「年またぎトレード」
です。
「年またぎトレード」は、一言でいうと、
「大納会の日の引けで株を買い、大発会の寄り付きで売る」
という戦略です。
非常にシンプルな方法です。
ただ、こんなシンプルな戦略なのですが、
これを検証してみると、こんな結果が出ます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
○勝率： 66.45 ％
○平均損益（率）： 0.42 ％
○平均利益（率）： 1.58 ％
○平均損失（率）： -1.49 ％
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
いかがでしょうか？
思った以上に、有効な結果が出ていませんか。
こんなシンプルな戦略にも関わらず。
このトレード法は、
「正月休みに悪い材料が出ると不安だから、株を売っておこう」
という投資家心理を利用しています。
売り圧力が強まるであろう、大納会の日の引けで株を買い、
「よし、年も明けたから株を買い戻すか」と投資家が考えるタイミング、
つまり、「買い圧力が強まるであろう大発会の寄り付きで株を売る」戦略です。
別の表現をすると、
裁量トレードをしている投資家たちが、
株を売るタイミングで株を買い、
裁量トレードをしている投資家たちが、
株を買うタイミングで株を売る戦略です。
繰り返しになりますが、
こんなシンプルな戦略なのですが、なかなかの好成績がでます。
一概に、全ての銘柄が当てはまるわけではないので、
その点だけはご注意いただきたいのですが、
有効であることには間違いないでしょう。
でも、これってよくよく考えると、
私たちシステムトレーダーの真骨頂でもありますよね。
私たちシステムトレーダーは、
周囲の投資家が、感情で判断してトレードしている感情のある波の中に、
すーっと横ぐしを通すように
感情のない機械的な方法を投入します。
言い換えれば、彼らの感情を逆手にとって、
常に逆、逆を行って着実に利益を積み上げてしまうのです。
この「年またぎトレード」は、
まさに、その象徴ともいえるでしょう。
私たちシステムトレーダーは、
こういった他の投資家の心理を逆手にとって
着実に利益を上げる存在です。
だから、それを続ける限り、
安定的に利益を積み上げられるのです。
ぜひ、私たちはこの手法を維持し、
来年も着実に利益を積み上げていきましょう！
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西村 剛
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