日経平均株価また479円下落、これで株価底打ちか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

また下落・・・
しかも、「479円」・・・

あくまでもこれは日経平均株価の話ではありますが、
先週の「戦後初年明け5日続落」に続き、

いったい、このままいくと
日本株はどうなってしまうのだろう・・・

と不安になっている個人投資家も
非常に多いかもしれません。

 

ただ、その一方で、、、

この下げ方は、暴落のようなインパクトが
イマイチ今の株式市場にははびこっていないのも
その雰囲気かもわかります。

 

だかこそ、さすがに戦後初で、5日続落して、
しかも、昨日が479円の下落ですから

 

「そろそろ、株価が底打ちするだろう…」
「そろそろ、底打ちのタイミングだから、買いだろう…」
「そろそろ、さすがに反発するだろう…」

 

と思っている個人投資家の皆さんも
多いかもしれません。

 

でも、「そろそろ」というのは、
本当なのでしょうか?

 

今日は、再び本当に

「株価が底を打ったのか?」

これを中心にお話ししましょう。

 

まず、昨日(1/12)の株式市場を振り返りましょう。

 

昨日(1/12)の日本株市場は大きく続落しました。

日経平均株価は、
前日比2.7%マイナスの17,218円96銭、

東証マザーズ指数は、
前日比5.9%マイナスの822.11ポイント

でした。

 

株価が再び大きく下落した要因は、
「原油価格の下落や中国株に対する懸念」です。

 

そして、その影響から
ポジション調整の売りが優勢になり、

「日経平均株価、年初から6営業日連続で下落」

という結果を招きました。

 

これで、日経平均株価は、
昨年末から見て「約1,800円」も下げています。

そうなると、、、
先週に続き思うのが、

「さすがに下げすぎだから、そろそろ株価も底打ちではないか?」

という考えです。

 

では、これは実際のところ、どうなのでしょうか?

 

これについて、
単刀直入に回答を言うと・・・

「楽観視は、禁物」

です。

 

もし、あなたが楽観視していたなら、
私が日々確認している、

///////////////////////////////////////////////////////////////

○終値と25日移動平均線との乖離率が-25%以下 かつ
○終値と5日移動平均線との乖離率が-10%以下

///////////////////////////////////////////////////////////////

 

この条件に当てはまる銘柄数を聞いてください。

1/7の終値時点で「1」
1/8の終値時点で「0」でした。

そして、昨日(1/12)の終値時点で「2」でした。

 

ということは、
まだ「暴落の水準ではない」と言えるでしょう。

だから、今の下げ方は、
暴落ではなく、あくまでも「緩やかな下落」と言えるでしょう。

 

つまり、
まだ株式市場は、パニック状態にはなっていないということです。

 

ということは、、、

私たちシステムトレーダーが虎視眈々と狙っている
逆張り戦略は、まだ待たないといけない状況でしょう。

もちろん、人によって売買ルールが違いますので、
すでにシグナルが出て、利益を確保している方もいるかもしれません。

 

しかし、通常の逆張り戦略で考えると、
まだ、我慢のときのようです。

私たちシステムトレーダーの売買ルールは、
決して、日経平均株価の動きと勝負しているわけでもなければ、
連動しているわけでもありません。

だから、いくら日経平均株価が大幅に下落しているからといって
必ずしも、シグナルが発生し、利益になるわけではありません。

 

つまり・・・

今は、買いたくて仕方がないタイミングですが、
まだ、株価は底ではありませんし、
シグナルが発生していなければ、
そのときを静かに待ちましょう。

 

私たちがすべきことは、
「シグナルの奴隷」のごとく、従うことです。

それが、私たちが望む成功への最短ルートです。

それを知っているのであれば、あとは実行あるのみ。
虎視眈々と、静かにそのときを待ちましょう。

そして、そのときがきたら一気に動き、
周囲の個人投資家が慌てる姿を横目に、
着実に利益を上げていきましょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。