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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
暴落から一転・・・
昨日(1/22)の日本株市場が、
大きく反発しました。
日経平均株価は、
前日比5.8%プラスの16,958円53銭、
東証マザーズ指数は、
前日比6.4%プラスの773.87ポイント
でした。
その前日が前場は上昇したものの
そこから一気に急降下し、
暴落したことを考えると、
非常に大きく上昇でしょう。
日経平均株価も、
約1,000円上昇しています。
さて、気になるのが、
先日の暴落によって底値に達し、
この急上昇を起点に、ここから日本株が上昇し続けるかでしょう。
実は、、、
今日、あなたにこのことについて、
私から、どうしても伝えておきたいことがあります。
その内容は「本当に底値に達したのか?」
ということです。
それに関して、
非常に気になる「データ」を発見しました。
だから、これからお話しすることを
しっかりとお聞きください。
まず、昨日の急上昇の要因を整理しておきましょう。
昨日の急上昇は、
世界同時株安を受け、欧州中央銀行のドラギ総裁が
3月の追加緩和を示唆したことで、
欧米の株式市場が大きく上昇したことが要因です。
また、それに加えて、
日銀による追加緩和期待から、
日本株市場も前日から一転、大きく上昇しました。
その前日が急降下だっただけに、
この状況に安心した個人投資家も多いでしょう。
ちなみに、、、
先日から見ていて、暴落の前兆を判断していた
松井証券発表の信用評価損率も、
「-16.4%」まで回復しました。
つまり、この指標で判断する限り、
短期的に考えると、日本株はいったん底を打ったと
考えてよいでしょう。
しかし・・・
これは、あくまでも「短期」的な話です。
つまり、「中長期的」に見ると、
まだ、株価は底を打ったとは考えにくい状況です。
なぜなら、、、
昨日の株価急上昇で、底を打った要因は、
「楽観的な観測への期待」に過ぎないからです。
株式投資の格言に、
「希望で買って事実で売れ」というものがあります。
この格言に沿うと、
「金融緩和するかもという期待で買って、
実際に金融緩和が行われたら売れ」
となるでしょう。
そうですね、まさに昨日の急上昇は、
この格言通りだということです。
こういったケースの株価上昇の場合、
株式市場全体に希望が蔓延している間は、
株価が上がりやすいのです。
しかし・・・
時間の経過とともにその期待は剥落し、
実際に金融緩和が行われたタイミングでは、
期待はゼロになることが多いものです。
だから、昨日の上昇が、
もし、この格言のように期待だけで上昇したのであれば、
この上昇は、一時的にすぎないのです。
ただし、反対に、
原油価格が中期的に上昇に転じたり、
外国人投資家の日本株買いが継続していれば、
株価は期待だけで上がったのではなく、
実態を伴って上昇したと考えてよいでしょう。
そこで、注目したいのが「外資系証券寄り付前動向」です。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
見てください、、、
昨日の数値を見ると、確かに買い越しなのですが、
株価の上昇幅の割には、買い越し株数が少ないのです。
ですので・・・
ここから当面は、「外資系証券寄り付前動向」に注目し、
買い越しが継続するか確認しておきましょう。
仮に、外資系証券寄り付前動向が売り越しなのに、
株価だけが上昇した場合、
その上昇は一時的なものに過ぎないと判断したほうが良いでしょう。
つまり、これが昨日の株価急上昇の中でも、
気になるデータであり、私たちがここから注意しなければならないことなのです。
ただ、そうは言っても
私たちシステムトレーダーにとって、
これからの株価がどう動くかは関係ありません。
むしろ、先日のように市場がパニックになった瞬間に買い付け、
適正水準に戻る瞬間に利益を積み上げるのが、
私たちの特徴であり、真骨頂です。
だから、あくまでも
その瞬間が、また訪れるかどうかを考える材料に過ぎないでしょう。
私たちがすべきことはただ一つです。
シグナルの奴隷のごとく、
シグナルにしたがって、着実に利益を積み上げるだけです。
そして、それを通じて、
私たちが望む成功を最短ルートで手にするだけです。
だから、私たちは周囲の個人投資家とは違って、
私たちの道を進みましょう。
そして、同時に利益を着実に積み上げ、
成功を手に入れましょう。
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西村 剛
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