シグナルなしは「悪」か?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「シグナルが出ない場合は、どうすれば良いですか?」

昨日、シグナルの話をしすぎたせいか・・・
このようなご質問を数件いただきました。

 

もしかすると、
他にも同じようなことを考えている
システムトレーダーがいるかもしれません。

そこで、、、
今日は、このご質問の回答を
あなたと共有しましょう。

 

昨日の記事では、
この暴落で利益を上げたシステムトレーダーなど

「1/25~26に利益を確定した人が多い」

というお話をしました。

 

そして、それはまさにシグナルの奴隷のごとく、
しっかりと、シグナルに忠実にトレードした結果だと
お伝えしました。

ただ、その一方で、
今回の暴落で、シグナルが出ず
そもそもトレードができなかったという
システムトレーダーがいるのも事実です。

もちろん、それはそのはずです。

あくまでも、この暴落局面では、
そのような状況で威力を発揮する「逆張り戦略」を
メインに運用しているシステムトレーダーが利益のチャンスがあったわけで、

システムトレーダーの全員が
その逆張り戦略を運用しているわけではありません。

もちろん、順張り戦略を主体にしているシステムトレーダー
押し目買い戦略を主体にシステムトレーダーなど

人それぞれだと思います。

 

ただ、逆張り戦略は、めったにチャンスがありませんが、
利益になる確率が高いので、比較的多くのシステムトレーダーが
運用している戦略でもあります。

だから、今回は
たまたま、逆張り戦略を運用する多くのシステムトレーダーが
チャンスをつかんだということにすぎません。

 

もちろん、そのような理由ですので、
逆張り戦略が、他の戦略に比べて良いわけでもなく
悪いわけでもありません。

 

そもそも・・・

逆張り戦略は暴落局面で機能する戦略ですので、
暴落が年に何度もあっては困ります。

だから、、、
この逆張り戦略は、実際のところ、
年に何度もシグナルが発生するとは限らないのです。

それこそ、年に1~2度あるかないかわからないチャンスを
虎視眈々と待つのです。

 

ということは・・・

裏を返せば、逆張り戦略を主体に運用しているシステムトレーダーは、
今回の暴落以外のときは

「シグナルなし」

ということが続いているのです。

 

では、この「シグナルなし」といのは悪なのでしょうか?

 

どうしても、この「シグナルなし」という言葉は、
システムトレード上級者になるまでの過程で、
誰もが「悪」のように感じてしまうようです。

 

でも、よく考えてみてください。

 

逆張り戦略が良い例です。

暴落局面以外は、ほとんどシグナルは発生しません。

もちろん、浅い逆張り、深い逆張りなどあるので、
一概に言えませんが、シグナルの発生回数は多くはありません。

 

ということは、、、

それ以外の年間のほとんどは、

「シグナルなし」

が続いているということです。

 

では、これは悪なのか?

いえ、決してそのようなことはありません。

 

暴落局面以外はシグナルが発生しないということは、
それは

「シグナルが発生しないときは暴落ではないから、
今買っても無駄ですよ」

ということを意味しているからです。

 

これは、斉藤正章さんが以前よく言っていたことですが、

「シグナルなしは、『なし』というシグナル」

ということがあります。

 

つまり、シグナルは2種類ではなく、

○買いシグナル
○売りシグナル
○『なし』=『今売買すべきではない』とうシグナル

の3種類だということです。

 

ただ、多くのシステムトレーダーが
上級者になる過程で、シグナルは2種類だと思い、
なかなか、3種類であることを受け入れることができません。

 

それはそうですよね。
もちろん、そうでしょう。

だって、何度も何度も検証して売買ルールを完成させ、
いざ、実運用しようとしたらシグナルが出ないのですから。

 

思い描いていたは、それこそ

「毎日シグナルが出て、バンバン利益を上げられる!」

というものかもしれません。

 

しかし・・・
実際、システムトレードは、

利益を上げる確率の高いときに着実に利益を拾い、
損失をする確率の高いときはトレードをしない

ということをして、着実に利益を上げていくものです。

 

だから、

「利益を上げる確率の高いときに着実に利益を拾い」のときは、
「買いシグナル」や「売りシグナル」が出て、

「損失をする確率の高いときはトレードをしない」のときは、
「シグナルなし」という結果が出るのです。

つまり、斉藤正章さんの言葉に戻りますが、
シグナルが出ないというのは、「なし」というシグナルなのです。

 

ただ、そうは言っても、
せっかく売買ルールという利益を上げる方法を手に入れたのなら
もっと売買を重ねて利益を積み上げたいというのがシステムトレーダーです。

 

だから、上級者は、

逆張りだけなど、一つの売買ルールだけでなく、
複数の売買ルールを運用して、その局面局面に合わせた
売買ルールを運用するのです。

 

それが、いわゆる「マルチストラテジー」ですね。

 

いかがでしょうか?

少し「シグナルなし」ということへの見方は変わりましたでしょうか?

私がシグナルが出て利益を上げたという話をしすぎたのが悪いのかもしれませんが、
これは、あくまでも、あの暴落局面に強い売買ルールを運用していた人の話です。

もちろん、逆張り戦略の中でもタイプが色々ありますので、
タイプが異なれば、シグナルの出方は違います。

 

ただ言えることは、

シグナルは、あなたの売買ルールを根拠に

「今買ったら(売ったら)利益になる!」
「今売買しても利益にならない!」

ということを正確に教えてくるのです。

 

だから、もしあなたが自分の売買ルールは、
この局面でシグナルが出るはずなのに出ないのはおかしいといって、
それを無視してしたら、自分から

「今売買しても利益にならない!」

という世界に飛び込むことになるので、
それは絶対にしてはいけないでしょう。

「シグナルなしは、『なし』というシグナル」

 

だから、ないときは何もしない
というのが、もうそれはシグナルの奴隷のごとく
忠実にトレードしていることなのです。

私もシグナルが出ないときは、受け入れて待っていますし、
斉藤正章さんも全く同じです。

ぜひ、あなたも一緒にこの状態を受け入れるようにして、
無駄な損失をしないようにしましょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。