日本株急上昇、これはホンモノか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日(1/29)の日本株は、
大きく上昇しました。

日経平均株価は、
前日比2.8%プラスの17,518円30銭、

東証マザーズ指数は、
0.9%プラスの891.34ポイント

でした。

 

株価が急上昇したのは、
日銀によるマイナス金利導入の決定が大きな要因でした。

それにより、為替が一気に円安方向に動いたことで、
輸出関連企業の株価を中心に大きく上昇しました。

 

予想外のマイナス金利導入で株価は急上昇。

しかも、昨日の値動きは
大きく変化しました。

 

だから、、、

「よし!このまま上昇トレンド入りだ!」

と考えている個人投資家も多いかもしれません。

 

でも、それは本当なのでしようか?

そこで今日は、この急上昇は、ホンモノなのか?
それについて、私の見解をお伝えしましょう。

 

まず、私が思うのが・・・

「これで株価上昇の材料が出尽くしたのではないか」

ということです。

 

その理由ですが、
反対のことを考えれば分かります。

ここからさらに株価が上がるためには、
何か必要か考えてみましょう。

 

考えられるのは、以下の3つです。

○中国株の上昇
○原油価格の上昇
○外国人投資家の日本株買い

 

そして、その中でも、私が最も重視しているのが、
「外国人投資家の日本株買い」です。

これが、ここから日本株が
上昇トレンドに入るには、必須でしょう。

 

では、ここ最近の外国人投資家の動きはどうか?

昨日の外資系証券寄付き前動向を見てみると

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

 

昨日も小幅ながら「売り越し」でした。

まだ、上昇トレンドに向けた動きがあるようには見えません。

 

ということは、、、

今回の日銀のマイナス金利導入決定を、
外国人投資家がどのように判断しているのか?

その判断が2/1(月)の外資系証券寄付き前動向に
表れるのではないかと考えています。

仮に2/1(月)の数字が大幅な買い越しであれば、
上昇トレンド入りした可能性もあります。

そして、もちろん反対に
売り越しになるようならば、今回の株価上昇は一時的だと判断できます。

 

ですので、いずれの場合でも、
2/1(月)の外資系証券寄付き前動向は注目です。

この動向次第でこれからの株式市場の動きが見えるかもしれません。

 

しかしながら・・・

もちろん、私たちシステムトレーダーはいつでもやることは一つです。
日々、シグナルを確認して、シグナルとおりにトレードするだけです。

「シグナルの奴隷のごとく」を合言葉に、
株価が上昇トレンド入りしようとも、そうならない場合でも、
右往左往することなく、シグナルとおりにトレードしましょう。

それが、私たちが成功をつかむ最短ルートなのですから・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。