日経平均16000円回復、この急上昇はホンモノか?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

昨日(2/15)の日本株市場は、
大きく反発しました。

日経平均株価で見れば、
16000円を回復です。

昨日に関して言えば、
あれよあれよという間に株価が上昇したので、

「おっ、これでようやく息を吹き返したか!?」

と思うような動きでした。

 

でも・・・
この急上昇、本当に喜んで良いのものなのでしょうか?

 

もちろん、

私たちシステムトレーダーにとっては、
利益の種になりましたので、良い話です。

 

しかし、、、

日本株がこれから上がるのか?
それとも下がるのか?

という意味では、喜べない「たった1つの理由」があります。

 

その理由とは。。。

今日は、そのたった1つの理由についてお話ししましょう。

 

まず、急上昇した
昨日の日本株市場から振り返りましょう。

日経平均株価は、
前日比7.1%プラスの16,022円58銭、

東証マザーズ指数は、
5.9%プラスの 706.85ポイント

でした。

 

前週末に欧米の株式市場が反発し、
為替も円安方向に動いたことを好感したことで、
日本株市場は大きく上昇しました。

やはり、私が指標にしているシグナル数通り、
このように推移していましたので、

/////////////////////////////////

○2/9時点:22銘柄
○2/10時点:39銘柄
○2/12時点:253銘柄

/////////////////////////////////

大底の目安である100銘柄を2.5倍以上も上回った
「235銘柄」を起点に反発しました。

これで、短期的には底を打ったと考えて良いでしょう。

 

しかし・・・
ここからが重要な話です。

 

これから「たった1つの理由」の本題に入ります。
では、昨日のシグナル数はどうだったか?

答えはこうです。

/////////////////////////////////

○2/9時点:22銘柄
○2/10時点:39銘柄
○2/12時点:253銘柄
○2/15時点:47銘柄

/////////////////////////////////

昨日時点で「47銘柄」と、
ピークに比べれば減少しているのですが、
まだ、暴落以前の数字よりは下がっていないのです。

 

この指標から考えると、
もう一段、これから下落があってもおかしくはないでしょう。

このシグナル数が示す通り、
日経平均株価は急上昇しましたが、
シグナル数がまだ暴落の予兆がある数字です。

だから、以前の株式市場のように、
ここから日経平均株価20,000円を目指すような動きは
非常に考えにくいでしょう。

 

しかも、こう考える理由は、もう1つあります。

 

実は、これが「たった1つの理由」です。

この指標を見てください。

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

 

いかがでしょうか?

日々熱心に勉強しているあなたであれば、
もうお気づきでしょう。

 

そうですね、、、
外国人投資家が、日本株を買っていないのです。

昨日の外資系証券寄付き前動向をみると、
前営業日で欧米の株式市場が大きく上昇したにもかかわらず、
「売り越し」が継続しています。

やはり、彼らが本格的に買い越しに転じない限り、
日本株の本格的上昇は難しいでしょう。

 

つまり・・・

今回の反発は、あくまでも「暴落からのリバウンド」だと
考えたほうが良いでしょう。

 

ですので・・・

ここからが私たちシステムトレーダーが注意したいことです。

 

逆張り戦略で、上手く底値近くを捉えて
今、含み益を抱えているシステムトレーダーも多いでしょう。

そうなると、怖いのが
いくらシステムトレーダーでも人間です。

そして、人間は欲深い生き物です。
そうなると、何が起きるかというと・・・

「含み益を拡大させるために、売りシグナルを無視して保有し続ける」

ということです。

 

もちろん、それをした時点で、
私たちシグナルの奴隷のごとく売買するトレーダーですので、
システムトレーダーではなくなります。

 

それと同時に、この瞬間は良いかもしれませんが、
また株価が下がり、一気に含み損に転落することはよくある話です。

だから、決して欲をかかず、
シグナルが出たら、その通りに手仕舞いしましょう。

 

斉藤正章さんはよく言います。
「シグナルは統計的に見て、一番利益を上げやすいところ」と。

もう色々なところで耳にしていると思いますが、
株価の底と天井をつかむことは、到底できません。

ですが、シグナルを目安にすれば、
おおよそ、それに近いところでつかむことができます。

そして、その結果がシグナルです。

だから、欲をかいたときは、不可能なことに手を出そうとしているだけで、
現実的なことから目を背けた瞬間だということです。

 

でも、私たちシステムトレーダーは、
そういった、いわゆる一般的な個人投資家とは違います。

日々熱心に勉強し、売買ルールを作成し、
着実に利益を上げられるように訓練している
素晴らしい個人投資家です。

だからこそ、この詰めの部分で、
一般的な個人投資家にならないように、
着実に利益を積み上げていきましょう。

シグナルの奴隷のごとく、シグナルに忠実に売買する

それが、私たちの絶対的なルールです。

 

どうやら、今年はこういった暴落が
比較的頻繁にありそうな気配です。

ぜひ、今回の暴落を含め、過去の暴落を振り返り、
売買ルールの改良や心構えをしておくと良いでしょう。

今年は、その効果が比較的すぐに出やすいかもしれませんよ。

だから、あとはあなたがここから
行動するか、しないかで、今年の利益は大きく変わるでしょう・・・

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。