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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「西村さんは、新しい売買ルールのヒントを
どのようにして手に入れているのですか?」
ここ最近、このようなご質問を多くいただきます。
やはり、このようなご質問をいただき理由は、
少し前までは、他人の作成した売買ルールを真似したり、
売買ルールは販売していますので、
そういったものを手に入れてシステムトレードをするのが
主流だったからなのでしょう。
しかし・・・
今は、それだけでは通用することが
難しい相場環境に突入し、
仮に他から手に入れた売買ルールでも
自分流に改良することが、利益を上げるコツ
だということでしょう。
だから、このようなご質問をいただく機会が増えるのも
当然の話なかもしれません。
では、実際私がどうのようにして
新しい売買ルールのヒント、、、
つまり新しいアイデアを手に入れているのか、
その中身をお伝えしましょう。
まず、一言でいえば、それは、
新しいアイデアは「ピザ屋」に聞け!
ということです。
う~ん、ご存じの方は、
「あ~」という話かもしれませんが、
ご存じない方は、「???」という一言でしょう。
これは何を意味するかというと、
「第三者から話を聞く」
ということです。
例えば、私でいう第三者は、
システムトレード以外をしている個人投資家です。
トレーダーでも個人投資家でも
どちらでも良いのですが、
いずれにしても、システムトレーダー以外です。
特に参考にしているのが、
裁量トレーダーと言われる人たちです。
彼らの多くは、、、
私たちシステムトレーダーとは違って、
日々、新しい銘柄を追いかけて、情報を集めています。
ある意味、私たちシステムトレーダーは、
株価も銘柄も、それらの情報が全くと言ってよいほど関係ないので、
そのあたりの感覚が非常に薄くなりがちです。
だから、私は彼らと話をして・・・
○今どのような銘柄に注目しているのか?
○今の相場についてどのように考えているのか?
○上手くいっているトレーダーはどんな手法を使っているのか?
などなどを聞きます。
そして、同時にシステムトレードに活用できる
アイデアはないかと集中することで、
何かこう「パっ」とつながる瞬間があるのです。
また、私の投資仲間で、
この日刊メールマガジン【システムトレードの達人】の
執筆者でもあるJACKさんからも、そのアイデアをもらいます。
例えばJACKさんと先日話したとき、
「今の相場では、普通にトレードしても利益になりにくいから、
株価が100円未満の低位株に注目している。」
という話を聞きました。
そこで、私は、、、
○下落相場で株価100円以下の低位株を買うような売買ルールはできないだろうか?
○日経平均株価のボラティリティが低いときに
株価100円以下の低位株を買うような売買ルールはできないだろうか?
○株価100円以下の低位株の銘柄数を使ってトレンド判定が出来ないだろうか?
とアイデアを巡らせました。
もちろん、これが本当に有効かは分かりませんので、
ここからは、検証あるのみです。
ただ、私はこういった私たちシステムトレーダー以外から
こうやって、新しいアイデアを仕入れています。
ちなみに、「ピザ屋」の話をしましたが(笑)
これは、ウソか本当かは知りませんが、
アメリカの寓話か何かで・・・
とある会社のミーティングで行き詰っていたので、
ピザ屋さんピザを届けてもらったところ、
そのピザ屋さんが、ミーティングのホワイトボードを見て、
「何をそんなに悩んでいるのですか?
これカンタンですよね。これとこれをつなげればいいだけじゃないですか!」
「お~~~~~~~!」
ということがあったようです。
もしかしたら、単なるアメリカンジョークかもしれませんが、
いわんとしていることは、第三者の視点で見れば、
当事者では複雑に考えてしまうことを、
シンプルに捉えて、解決策を見出してしまうということです。
だから、システムトレードのアイデアも
システムトレーダーとだけ話し合うだけでなく、
他のトレード法や投資法をしている人たちと話すことで、
案外カンタンに出てきてしまうということなのです。
これは、有効な方法ですので、
ぜひ、あなたもシステムトレーダー以外の人たちに会ったときは
チャンスと思って、いろいろと聞き出しておきましょう。
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西村 剛
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