日本株、これで下落トレンド突入か?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日の暴落の話に再び
不穏な話題です・・・

ただ、昨日の暴落は、
私たちシステムトレーダーにとって、
利益を積み上げるチャンスですので、

私たち以外の個人投資家と違って、
これは良い話題だったでしょう。

 

しかし・・・
今日は「下落トレンド突入」という話題です。

 

もちろん、

システムトレードは下落トレンドでも
十分に機能し、利益を上げられます。

 

ですが、、、

ここ2~3年でシステムトレーダーになったあなたは、
システムトレードで下落トレンドを経験していないので、
いざ実際になると、少々戸惑う部分もあるかもしれません。

だから、もう先を見越して
私たちシステムトレーダーは準備に入りたいところです。

 

では、なぜ今月は株式市場が
好調だと言っておきながら、
「下落トレンド突入」なのか?

 

その理由をお伝えしましょう。

 

まず、その理由をお伝えするにあたり、
昨日(4/1)の株式市場を振り返りましょう。

 

昨日の日本株市場は、続落しました。

日経平均株価は、
前日比3.5%マイナスの16,164円16銭、

東証マザーズ指数は、
前日比2.9%マイナスの991.24ポイント

でした。

 

ここ最近好調だった新興市場も、
昨日は下落しました。

 

では、なぜ株価は下落したのでしょうか?

実は、この理由が、
これから下落トレンド突入を意味するものです。

だから、ここから注意して
話を聞いてください。

 

昨日株価が下落した原因は、

寄り付き前に発表された「日銀短観」が
予想を下振れしたからです。

 

それにより、
投資家心理が悪化し、
それに引きずられるように日本株は大きく下落しました。

 

おそらく、この話を聞いただけでは、
「あ~、そうなのか~」という程度でしょう。

だからこそ、昨日の下落には注意してもらいたいのです。

 

昨日の株価下落は、

アナリストとしての私の立場から見ると、

「今の日本株の弱さが露呈した」

と考えています。

 

単純に考えれば、

株価と景気は密接に関係があるので、
「日銀短観」の発表内容によって、株価が変動するのは当然です。

 

そして、この発表が今回は、
下振れしたのであれば、それは景気悪化を意味するので、
株価が下落するのは当然でしょう。

 

ただ、ここで考えてもらいたいのが、
もし、日本株が強かったら・・・ということです。

もし、日本株が強ければ、

○景気悪化が鮮明になったことで、更なる金融緩和が期待できる
○景気悪化が鮮明になったことで、消費税増税延期が期待できる

と、これらをポジティブに捉えます。

 

だから、一時的に株価は下がるものの、
その後、株価が上昇に転じるものです。

 

しかし・・・

今回のように、悪材料をポジティブではなく、
ネガティブに、そのまま受け止めるようになると、

 

それは、、、

「日本株が下落トレンド入りしている証」

だと考えています。

 

そして、この状況は輪をかけ、
悪材料の大小に限らず、些細な悪材料でも、
株価が大きく反応し、大きく下落してしまうことがあります。

また、それにさらに輪をかけ、
投資家心理が悪化し、暴落を引き起こすのです。

まさに「負のループ」というものでしょう。

 

だから、この数日間の下落は、
ちょっとした一時的な下落ではなく、

「下落トレンド突入」を意味するものの可能性が高いのです。

 

もちろん、これは私の思い過ごしかもしれません。

ですが、これまでの下落トレンドをみると、
このような兆候が見られます。

 

今年は、年初から統計にはない株価の動きをしているので、
どうなるかわからない部分もありますが、

過去の動きから考えると、
やはり、その可能性が高そうなのです。

だからこそ、私たちシステムトレーダーにとっては、
再び暴落という利益を上げるチャンスが到来するでしょう。

そのとき、着実に利益を積み上げられるように、
今のうちから、しっかり準備をしておくことを強くオススメします。

もしかすると、

ここからが、本格的にトレンドに関して、
頭の切り替えどきかもしれません・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。