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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「損はしたくないです。
でも、毎月コンスタントに利益を上げたいです。
どうすればよいでしょうか？」
まさにこれ、、、
「損失を受けずに利益を上げる方法」
というやつですね。
さ～、あなたはこんな夢とも思える方法、
あると思うでしょうか？
それとも、ないと思うでしょうか？
はたまた、この質問は、
架空のものだと思うでしょうか？
色々な回答がありそうですが・・・
まず、この質問ですが、
実際にあります。
さすがに、これだけシステムトレードで
最大ドローダウンなどの話をしているので、
システムトレーダーのあなたであれば、
利益を得るには、最低限のリスクを伴うというのが必須でしょう。
（あっ、答えを言ってしまいましたね・・・（笑））
ただ、今年は年初から株価動向が
例年と違う動きをしたり、
これまで一本調子上がってきた株価が
低迷していることから・・・
「本腰を入れて株式投資をはじめたい」
という方から、お問い合わせをいただく機会が増えています。
もちろん、何かと始めるきっかけになる
4月ということもあるでしょう。
そのようなこともあり、
この質問は、比較的これから株式投資を始める方や
システムトレーダーに、これからなろうとする方から
比較的よくいただくご質問なのです。
ただ、先ほど答えを言ってしまいましたが、
株式投資やトレード利益を上げるには、
「リスク」
が必須です。
株式投資やトレードの原理原則は、、、
「リスクをとってこそ、リターンを得られる」
だから、こればかりは仕方がありません。
つまり、リスクを取らずですので、
損失なしで利益を上げることは、ほぼ間違いなく不可能だということです。
ただ、株式投資やトレードの経験が浅い方は、
どうしても、長期的に見た利益をよりも、
短期的に、もしくは目先の超短期的な損失に一喜一憂してしまうので、
それを忘れがちです。
だから、期待に沿った回答ができず、
申し訳ないのですが、
「損失を受けずに利益を上げる方法はない」
と思考を切り替えたほうが良いでしょう。
しかし・・・
だからといって、むやみに損失を受ける必要はありません。
損失も受けてよい内容と、
受けてはいけない内容があります。
例えば、受けて良いのは、
「自分が許容できる範囲内」です。
一方、受けてはいけないのは、
「自分が許容できない範囲」です。
つまり、私たちシステムトレーダーは、
「自分が許容できる範囲でリスクを取り、
その範囲内で得られる利益を最大化する」
ということが良いのでしょう。
だから、もう一つの原理原則を考えれば、
○ハイリスク・ハイリターン
○ミドルリスク・ミドルリターン
○ローリスク・ローリターン
などの言葉があるように、
自分のリスク許容度に見合った利益を求めるということです。
ですが、その中でも、
私たちシステムトレーダーは、
限界まで、リターンを上げることが目標でしょう。
つまり、こうなります。
ハイリスクの中でも、最大にリスクを抑えて、ハイリターンの中のハイリターン
ミドルリスクの中でも、最大にリスクを抑えて、ミドルターンの中のハイリターン
ローリスクの中でも、最大にリスクを抑えて、ローターンの中のハイリターン
などように、ある意味、原理原則の中でも
可能な限りリスクを小さくして、
可能な限りリターンを大きくするのが
私たちシステムトレーダーです。
だから、システムトレード以外の方法であれば、
あくまでも、原理原則通りかもしれませんが、
私たちシステムトレーダーは、
検証という方法で、強い味方の売買ルールを作れるので、
ある意味、理想形に近い利益を得ることができるでしょう。
ただ、それにはやはり、
○リスクを取らずに利益を上げることはできない
○目先の損失にとらわれず、長期的視点でリスクとリターンを見る
ということが必要なのです。
そして、同時にリスク、つまり損失を
うまく自分でコントロールしながら利益を上げることがコツでしょう。
株式投資でもシステムトレードでもそうですが、
株は、勝ち負けを繰り返しながら、少しずつ利益を積み上げていくものです。
全戦全勝というのは、まずあり得ません。
もしあっても、その分、何かへこんでいるものはあるはずです。
仮に、それが損失でなくても、時間や労力かもしれませんし。
ただ、リスク、つまり損失の出し方をコントロールして
利益を最大化していくことは可能です。
そして、それを実現できるのは、
検証という方法に裏付けられた、
このシステムトレードだと考えられるでしょう。
もちろん、ほかにも方法があるかもしれませんが、
プロの私の目からすると、これが一番安全な方法かな～と思います。
そうそう、、、
このリスクとリターンの話ですが、
昔から「株は余裕資金で行なうべき」といった格言がありますね。
ということは、株は100％勝ち続けるのではなく、
どこかで損失を受けるから、生活費全力投入ではなく・・・
心に余裕の持てる余剰資金でやりましょうということですよね。
つまり、そういうことなのです。
では、ここから私たちシステムトレーダーは、
自分で許容できるリスク範囲を最小にして、
得られる利益を最大にして、着実に利益を積み上げていきましょう。
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西村 剛
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