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From；西村剛
東京の自宅より、、、
昨日（5/2）の日経平均株価が
大きく下落しました。
マイナス518円。。。
これは、思ってもいない
大幅下落です。
ここ最近、ズドンと下がることがあっただけに、
このまま日本株がどうなってしまうのか、
心配な方も多いかもしれません。
そこで、、、
今日は、単刀直入に
これから日本株がどうなるのか、
それについてお話ししましょう。
まず、今回は結論から言います。
この今後の日本株が
どうのように推移するかは・・・
「為替次第」
ということが
昨日の大幅下落で分かりました。
良くも悪くも、
ここからは、日本株そのものよりも、
この為替によって左右される可能性が高いのです。
そこで、いったん昨日の株式市場を
振り返ると・・・
日経平均株価は、
前日比3.1％マイナスの16,147円38銭、
東証マザーズ指数は、
前日比0.08％プラスの1132.49ポイント
でした。
この要因は、次の2点です。
1点目は、、、
4/28に行われた日銀の金融政策決定会合で、
追加金融緩和の実施を見送ったことで、
円高が引き続き加速し、1ドル106円台まで進んだことです。
2点目は、、、
米国株式市場が下落したことです。
この2つを受けて、
昨日の日本株市場は、大幅下落しました。
では、ここから日本株が
どのように推移するか？
それは、、、
先ほど申し上げたように、
どうやら「為替次第」になりそうなのです。
つまり、日本株の今後の動向は、
良くも悪くも、為替に左右されるということです。
よって、
○円安になれば株高、
○円高になれば株安
このような構図が、これから描けるでしょう。
ということは、
ここから先、更に円高になるのか、
それとも、円安になるのかがポイントだということです。
では、これから為替は
どちらに動く可能性が高いのでしょうか？
それを考える上で、
一つ重要な材料があります。
それは、、、
アメリカ政府が29日に発表した報告書です。
その報告書で、アメリカ政府は、
日本の為替政策を「監視対象」にしました。
では、この監視対象が何を意味するかですが・・・
このことにより、
アメリカ政府は、日本に対して、
「不必要な為替介入を行なった場合、為替操作国として何らかの対処を行なう」
という警告を出したことになりました。
つまり、このような警告が出てしまったことで、世の中は、
「日本政府は円高が進んでも為替介入できない」
と考えたのでしょう。
そして、その思惑から、
一気に円高が進んでしまったのだと考えられます。
ちなみに、今のところ麻生財務相は、
「我々の対応は制限されない」
とコメントしています。
しかし、、、
警告が出たことは間違いないので、
施策を立てる際、何らかの心理的な歯止めになることは間違いないでしょう。
そうなると、目に見えた制限はないものの、
実質的には、少なくとも、これまでよりも自由度が下がり、
制限はかかってくるでしょう。
そうなれば、、、
当面、円高傾向が続き、
日本株は、乱高下する展開が予測されます。
ですので、、、
当面は、為替動向に注目しながら、
株式市場の動きを見ていくと良いでしょう。
しかしながら・・・
私たちシステムトレーダーは、
いつでもやることは同じです。
もし、株価が乱高下すれば、
それは、売買ルールが機能するチャンスです。
だからこそ、目先の株価の動きに右往左往することなく、
シグナルの奴隷のごとく、シグナルに忠実にトレードしましょう。
そして、周囲の個人投資家たちが、
乱高下する株価に右往左往するのを横目に、
私たちシステムトレーダーは
着実に利益を積み上げていきましょう。
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西村 剛
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