効率良く売買ルールを改良する2つのポイント



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日、、、
シグナル通りにトレードできない原因として、

「そもそも自分に合った売買ルールに改良されていない」

というお話をしました。

 

これは、今更だけど、
「そうだな~」と強く実感した、
システムトレーダーもいたことでしょう。

特に、ここからは、
アベノミクス相場で一辺倒に上昇していたのが、
風向きが変わりつつあります。

上昇トレンドの後には、
必ず下落トレンドがくるので、
もしかすると、ここから本格的な下落トレンドに
突入するかもしれません。

 

ちょうど、今月22日に開催する
システムトレーダーズ・ミーティングでは、
その本格的な下落トレンドに向けて、

「どのようにリスク管理すべきか?」

ということを中心に
現役システムトレーダーの芝氏に
セミナーをしていただきます。

 

そして、このリスク管理ですが、
資金管理等で管理するのも良いのですが、

実は、それ以前のこととして、
この「自分に合った売買ルール」という部分が
肝になってきます。

私が日々接しているシステムトレーダーのほとんどは、
本格的な下落トレンドを経験していません。

なぜなら、それはアベノミクス相場を機に
システムトレーダーになった人が多いからです。

だから、私はこの本格的な下落トレンドに向けた準備として、
自分に合った売買ルールに改良することを、
今強くお伝えするようにしています。

 

これは体験してみないと分からないことですが、
いくら着実に利益を積み上げられるシステムトレードでも、

下落トレンド特有の雰囲気にやられてしまい、
それに引っ張られかねない部分もあります。

まさに、メンタル勝負になる局面ですので、
この自分に合ったというのが肝になってくるのです。

 

さて、昨日そのようなお話しをしましたが、
それに関連して、その前の段階の話として、
このようなご質問を多数いただきました。

 

「売買ルールを改良したいのですが、
そもそも、どのように改良してよいか分かりません。
何かヒントはないでしょうか?」

 

そうですね、、、

もちろん、自分に合った売買ルールに改良するのも重要ですが、
そもそも、どうやって改良したら良いのか?という部分が
疑問なのは当然です。

改良方法は、無限大にあるので、
もちろん、私がここで全てをお伝えすることはできませんし、
仮に伝えたとしても、それが全てかは分かりません。

それくらい、無数にあるということです。

 

ですので、ご質問の通り、

「ヒント」

になってしまいますが、そのヒントを今日はお伝えしましょう。

 

ヒントのキーワードとして、
この2つを挙げます。

 

○何を改良したいのか?
○トレード一覧を詳細まで見る

 

1つ目の「何を改良したいのか?」ですが、
これは案外やってしまいがちなことです。

システムトレード初級者が陥りやすい部分かもしれません。

 

改良と言っても、
何を切り口に改良するかを決めないと、
これは本当に困ってしまうものです。

そうしないと、やみくもに改良を続け、
終わりの見えないゴールに向かい、
最終的には迷路に入り込んでしまいます。

そうならないためにも、
「何とを改良したいか」明確にしてから
改良に取り組むのです。

 

例えば、、、

○合計損益を増やしたい
○勝率を高めたい
○ドローダウンを小さくしたい

などなど、改良の目的を明確にします。

そして、明確にしたら、
全部一気に改良せず、1つずつ改良を進めていくのです。

単純な話ですが、
たったこれだけをすれば、売買ルールの改良は進みます。

そして、改良が進めば、
それは、あなたの求める結果につながるでしょう。

だから、まずこの「何を改良したいか?」を明確にしましょう。

 

そして、次にその「何を改良したいか?」を明確にしたら、
今度は、2つ目のキーワードである

「トレード一覧を詳細まで見る」

をします。

 

「何を改良したいか?」を明確にすると、
今まで何となく全体を見ていたトレード一覧から、
改良の材料が見えてきます。

 

例えば、あなたがドローダウンが小さくしたいと思うのであれば、
ドローダウンが起きている期間のトレード一覧を
一つ一つしっかりと確認します。
このとき、チャートを確認するのがオススメです。

 

そうすると、

○仕掛けのポイントを一日ずらしたらどうだろう
○指値を厳しくしたらどうだろう
○ドローダウン発生時の日経平均株価の動きはどうだろう

などなど、以前よりも、何か改良のヒントになる視点が
あなたの中に生まれてきます。

そうなれば、もうあなたの勝ちです。

 

あとは、一つずつ地道に検証を重ね、
あなたが考えたことが、本当に改良につながるか
確認するだけです。

仮に、一つが上手くいかなかったとしても、
それは、単にこの方法では上手くいかないということが分かったに過ぎないので、
どんどん次に取り組みましょう。

そうすることで、きっとあなたの売買ルールは、
あなたの希望通りに改良されていくでしょう。

 

○何を改良したいのか?
○トレード一覧を詳細まで見る

この単純な2つのことですが、
威力は非常にあります。

ぜひ、あなたも実践してみてくださいね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。