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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
4000回・・・
この回数の意味は、
おいおい説明しますが、
あなたは、パッとこの数字を聞いたとき、
いったいどのような感覚を持ったでしょうか?
おそらく、、、
回数だけで判断すると、
非常に大きな数字でしょう。
ただ、この回数・・・
もちろん、何の回数によるかで
その意味合いは変わりますが、
トップ1%のあの人たちは、
だいたいこれくらいやっているようです。
と、、、
あまり、この回数の意味を引き延ばしても
仕方がないので、そろそろ説明しますが。。。
この回数は、
エグゼクティブ・システムトレード・プログラムのメンバーが
一つの課題をこなすのにしている検証回数です。
このプログラムは、
精鋭されたトップ1%のシステムトレーダーが
斉藤正章さんから直接指導を受けるものです。
そして、月に1回集まり、
毎回出た課題をこなすのですが、
その課題をこなすのに、
このプログラムに参加するメンバーは、
4000回の検証を重ねているのです。
ただし・・・
これは、あくまでも課題発表があり、
そこから提出期限があるので、
言い換えれば、その期間内でできる検証回数でもあります。
また、必ずしもその回数をこなしたからと言って、
売買ルールが完成するわけではなく、
未完成の場合もあります。
つまり、このレベルのシステムトレーダーは、
最低でもこの「4000回」という回数をこなして、
着実に利益を積み上げることができる売買ルールを作成するのです。
では、この4000回という検証を重ねる彼らは、
どのようなレベルかと言いますと・・・
先日開催された際に聞くと、
メンバーの95%は、今年も安定的に利益を積み上げています。
しかし・・・
残りの5%のメンバーは、
やや損失を受けてしまっているようです。
ただ、、、
これはもし、あなたが損失を受けているなら
勇気を与えられる一言かもしれませんが、
斉藤正章さん曰く、
今年は、厳密な売買ルールや
統計的に見て、本当に優位性の高い売買ルールを持つ人ほど、
やられやすくなっているとのことでした。
だから、そのメンバーの中でも
「えっ?この人が!」
という人ももちろん入っていたのです。
ただ、だからといって
焦っているメンバーは全くいませんでした。
課題をこなすのに4000回の検証をしているのですから、
実運用している売買ルールの回数といったら
途方ない回数でしょう。
それだけの回数をこなしているのですから、
売買ルールへの信頼性は、絶対的です。
だから、「ま~、今はやられているけど」
というくらいで、傍から見ればのんびりしたものです。
と・・・
よく私は、回数をこなせば
それだけ売買ルールへの信頼性が高まるという話を
以前からしていますが、これが典型例でしょう。
では、なぜ彼らは、
そのような回数をこなすことができるのでしょうか?
その答えは単純です。
もし、最後の4000回目の検証をゴールとするなら、
残りの3999回は、
「こうやると上手くいかない」
ということが分かったに過ぎないからです。
つまり、毎回の検証は、
あくあまでもゴールに到達するために
絶対的に必要な過程であり、決して失敗ではないのです。
彼らのようなトップ1%に入るシステムトレーダーは、
予め、検証をどのように進めるか計画を立てます。
以前、そのような話はしましたが、
その計画の内容は、全てが仮説ですので、
その仮説を一つずつつぶしていくのです。
そうすると、上手くいけばそこで検証ストップですが、
望む結果が得られなければ、次のパターン、次のパターンと
どんどん進めていくのです。
毎回の検証結果に一喜一憂することなく、
ある意味、地図を見て目的地に進むように、
その通り道を一つずつ確実につぶしていくのです。
そして、いよいよ目的地に到達という地点で
検証回数を振り返ると4000回という回数であって、
4000回を目標にしているのではなく、
望む検証結果を得るためにふんだ過程が、その回数だということです。
だから、3999回の検証は
決して無駄ではありません。
望む結果を得るために絶対に必要な
通り道なのです。
でも、システムトレーダーになりたての頃は、
なかなかその感覚がつかめず、
「も~、何回もやっているのに!」
と、毎回の検証結果に一喜一憂してしまいます。
でも、、、
その結果を踏まえて、このパターンは通じないなど
しっかりと理解しておけば、それは次への材料になるのです。
つまり、彼らのようなトップ1%のシステムトレーダーは、
そのような考えの中で、検証4000回を進めているのです。
反対に言えば、そのような考え方で検証をすすめれば、
あなたもトップ1%のシステムトレーダーになることができます。
だから、もしあなたが検証結果が1回出るたびに
一喜一憂しているなら、視点を変えて、
「こうやると上手くいかない」
ということが分かったという気持ちで挑むと、
全く見える世界が違うでしょう。
これは、あなたがさらに一歩上に行くために必要であり、
一つのカベを乗り越えるために必要なものです。
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西村 剛
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