あ゛~~~、シグナルが出ない!!!



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「あ゛~~~、シグナルが出ない!!!」

なんて、あなたはきっと、
苛立っていることはないでしょう。

 

むしろ、、、

「あれ?気が付けば今週はシグナルが出なかったな~」

と、平然と過ごしている
システムトレーダーの一人でしょう。

 

もちろん、あなたにとって
シグナルが出ないことは全く問題ありません。

 

なぜなら・・・

シグナルが出ないということは

「今、売買しても利益になりにくい」

ということですからね。

 

だから・・・

間違っても、

「あ゛~~~、シグナルが出ない!!!」

なんて、いら立っていることはないでしょう。

 

さて、そのシグナルが出ない理由ですが、
今日は、その理由についてお答えしましょう。

もちろん、あなたはシグナルが出ないことを
受け止めているので、どちらでも良い話かもしれませんが・・・

では、その理由をお答えするにあたり、
まず、昨日の日本株市場を振り返りましょう。

 

昨日(6/10)の日本株市場は、
値動きが小幅でした。

日経平均株価は、
前日比0.4%マイナスの16,601円36銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.2%プラスの1165.55ポイント

でした。

 

昨日、これからの日本株市場は、
外国人投資家の動きで変化する話をしましたが、

今のところ、投資家全体が
英国のEU離脱をめぐる投票を控え
様子見姿勢が強まっていることもあり、
その影響で、小幅な値動きにとどまりました。

まさに、これが今シグナルが出ない理由そのものでしょう。

 

今の日経平均株価の動きを見ると、
まさに、上りもぜず下がりもせずの

「ボックス相場」

です。

 

いくら、安定期に利益を上げることができるシステムトレードでも
ボックス相場だけは、シグナルがどんどんでる時期ではありません。

使っている売買ルールによっては、
全く出ないこともあるでしょうし、
出ても、それほど多く出ないでしょう。

ある意味、ボックス相場は、
システムトレード泣かせと言えば、
そうなるでしょう。

 

ちなみに、、、

一つ補足しておくと、
なぜ、システムトレードは安定期的に利益を上げられるかですが、
その理由の一つとして、

「利益の上げにくいときに無理に売買しない」

ということがあります。

 

システムトレードで判断する限り、
シグナルが出ない売買ルールの方法では、
少なくとも、今は損失を受ける可能性が高いです。

ただ、システムトレードは
それを「シグナルなし」で知らせてくれるので良いのですが、
他のトレード法や投資法だと、そういったシグナルがないので、
トレードできない、投資できないことに我慢できず、
無理に売買してしまうことがあります。

そうなると、今の状況は
統計的に見て、利益になる確率が低いときなのですから、
自ら損に足を突っ込むことになります。

ですが、システムトレーダーのあなたは、
そういうことがありません。

だから、こういったムダな損失を抑えつつ
一方で、小さくでも良いので着実に利益を積み上げるので、
どんどん利益が大きくなり、以前の方法より良かった
という結果が生まれるのです。

ある意味、これがシステムトレーダーが
利益を上げられる一番のポイントと言っても良いかもしれません。

 

さて、そんな状況ですので、
もし、あなたの売買ルールもシグナルが少なかったり、
シグナルが出ないようであれば、
せっかくのチャンスですので、このボックス相場を研究してみましょう。

 

私も常々、このボックス相場があった場合、
研究をしているのですが、

 

例えば、今の日経平均株価のチャートをみて、

○終値と25日移動平均線の乖離率はどれくらいの幅にあるのか?
○出来高は増えているのか?減っているのか?
○RSIやボリンジャーバンドなどのテクニカル指標で見た場合、今はどのような状態にあるのか?

という視点で見てみます。

 

そうすると、今持ち合わせている売買ルールでは
利益を上げにくい相場でも、新たなアイデアを入れることで、
ボックス相場で利益を上げる売買ルールを作成することが可能です。

アベノミクスバブルが始まる前に
に比較的長期のボックス相場がありましたが、
それ以降、あまりこのボックス相場はありません。

だから、このボックス相場に関しては、
案外システムトレーダーの中でも、研究している人は少ないでしょう。

 

というより・・・

値動きが小さいということは、
利益になるチャンスが少ないと考えるのが一般的なので、
それほど重要視していない可能性が高いでしょう。

もちろん、これは私たちシステムトレーダーに限らず、
他の個人投資家もそうだと思います。

だからこそ、このボックス相場の研究にはチャンスが眠っています。

他の人が関心を寄せないところですから、
そこであなたが早く動けば、それだけ利益のチャンスは広がるでしょう。

本当に、なかなか巡り合わせのないボックス相場です。
しかし、今なら現実に照らし合わせながら色々と研究できるチャンスです。

過去のデータとにらめっこするよりも
こういった生きた材料のほうが、何かと良いことが多いものです。

ですので、ぜひこのチャンスをあなたは活かしてくださいね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。