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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「1年後に2倍を狙えそうな銘柄を教えてください」
「高配当で株価の値上がりが期待できる銘柄を教えてください」
「株価が10倍になるような大化け銘柄を教えてください」
ここ最近、雑誌などのメディアから、
このようなテーマの依頼が増えています。
まさにどれもこれも
一言でいえば、
「大化け銘柄を見つける方法」
ですね。
きっと、システムトレーダーのあなたは
このような大化け銘柄には全く興味がないと思います。
だって、私たちは大化け銘柄ではなく、
日々着実に利益を積み上げて、
そして、気がつけば大きな利益を生み出すトレーダーです。
だから、彼らのような
「一攫千金」を夢見る人たちとは、全く違います。
しかし・・・
世間の株式投資のイメージや
私たちシステムトレーダー以外の個人投資家が望むのは、
「一攫千金」です。
もしくは、9回裏2アウト、カウント2-3の
「一発逆転満塁ホームラン」でしょう。
いずれにしても、
本当に利益がほしいときまで、じっくりと準備をして、
そのときが来たら利益を上げるというよりも・・・
美味しいところだけほしい
というのが彼らの本音でしょう。
そして、そのような個人投資家が
一番多いのも事実なのでしょう。
だから、メディアは私に対して、
彼らが好きそうな、あのようなテーマをもってくるのです。
彼らの中では、常識的な考えであり、
私たちからすれば、常識はずれな考えのこと、
まさにそういったところでしょう。
そのようなこともあり、
私の本心をいえば、このようなテーマ来たときは
非常に心苦しく、残念に思います。
もちろん、この「大化け銘柄」の発想は悪いものではありません。
アナリストの中でも、
そういったものばかり、上手く当てている人もいます。
しかも、ある種の神がかり的な様子で
上手く当てていきます。
ただ、正直にいえば、
私は、なぜそのような銘柄が見つけられるか不思議です。
なぜなら。。。
時代は、銘柄よりも「方法論」になっているからです。
「大化け銘柄」という言葉がある通り、
私たちシステムトレーダー以外の個人投資家の関心は
「銘柄」
にあります。
方法ではありません。
完全に「銘柄」です。
だから、私のところのスタッフも
友人などに仕事の話をすると、
「ね~、儲かる銘柄教えてよ!」
と言われる機会が多いそうです。
もしかすると、今はシステムトレーダーとして、
着実に利益を積み上げているあなたも、
過去は、そのようなことを言っていたかもしれませんよね。
でも、そうではないのですよね。
今の時代の株式投資というのは。
いや、トレードというのは・・・
システムトレーダーのあなたが一番実感していると思いますが、
「今の時代、銘柄に固執せず、短期売買で利益が上がる銘柄を常に探しながら、
売買を繰り返したほうが、利益が上がる」
と思いませんか?
おそらく、過去にとらわれている個人投資家は、
「一発逆転する銘柄を発見して、長期保有して上がりきったら利益を確定させる」
そんなことを考えているでしょう。
つまり、私たちシステムトレーダーと
過去にとらわれている個人投資家とは、
「短期:長期」
「短期で売買を繰り返す:一つの銘柄を長期保有する」
と全く反対の方法を考えているのです。
しかも、もう少し突っ込んで言えば、
私たちシステムトレーダーは、
常に、銘柄を探してはいますが、、、
それは、あくまでも売買ルールに合致する銘柄であり、
シグナルが出た銘柄のことを指すので、全く固執していません。
それこそ、売買するときに、
この銘柄がどんな会社か分かりません。
よくある話ですが、
システムトレーダーに「今、保有している銘柄は?」と聞かれても、
全くと言ってよいほど、分かりません。
唯一あれば、売買ルールに合致しやすい銘柄があるので、
頻繁にその銘柄を目にすれば、社名くらいは知っているという程度でしょう。
それくらい銘柄に固執していません。
むしろ、「売買ルール」という、
「この条件(方法)に合致した銘柄を売買すれば利益が上がる」
という発想です。
だから、売買ルールという方法論に固執しているだけで、
銘柄は全く関係ないのです。
ですが・・・
私たち以外の個人投資家は、違います。
何度もお伝えしているように「銘柄」に固執します。
常に、上がりそうな銘柄を探して、
その銘柄で一発大きな利益を上げようとします。
だから、比較的長期保有の投資法になります。
もしくは、トレード法かもしれません。
ですが、、、
彼らにとっては、その投資法やトレード方は関係ありません。
関係あるのは「銘柄」です。
それが分かりやいのが、
私もメディアから、こう聞かれることはありませんし、
スタッフも友人などから、こう聞かれたことはないのですが、
「利益の上がる方法を教えてよ」
とは、ほぼ間違いなく言われません。
言われるのは
「利益の上がる銘柄」
です。
やはり、銘柄に固執しているのです。
以前、テクニカルアナリストの横山利香さんが
「今の時代、長期投資する理由がない」
と言っていました。
これは、まさに銘柄に固執する必要がないということです。
だから、横山さんも、
自分の決めた「利益の上がる銘柄の基準」に合致した銘柄を、
循環させるように短期売買を繰り返し、
利益を積み上げていっています。
今の時代は、銘柄に固執するのではなく、
私たちシステムトレーダーのように、
「方法論」にこだわるべきなのでしょう。
いかに「利益の上がりやすい銘柄を発見する方法」を探すか
それが重要なのでしょう。
ただ、私たちシステムトレーダーは、
売買ルールを作成することで、自然にそれを実行しています。
つまり、それを続けている限り、
過去にとらわれている個人投資家と違い、
着実に利益を積み上げることができるのです。
ぜひ、このままこのシステムトレードを続け、
あなたの望む利益を手に入れましょう。
そして、あなたの望む成功へ着実に近づきましょう。
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西村 剛
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