くやしい~~~~~~~~~~っ!



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「くやしい~~~~~~~~~~っ!」

と、、、

今週に入り、そんな気持ちの
システムトレーダーも多いかもしれません。

もしくは、

「あれっ・・・いつの間にか終わってる・・・」

と、、、

少々意気消沈のシステムトレーダーも
いるかもしれません。

 

できれば、あなたはどちらでもなく、

「よし、大きなチャンスに変えられた!」

というのが理想と言えば理想なのですが・・・

いったい、あなたはどの状況でしょうか?

 

さて、これは何を話しているかですが、
それは、先週金曜日の暴落後、
今週に入り、システムトレーダーが
どのような状況か、その気持を書いてみました。

先ほど、お伝えしたように、
もちろん、3番目のチャンスに変え、
そして、上手く利益を上げられたというのが理想でしょう。

 

ただ、その一方で、

運用している逆張り戦略が
上手くフィットせず、

シグナルが上手く出ていなかったり、
上手く利益に変えられなかった場合もあるでしょう。

実際、私も日々見ている暴落指数を見る限り、
まだ底値ではなかったので、さらなる下落を期待していました。

しかし、実際はさらなる下落は間髪あけずにはなく、
私自身も、少々残念な結果だったというのは否めません。

 

ですが、、、

先日、「緊急ラジオ」でお届けしたように、
斉藤正章さんの使う逆張りは、上手くフィットし、
非常に大きなチャンスに変えられたようです。

 

というように、

同じ逆張り戦略を使うシステムトレーダーでも、
このように明暗というと言い過ぎですが、
状況が随分違いました。

 

では、今回の暴落で、

利益を上げたシステムトレーダーが良くて、
利益を思うほど上げられなかったシステムトレーダーが悪いか?

そう聞かれたら、
決して、どちらがどうこうとは言えません。

 

例えば、斉藤さんは、

私が大きなチャンスに変えることにできた
2月の暴落では、あまり上手くいかなかったと言っていました。

ただ、そのとき斉藤さんはこう言いました。

「今回は、私の逆張り戦略はフィットしなかっただけです。」

 

やや深い話になりますが、
逆張り戦略の中でも、色々種類はあります。

 

大きく分ければ、

○深い逆張り戦略
○浅い逆張り戦略

などでしょう。

私たちは、深め、浅めと、深さで表現していますが、
同じ逆張り戦略でも、微妙に違ったものが存在します。

ですので、上級者になればなるほど、
同じ逆張り戦略でも、色々なパターンを持ちあわせているものです。

だから、普通に考えると、
そのどれかは、起きた暴落にフィットしそうなのですが・・・

 

ここからは更に深い話になるので割愛しますが、
やはりシステムトレーダーごとに特徴があるので、
深さが違くても、フィットしないときもあるのです。

 

例えば、、、

逆張り戦略はリスクを大きく取り利益を得る
「ハイリスク・ハイリターン」型の戦略ですが、

そのリスクをできるだけ抑えるために、
条件式などを深く設定している場合があります。
もしくは、反対にゆるく設定している場合があります。

このように、このあたりは、
その人の持つ「リスク許容度」に応じて変化しますので、
こうやってある程度、人それぞれの逆張り戦略ができあがるのです。

だから、どうしても、
「暴落」が起きても、斉藤さんと私が良い例で、
必ずしも二人共「やった!」という状況になるとは限らないのです。

 

ただ、そうは言っても、
やはり、私たちはシステムトレーダーですので、

「あ~、そうなんだ」

と受け止めてはいけません。

それでは、この経験が全く意味がないものになってしまいます。

だから、もし今回の暴落で
上手くいったあなたは、しっかりと何が上手くいったか
成功要因を確認しておきましょう。

反対に、期待ほどではなかったあなたは、
なぜ、上手くいかなかったか、その要因を確認しておきましょう。

 

その要因次第では、

状況にもよりますが、
売買ルールそのものを見直す場合と、
違うタイプの逆張り戦略を作る場合など
色々出てくるでしょう。

もし、それがわかれば、
その要因を元に、解決策を実践してみましょう。

 

ちなみに、、、

このような暴落のときよくありがちなのは、

「シグナルは出たが、約定しなかった」

ということです。

 

もし、その場合は

○指値が必要以上に厳しくなっていないか
○条件式の値が必要以上に厳しくなっていないか

などを確認すると良いでしょう。

 

ただ、注意しなければならないのは、
売買ルールは、シグナルを出すことでも、約定させることでもありません。

「利益を上げることが目的」

です。

 

ここからは、株式市場のアベノミクス・バブルは終わり、
下落トレンドに突入します。

そうなったとき、私たちシステムトレーダーが
一番注意すべきポイントは、

「利益を上げることよりも自分にあった売買ルールを運用すること」

でしょう。

もちろん、利益を上げることが最重要なのですが、
下落トレンドのときでも、いくらシステムトレードが有効と言っても、
その雰囲気に飲まれたり、今までのような比較的楽観状態で、
利益を上げられるのとは違います。

そうなると、今まで違う部分がだんだん不安を生み、
それが疑心暗鬼へとつながり、運用自体ができなくなってしまう
ということも考えられます。

だから、仮に売買ルールの中に厳しい部分を見つけても、
あくまでも「必要以上に厳しい」というときは改良して、
それが、あなたのリスク許容度などにあっているのであれば、
それを十分に考慮しながら改良などをすすめましょう。

場合によっては、今回は偶然フィットしなかっただけだと
そう考えて、次の暴落を待つのも方法の一つだと思います。

 

ただ、いずれの場合も、

しっかりと、要因を分析しておきましょう。

システムトレードは再現性が高いトレード法のぶん、
分析した要因を、売買ルールに組み込めば、
明確に改善することができます。

ということは、
要因を分析すれば、あなたはシステムトレーダーとして、
必ずレベルアップできるということです。

だからこそ、必ずこれを実行しておきましょう。

 

ちなみに、、、

昨日の「緊急レポート」でもお伝えしましたが、
私は、もう一度暴落のような下落があると考えています。

だからこそ、今回さらに下がることを期待していたあなたは、
ここで残念がることなく、次に備えて準備しましょう。

もちろん、将来の株価は分かりませんので、
必ずそうなるというわけではありませんが、
準備をしておいて、損はないので、私も準備を今からしています。

ティッシュ1枚分でも良いので、毎日改善すれば、
システムトレードは、必ず利益でその努力を返してくれます。

ぜひ、その利益を期待して、
これからも私と一緒に努力を続けましょう!

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。