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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「これから日本は衰退していくだろう・・・」
随分、衝撃的な言葉です。。。
「日本」「衰退」
この2つの言葉は、
あなたに、大きな印象を与えることでしょう。
確かに、冷静に見れば、
経済成長はある程度人口に比例する部分もありますので、
人口が減少している日本は厳しい状況であることは
間違いないでしょう。
しかも、、、
今の人口は、ずいぶん将来のことではありますが、
人口が明治時代に戻ってしまうという統計データがあることを
あなたは、ご存じでしょうか？
どちらかと言えば、明治でも
「明治維新」のころなのですが、
それくらい人口が減少傾向にあるのです。
そして、一番やっかいなのが、
その人口の内訳です。
明治維新の頃は、
幕末に活躍したヒーローのように、
20～30歳の若者の人口が多い構造でした。
だから、この先人口が増加する
将来が描けたのです。
ですが・・・
今は、同じ人口でも
内訳が全く違います。
だから、私が取材した上場企業の社長は、
「これから日本は衰退していくだろう・・・」
とコメントするのも、私は納得いくところなのです。
ただ、この社長が言っていたのは、
人口減少がどうこうではありませんでした。
その理由は、
「今の日本経済はアメリカの成長によって
辛うじて持ちこたえているに過ぎない。
だから、アメリカの景気が悪くなれば、
日本経済も一気に悪くなるだろう。」
というものでした。
ちなみに、この見解は、
日本を代表する経営者の多くの共通事項のようです。
さて、暗い話を続けてきましたが、
個人投資家のあなたにとって、
更に暗い話を続けます。
それは
「長期投資の終焉」
という話です。
システムトレーダーのあなたには、
全く関係のない話ですが、
私たちシステムトレーダー以外の大半の個人投資家は、
まだまだ「長期投資」が前提の取引をしています。
だから、よく出る言葉が
「上がる銘柄」
というものです。
システムトレーダーのあなたであれば、
おそらく、この「上がる銘柄」という発想はないでしょう。
銘柄ではなく
「利益をもたらす銘柄を発見するルール」
といったほうがしっくりくるのではないかと思います。
だから、私たちが必死に作成した売買ルールに
合致した銘柄をシグナルで確認し、
それを売買すれば、利益を着実に積み上げることができます。
だから、どちらかと言えば、
「積み上げ式の利益」でしょう。
しかし・・・
私たち以外の個人投資家は、
「上がる銘柄」を探します。
でも、上がる銘柄を探しておきながら、
実際は、その株を取得しても、いつ売ったら良いか分かりません。
だから、できるだけ長い期間保有して、
「よし、ここまで来たら利益が一番大きいだろう！」と
まさに「一攫千金」のごとく利益を得ようとするのです。
つまり、どちらかと言えば、
日々少しずつ利益を積み上げるのではなく、
我慢した分の利益を一気に得ようとする
「一攫千金式の利益」でしょう。
いかがでしょうか？
「積み上げ式の利益」と「一攫千金式の利益」・・・
どちらが安全にあなたの資産を
増やすことができるでしょうか？
おそらく、賢明なあなたであれば、
その選択を見誤ることはないでしょう。
でも、私たち以外の多くの個人投資家は、
長期投資が前提ですので「一攫千金式の利益」を考えています。
ただ、もうその時代は終わったのです。
よく考えてみましょう。
長期投資が成立するには何が必要でしょうか？
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案外見落としがちな部分ですが、必要なのは
「企業が成長すること」
です。
当然のことながら、株価は根本的にみて、
企業が成長しなければ、利益を得ることはできません。
例えば、第二のガンホーを探せというのは、
次に成長する企業を探すのと同じです。
では、今の日本に成長する企業があるか？
その答えはいかがでしょうか・・・
一時期スマホ関連銘柄やバイオなどがありましたが、
かつての高度経済成長期のように、
どんどん企業が成長していく時代は
もう終わったでしょう。
もちろん、数ある上場企業の中には、
大きく成長する企業もあるかもしれませんが、
それを常に探すのは難しいでしょう。
ということは、、、
今の企業のあり方から考えても、
「長期投資」は、まさしく非常識な投資法なのです。
しかし、、、
私たちシステムトレーダー以外の
多くの個人投資家は、未だに「長期投資」で、
「一攫千金」の利益を求めています。
でも、その時代は終わりました。
だから、システムトレーダーのあなたが
一番実感していると思いますが、
毎日少しずつ利益を積み上げるほうが、
今の時代は、着実に利益が増えるでしょう。
そして、長期投資で、いつ一攫千金になるか分からないのを待つよりも、
その待っている期間に、毎日少しずつ利益を積み上げるほうが、
何倍も、利益を得られることを実感しているでしょう。
同時に、それがあなたの資産を安全に、
かつ短期間で増やすことができる方法だと実感しているでしょう。
だから、あなたにもう一度、
冒頭でお話しした上場企業の社長の言葉を
思い出していただきたいのです。
「これから日本は衰退していくだろう・・・」
「今の日本経済はアメリカの成長によって
辛うじて持ちこたえているに過ぎない。
だから、アメリカの景気が悪くなれば、
日本経済も一気に悪くなるだろう。」
この言葉を聞く限り、このような時代に突入するのに、
あえて一攫千金型の「長期投資」を選択する理由はあるでしょうか？
もちろん、賢明な選択のできるあなたであれば、
これは全く問題ないでしょう。
だから、あなたの選択は、もう決まっていますよね・・・
それであれば、あとは行動するだけです。
ぜひ、今からその選択した方向に動きましょう。
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西村 剛
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