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From；西村剛
東京の自宅より、、、
今の株式市場の状態を
一言で表すなら・・・
「凪（なぎ）状態」でしょう。
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
「凪（なぎ）」とは、
○一時的に風がやむこと
○一時的に波がなくなること
というように、
普段は動いているものが、何もない状態です。
つまり、株式市場で言えば、
上昇とも、下落とも言えない。
「ボックス」状態です。
ある種、このボックス状態は、
私たちシステムトレーダー泣かせでしょう。
なかなかトレンドが発生せず、
どうして良いか分からないときです。
ただ、それは「買っても」「売っても」
どちらの動きをしても、利益が出にくい状況です。
その証拠に、私たちが高い確率で利益を得る
道標であるシグナルも、なかなか発生しにくい状況でしょう。
ですが、、、
だからと言って、シグナルが出ないことに
何らかのいらだちを感じて、
何か動いてはいけません。
今は・・・
「何も動かいない時期」
ただ、それだけです。
こんな利益を出しにくい状況で、
シグナルが出ないというのは、
それだけ売買ルールが正常に作動しているということです。
だから、安心して
今の売買ルールを運用していきましょう。
ちなみに・・・
今、この株式市場の状況で
裁量トレードすると、かなり痛い目を見るでしょう。
だから、間違っても、
我慢できず、そんな行動に出るのだけはやめましょう。
そして、そのような中、昨日（8/16）の日本株市場は、
一昨日に続き、続落しました。
日経平均株価は、
前日比1.6％マイナスの16,596円51銭、
東証マザーズ指数は、
前日比0.09％プラスの947.19ポイント
でした。
お盆休みで市場参加者が乏しい中、
為替が円高方向に進んだことを嫌気したことが要因でしょう。
依然として、
日経平均株価は17,000円で頭打ちの展開が続いています。
ですが、、、
このボックス状態で、
株価がの頭打ちが見える中で、
一つ面白い銘柄があります。
その銘柄とは、「米国ダウ指数」です。
実は、この銘柄は、
年初来高値を更新しさらにもう一段上昇しそうな状況です。
米国ダウ指数は、
2015年5月に付けた18351ドルを超え
過去高値を更新しています。
この状態はシステムトレードで表すと、
「順張り戦略」に該当します。
順張り戦略は、
過去の高値を更新したタイミングで
上昇トレンドと判断する戦略です。
勝率は約40％～50％と低いものの、
勝ちトレードでの利益が比較的大きいのが特長です。
だから、負け越す可能性は高いが、
その分、勝ちトレードで利益を稼ぎ、
結果的に利益になる戦略です。
そういった意味では、
米国ダウ指数は、まさにこの順張り戦略での
投資タイミングに合致しているように思われます。
ちなみに米国ダウ指数は
「（1546）NFダウ・ジョーンズ」という
ETFで取引することも可能です。
日本株だけではなくこういった
ETFを使って売買ルールを作ることで、
日本以外の市場でもシステムトレードを実践することが可能です。
もし、あなたが海外の株式市場も視野に入れて
売買ルールを作成したいというなら、
このあたりの指標を使うと面白いでしょう。
今は、シグナルが出にくい状況ですので、
ある意味、時間があるでしょう。
その時間を有効活用して、
このような海外の株式市場を組み込んで見るのも面白いでしょう。
ぜひ、あなたもチャレンジしてみてくださいね。
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西村 剛
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