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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「何だよ、今日もシグナルが全くでないよ… 」
今、このような状況に陥っている
システムトレーダーが非常に多いでしょう。
では、なぜシグナルが出ないのでしょうか？
その理由は、
日々熱心に勉強するシステムトレーダーである
あなたであれば、すぐに分かるでしょう。
そうですね。
シグナルが出ないということは、
今、買っても利益になりにくく、
今、売っても利益になりにくい
ということです。
それ以外に理由はありません。
だから、シグナルの奴隷のごとく
シグナルをしっかり守って売買しているあなたは、
この状況を受け入れているでしょう。
とはいえ・・・
そのシグナルが出ない状況ですが、
人によっては、もう何か月も続いているかもしれません。
仮に、シグナルが出ても
約定しなかったり、出ても本当にパラパラという状況で、
トレードしているぞ！という実感がほとんどないかもしれません。
それくらい、何もない状況でしょう。
今年2016年は、昨年の相場と違って、
ほとんどトレンドがない状況です。
年初に暴落し、その後は、
日経平均株価で見ると15,000～17,000円を推移し、
ボックス圏を抜けずにいます。
上昇トレンドが発生しているわけでもなければ、
下落トレンドが発生しているわけでもありません。
「トレンドなしの無風状態」です。
では、この無風状態は、いったい何を示すか？ですが、
このような状況では、
トレードしても、なかなか勝ちにくいものです。
だから、ちらほら耳にするのが、
トレードをしたくてしょうがない病にかかってしまった人や、
裁量でトレードしている個人投資家は、
痛い目にあってしまっているようです。
きっと、上がると思ったら株価が下がり、
下がると思ったら株価が上がるという
思った方向と全く逆方向にいく状態なのでしょう。
トレンドがないのですから、
逆方向に株価が動くのも無理はありません。
だから、不用意にトレードをすると、
危険極まりない状況なのです。
ということは、、、
システムトレードでは、そのような状況では
トレードしないのが当然です。
勝つ確率が低い状況でトレードしても、
ムダに損失を抱える可能性が高くなります。
なのに、あえてそこを低い確率の勝ちにかけて
トレードするのは無謀ともいえるでしょう。
だから、システムトレーダーの私たちは、
シグナルが無謀に動くのを制御し、
ムダな損失を抑えるように示してくれているのです。
ということで、、、
しばらく、シグナルが出ないことについて話しましたが、
もし、あなたの売買ルールにシグナルが出ていなければ、
「あなたの売買ルールが有効に機能している」
という証拠でしょう。
これは案外見落としてしまうことですが、
シグナルが出ないということは、
「今はトレードしないように！」というシグナルですので、
不用意な損失が出ないように、売買ルールが機能している証拠なのです。
ただ、さすがに今回はボックス圏で株価が推移していることもあり、
思った以上にシグナルが出ない状況が続いているかと思います。
だから、心配になってしまっている
システムトレーダーも多いでしょう。
でも、安心してください。
今、多くのシステムトレーダーが、
そのような状況です。
ですので、もし今シグナルが出ていなければ、
それは、運用している売買ルールがしっかり機能していると自信を持ち、
安心して、このまま運用を続けましょう。
ただ、さすがにこのような状況が続くと
不安になるのも無理はありません。
だから、これは参考情報ではありますが、
シグナル配信などを併用して運用していると
こういった状況のときに安心材料になるかもしれません。
実際、自分の売買ルールを運用しながら、
シグナル配信を併用しているシステムトレーダーは、
自分のものと配信されるもののタイミングを見て、
安心材料にすることが多いようです。
とくにこういったときは、
どちらもシグナルが発生しなければ、
それは、それが正常だと分かりますからね。
ちなみに、このシグナル配信は、
色々な都合で、なかなか募集できる機会がないのですが、
もし、募集があるときは、そういった使い方を考慮して
手に入れるのも良いかもしれません。
そうそう、一つ言い忘れました・・・
今のようなボックス圏のトレンドがない状況が
長く続けば続くほど、次に起きるトレンドは、
上昇でも下落でも大きく動く傾向があります。
ですので、今は今として受け止めて、
この無風状態を上手く利用して、今のうちに次のトレンドに向けて
準備をしておくとよいでしょう。
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西村 剛
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