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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（10/20）の日本株市場は、
上昇しました。
日経平均株価は、
前日比1.3%プラスの17,235円50銭、
東証マザーズ指数は、
0.4％マイナスの955.81ポイント
でした。
この上昇の大きな理由は、
「トランプリスクの後退」です。
これまで、何だかんだありながらも、
大統領候補のトランプ氏の支持率は、
思った以上に落ちることがありませんでした。
依然として熱烈なファンが人気を支えていることもあり、
失言とも取れる発言をしても、
思った以上にクリントン氏との差が開きませんでした。
そのようなこともあり、
メディアでは「なぜ、トランプ氏の支持率が下がらないのか？」という
話題がずいぶん多かったと思います。
しかし、、、
昨日、その流れは変わりました。
討論会での態度が大統領にふさわしくないなど、
世論が変わったような雰囲気になり、
トランプ氏が大統領になる可能性が後退しました。
そのリスク後退したことを好感し、
それにつられて日本株も上昇しました。
気が付けば、これで日経平均株価は、
5日連続の上昇です。
昨日、ちょうど年末にかけて
短期的に上昇トレンドがあるだろうという話をしましたが、
この5日連続上昇は、その幕開けなのでしょうか？
もしかすると、、、
昨日の株価の動きで「よし、これで上昇トレンドだ！」と
判断してしまった人もいるかもしれません。
もちろん、システムトレーダーのあなたは
すぐにそのような判断をしないと思いますが、
この5日連続上昇は、本当にその幕開けなのでしょうか？
その真偽を確かめるために、
私は、まずこの指標を確認しました。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
（『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、ＦＸ情報)』より引用）
ここ最近、株価の動きが少なかったので、
ずいぶん久々の登場ですが、
「外資系証券寄付き前動」
です。
やはり、再度上昇トレンドに入るには、
日本株を積極的に買う投資家の存在が必須です。
そこで、注目すべきなのが、
「外国人投資家」です。
この指標を見る限り、
外国人投資家は、まだ積極的に日本株を買っている様子は見られません。
しかし、コチラの指標を見てください。
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
（『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、ＦＸ情報)』より引用）
この指標は、週単位で発表されている
「投資主体者別売買動向」
です。
この指標をみると、10月の
1週、2週と続けて、外国人投資家が買い越しています。
これを見ると、まだ積極的に買いにきていないものの、
これから動きつつある兆候は見られます。
つまり、これら2つの指標を見る限り、
まだ、外国人投資家が積極的に買いにきていないので、
現段階では、これからどうなるか判断はつきにくいところです。
しかし、少なくとも、
日本株を売り越すようなことはなさそうでしょう。
よって、このまま日経平均株価の上昇と、
外国人投資家の買い越しが続くようであれば、
昨日お話ししたような、短期的上昇トレンドに入ったと判断して良いかもしれません。
ただ、そうは言いつつも、
今年は年初から異例の株価の動きが続いていましたので、
必ずそうなるだろうとは言えません。
ですので、私たちシステムトレーダーは、
いつでも、上昇トレンドでも、下落トレンドでも
どちらの場合でも利益を上げらえるように売買ルールを準備しておきましょう。
そうすることで、目の前の株価の動きに右往左往することなく、
落ち着いた気持ちで株式市場と向き合うことができ、
その冷静さがあなたが着実に利益を積み上げることにつながるでしょう。
そして、それが
私たちが望む成功への最短ルートにつながるでしょう。
だから、トレンドはあくまでも一つの情報として抑え、
着実に利益を積み上げることだけを考え、
そのためにも、日々努力を重ねて、成功を手にしましょう。
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西村 剛
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