全部含み損=楽しい!



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

「シグナルが大量にでた!」

「やった!!」

「よ~し、買うぞ~!」

「えっと~、まずは銘柄コード・・・を注文して~。次は~・・・」

「んっ?でも、大丈夫か?こんなに買い付けて・・・」

「むむ?あれっ?チャートを見ると下がってるぞ。。。大丈夫なのか?これ?」

と、もしかすると、
今、こんな悩みというよりも

『戸惑い』

を感じているあなたにお話があります。

おそらく、今週に入り、
日経平均株価が大きく下がったことを受け、

押し目買いの売買ルールに、シグナルがたくさん発生した方も多いでしょう。

そして、きっとあなたも
その一人だと思います。

ですが・・・

システムトレード上級者であれば、慣れているので
なんてことない、ただの「シグナルの大量発生」なのですが、、、

システムトレードを始めたばかりの方にとっては、
この「シグナルの大量発生」は

ただの『戸惑い』になっている可能性が高いのです。

不思議ですよね。

シグナルが発生したということは
「高い確率で利益を上げるチャンスが出てきたいということ」です。

だから、それだけ利益を得るチャンスが
舞い込んできたということなのです。

しかし・・・

人間とは不思議なもので、なのか?
システムトレードが、従来のトレード法と逆行しているからか?

そのチャンス到来に『戸惑い』に向かってしまうのです。

でも、はっきり言います。

これは

「利益を上げるチャンス」

です。

だから、逃してはいけないのです。

そこで、私はあなたに押し目買いのシグナルが大量発生する
このチャンスを逃して頂きたくないので、
少しだけ注意点をお話ししたい思います。

これを聞いて、ぜひ、このチャンスを逃さないようにして下さい。

まず、押し目買いがどんな投資戦略か復習すると、

「長期的には上昇トレンドにある銘柄の一時的な急落を捉える」戦略です。

ちょっと、イメージしにくいかもしれませんね。
言うなれば、逆張りの小型版でしょうか。

この戦略は、

「長期的には上昇トレンドにある銘柄は、
一時的に急落しても株価はまたもとの上昇トレンドを描く可能性が高い」

という考え方に基づいたものです。

チャートを見ても、一時的には下がっているものの、
長期的には、右肩上がりに見えるチャートが多いので、

システムトレード初心者でも、比較的安心してトレードできる戦略です。

これを聞く限り
良さそうな戦略ですよね。

ただ、あまりリスクを取らないこともあり、
ミドルリスクミドルリターンという側面があります。

しかも、、、

システムトレードに慣れた上級者であれば、
ミドルリスクは、そんなに気にならないのですが、

始めたばかりの初心者の方にとっては、
ミドルリスクは、必要以上にリスクとして大きく感じるものです。

ある意味、それがこの押し目買いの
弱点と言えるかもしれません。

そして、その弱点は、具体的には、

「一時的に含み損が発生することが多い」

ということがあります。

これは、もちろん押し目買いだけでなく、
逆張りにも言えることなのですが、

株価が下落する最中に買い付ける戦略です。

しかも、あなたも重々承知していると思いますが、
「株価の底値」を捉えることは、ほぼ不可能です。

だから、買い付けたあと
一時的に含み損を抱える状態になりやすいのです。

それこそ、買い付けた大量の銘柄が
全て含み損を抱える状態です。

ただし、、、

これは既に想定済みの状況ですので、

その後、株価が底を打ち、反発するに従って、含み損は解消されます。

そして、さらにその後、プラスに転じて、無事に利益確定になるのです。

これが、押し目買いという戦略なのです。

さて、私があなたに伝えたかった注意点ですが、
それは、この特長を理解しておかないと、

たとえ、シグナルが大量発生しても、それをチャンスに変えられないということです。

そうでないと、

最初の話ではありませんが、買い付けた初日に、

「うわ~、なんだよこれ!全部含み損じゃないか!」

と、落胆してしまうからです。

それだけならいいのですが、

たった、1日のことで、いきなりその売買ルールを信じるのをやめたり、
もっと言えば、システムトレードを疑ったり、
はたまた、やけになって損切りしてしまうかもしれません。

だから、この特長を理解していないと、
精神的に厳しくなってしまうのです。

ですが、反対に言えば・・・

この特長が理解できていれば、不思議かもしれませんが、

「買い付けた銘柄が、全部含み損になるのが楽しい」状態になります。

だって、それは、それだけ反発する可能性が高く
利益になる確率が上がることになりますからね。

もちろん、売買ルールの勝率は100%ではありませんので、
勝つ銘柄と負ける銘柄はありますが、

トータルで見ると、きちんと利益が上がるようになるのが、
この押し目買いであり、システムトレードそのものの特長なのです。

いかがですか?

もし、いまあなたに押し目買いのシグナルが大量発生しているのであれば、
それは、チャンス以外の何物でもありません。

こんなことを言ってはいけないかもしれませんが、
株は、いきなり0円になることはありません。

仮に、損失になるといっても、全てを失うわけではありません。

多少、そういった方向に気持ちを切り替えて、
もし不安でいままで上手く買い付けができなかったのであれば、
これを機に、買い付けてみるのがよいでしょう。

 

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■追伸

ラジオ画像04「時間がないトレーダー」のあなたへ 今回は、そのようなあなたのために、システムトレードを習得するための時間を確保する方法をお伝えしています。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。