なぜ、2016年相場は逆転現象が起きたのか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

2016年のシステムトレーダーの成績を聞くと
ある傾向があります。

 

その傾向は、、、

「システムトレード上級者ほど苦戦し、初心者ほど成績が良い 」

です。。

 

これは、意外に聞こえるかもしれませんよね。
反対なら、分かるかと思います。

 

「初心者ほど苦戦し、上級者ほど成績が良い」

これであれば自然です。

もちろん、必ずしもそうとは言えませんが、
一応、費やした時間が違うので、通常であれば、
今年の相場の動きを考えると、こうなってもおかしくはないでしょう。

完全に統計を無視した動きをしていたのが、今年の相場ですので・・・

しかし、この2016年は、
全く反対の現象が起きました。

 

いったい、なぜこのような不自然な現象が起きたのでしょうか?

まさか、システムトレードの世界にも、
「ビギナーズラック」があるというのでしょうか。。。

ぜひ、その不自然な現象が起きた理由を、
あなたに、しっかりと記憶していただきたいので、
これから、その理由をお話ししましょう。

これは今後のあなたのシステムトレード人生に関わると思うので、
必ず最後まで聞いてください。

 

まず、このような逆転現象が起きた
最大の原因は・・・

「2016年の相場が特殊な相場だったから」

です。

暴落の回数だけ見ても、
何年分の暴落が起きたのだ?と言いたくないような相場でした。

 

そして、この2016年の相場を一言で表すと、

「官製相場」

と言えます。

官製相場とは、政府が主導する相場のことを指します。

 

具体的に言えば、

2012年から始まったアベノミクスバブルが弾けるの恐れ、
政府はGPIFや日銀を介し、日本株を積極的に買う政策を行ないました。

特に、株価が前場で大きく下がると
日銀がETFを購入し相場を下支えする状況が続きました。

ですので、2016年は前場と後場の値動きが
これまでと異なる傾向が見られました。

それはあなたも肌感じているかもしれません。
「何かおかしいな…」まさにそのような相場が続いたのです。

 

そして、、、

実は、これがシステムトレード上級者に
異変をもたらす要因になりました。

特に、異変をもたらしたのが

前場、後場の値動きの影響を受けやすい
「デイトレ戦略」です、

このデイトレ戦略の成績が、
あまり良い状況ではなく成績を圧迫したのです。

デイトレ戦略は、
トレード回数が他の戦略と比べ多く
合計損益も大きくなる特徴があります。

システムトレード上級者ほど積極的に取り入れる戦略の一つです。

だから、デイトレ戦略を多く使うシステムトレード上級者は、
この異変の影響を受け、状況が悪くなってしまったのです。

 

では、なぜシステムトレード初心者には、
良い状況をもたらしたのでしょうか?

 

その要因は、これです。

「株価の乱高下が比較的多く発生した年だったから」

です。

 

ドイツ銀行の経営危機懸念や英国のEU離脱決定、
米国大統領選挙でのトランプ氏勝利など、
予想外の大きな出来事が重なった年でした。

その結果、株価が短期間で大きく下落する暴落が比較的多く発生した年でしょう。

いずれの暴落も、比較的短期間で落ち着きを取り戻したため、
リーマンショック級の暴落に備えた逆張り戦略はほとんど発生しませんでした。

 

しかし、、、

システムトレード初心者が比較的取り組みやすい
「浅めの逆張り戦略」は、頻繁にシグナルが発生し、
勝ちトレードにつながりやすかった傾向があります。

というように、ある意味明暗を分ける特殊な相場が
今年2016年だったのです。

 

だから、「システムトレード上級者ほど苦戦し、初心者ほど成績が良い」という
不思議な現象が起きたのです。

 

では、この傾向は来年2017年も続くのでしょうか?

いや、きっと続かないでしょう。
今度は、自然な傾向がみられると思います。

つまり、システムトレード上級者が好調な年になるのではないでしょうか。

おそらく、今年苦戦したシステムトレード上級者は、
これでもかというくらい、改良を重ね、堅牢性の高い売買ルールを作成しているでしょう。

また、同時に1円でも多く利益を上げるものに仕上げてきているでしょう。

だから、来年がもし今年のように株価が異例に動かず、
例年の動きをすれば、一気に大きなチャンスになるでしょう。

 

では、システムトレード初心者の方は、
来年はダメなのか…

いえ、決してそのようなことはありません。

今年の残りの期間や、これまでの期間に、
どれだけ頑張ってきたか、その努力がきっと実るでしょう。

その努力があれば、今年は初心者かもしれませんが、
あなたは成長し、中級者や上級者に成長していることでしょう。

だから、今年と全く反対になるということはないはずでしょう。

 

システムトレードは、この特性上、
努力は必ずと言ってよいほど、結果に結びつくものです。

だから、初心者であろうが、上級者であろうが、
努力を怠らず、日々頑張ったシステムトレーダーには、結果が付いてくるものです。

もちろん、長いトレード人生の中には、
今年のように好ましい状況ではない年もあるかもしれません。

ですが、あの斉藤正章さんも、
過去10年間で、マイナスだった年があります。

決して、毎年良いわけではありません。

しかし、努力を怠らず、継続していることで、
あのような素晴らしい成績を達成しているのです。

だから、システムトレードは、努力を裏切りません。

そろそろ今年も残りわずかになりました。

ぜひ、最後まで努力を続け、
来年のスタートダッシュに向けて、動いていきましょう。

あなたの努力は、きっと実るはずですから・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。