株価予報ほしい?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

『なぜ多くの人は台風の予報は気にするのに、株価の予報は気にしないのか?』

今日、あなたにお伝えしたいことは
たった、この一言だけです。

これ以上も、これ以下もありません。

たった、これだけです。

 

昨日は『なぜ多くの個人投資家が間違いをするのか?』というお話をしました。
偶然にも、これからお話しする内容は、この続きです。

昨日、私の目の前には
本当に不思議な光景が、目の前に広がりました。

それは、どんな風景か・・・

その風景を説明する前に、
月並みですが、この話を聞いてください。

 

昨日の関東地方、
とりわけ、何かとちょっとした天候の崩れで
交通がマヒしやすい、東京の皆さんは、大変な思いで出勤したのではないでしょうか。
もちろん、私もその例外ではありません。

しかも、昨日の午前10時には、重要な人との約束があり、
会う場所が、私の会社でしたので、何が何でも行かなければなりませんでした。

 

そのようなこともあり、
私は、一昨日の夜に、このようなことを考えました。

「予報を見る限り、明日の朝はひどい台風だ。
ということは、自宅から会社に10時に行けるか分からない。
ならば、会社の近辺のホテルに泊まるか、朝タクシーを予約しよう。」と。

 

ですが、、、

残念なことに、どちらも時すでに遅し・・・
ホテルは、満室、タクシーは予約でいっぱいでした。

ということで、ここは正攻法で、
結局、一昨日は家に帰り、昨日の朝は、いつもよりも2時間早く家を出たのです。

そのかいありまして、
無事に10時前には会社に到着し、余裕をもって重要人物と会うことができました。

いや~、良かったです!

と、、、

ここで話が終わってしまっては、
何の意味もありませんね。

ココからが非常に重要な話です。

 

冷静に考えたいのが、

「なぜ、私が朝、いつもよりも2時間早く家を出ることができたか?」です。

 

なぜでしょうか?

その答えは、カンタンですよね。

あなたも一昨日は、よ~く見たでしょう。

 

そうです。

「天気予報」をきちんと見ていたからです。

一体、明日の台風の状況はどうなのだろうか?
もし、台風が出勤時間帯にぶつかったら、まともに会社にたどり着けるだろうか?

とにかく、情報を取り入れて、
考えられる対策と、シミュレーションを頭の中でしたのです。

だからこそ、

「10年に一度の台風」という話でも、難なく乗り切れたのです。

それもこれも、

「天気予報」で情報収集し、その情報をもとに「シミュレーション」したのが功を奏しました

 

ん?

カンの鋭いあなたであれば、そろそろ気がついているでしょう。

私より先に、オチを言わないで下さいね(笑)

これ、何かに似ていますよね?

そうですよ、アレですよ!

 

私が話したかった「不思議な光景」とは、このことだったのです。

人間とは、自分の身に危険が及ぶ
「10年に一度の台風」という言葉には敏感に反応し、何らかの対策をします。

ですが、、、

トレードの世界ではいかがでしょうか?

毎日「株価予報」というものが流れていて

「明日は暴落しま~す!」

と教えてくれれば最高ですが、そんな情報がないせいか、世の中の個人投資家は常に無防備です。

鎧も武器も持たず、戦場を走っているのです。

そして、突然
槍が降ってきたり、大砲が撃ち込まれると
何をして良いか分からず、ただただ逃げ回るだけになってしまうのです。

これ、まさに暴落の状況ですよね。

突然、株価が暴落して、どんどん下がる株価を見るだけで、
頭が真っ白で何もできない・・・

これと同じです。

 

でも、もし常にそのようなことがあると思って、
最低限武器や鎧を身にまとい、

敵から槍や大砲が来ないか、高台に見張りを配置するなどしたらどうでしょう?

少なくとも、予兆はつかめるでしょう。

そして、その予兆が瞬時に自分のところに届けば、
すぐに対策を立て、その危険を回避することができるでしょう。

 

実は、これも同じです。

おそらく、裁量でトレードしている方にとっては、
最低限の武器を持ち、見張りを付けてなんてことは無理だと思っているでしょう。

カンタンに言えば、「株価予報」を情報源に持ち、
その情報をもとに対策を考えながら動くということです。

こんなこと無理だと思うでしょう。

 

しかし・・・

これは無理ではないのです。

システムトレードであれば可能です。

 

システムトレードも天気予報と同じで、過去のデータを解析して、
ある種、予報のような情報を手に入れることができます。

例えば、暴落の予兆は、
とある売買ルールを使うと、そろそろきそうだというのが分かります。

だから、私たちシステムトレーダーは、
その予兆を日々感じとって、次はこの売買ルールのシグナルが発生する!と
半ば確信めいてまっているのです。

本当に、そうなればシグナル通りに淡々と売買して、利益を上げるだけですし、
もし、予報が外れれば、次の機会を淡々と待つだけです。

私たちシステムトレーダーは、
そうやって、日々売買しているのです。

 

だから、急に明日暴落が来たところで、何も焦りません。

「あっ、来たか。予報通りだな。」と、それくらいです。

だから、「台風が予報通り、直撃した!」それくらいの感覚なのです。

 

しかし、システムトレーダーではない方、中でも裁量トレーダーは、

株価にも予報となるものがあるのにも関わらず、
何の準備もなしに、昨日の台風に飛び込むように、株の台風に飛び込んでしまうのです。

昨日の台風で、何も対策をしなかった人が
会社に遅刻したように、

トレーダーであれば、遅刻ではなく「損」をしてしまうのです。

 

だから、私の中で、昨日は不思議な光景だったのです。

『なぜ多くの台風の予報は気にするのに、株価の予報は気にしないのか?』と・・・

 

あなたは、株価の予報を、これ以上、手にせずにいられますか?

もし、いられないのなら、

選択すべき道は決まっていることでしょう。

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。