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From;西村剛
昨日(8/7)の日本株市場は、大型株は上昇したものの、新興市場は下落しました。
日経平均株価は、前日比0.5%プラスの20,055円89銭。東証マザーズ指数は、前日比0.7%マイナスの1109.89ポイントでした。日経平均株価は、週末の米国株式市場が上昇し、ダウ指数が上場来高値を更新したことを受け上昇しました。
新興市場下落の理由は?
しかし、新興市場はお盆休みを控え、売買代金が低調な中、時価総額上位の銘柄のストップ安が影響し、下落しました。
まさに、これは8月相場の特長である、売買代金の低さが影響したのでしょう。少しの要素で下落してしまうということの良い例かもしれません。
ただし、日経平均株価は上昇したとはいっても、依然として20,000円を挟んで、ボックス圏で推移しています。ですので、いくら上昇したといっても、気持ちよく上昇というものではないかもしれません。やはり、くすぶっている状況が否めません。
でも、私は先日ボックス圏で推移しているものの、上昇トレンドは続いているとお伝えしました。では、その見解に変わりないのでしょうか?
上昇トレンドは継続中?
結論から申し上げると、日経平均株価というより、日本株の上昇トレンドは継続しています。それは視点を変えると分かります。
まず、日本株市場全体を示すTOPIXを見ると、昨日年初来高値を更新しました。また、東証二部市場も年初来高値を更新しました。そして、きれいな右肩上がりのチャートを描いています。
つまり、今日本株の指数の中で、ボックス圏で推移しているのは日経平均株価だけで、他の指数は上昇トレンドを示しています。それを考慮すると、まだ上昇トレンドが続いていると考えて良いでしょう。
では、なぜ日経平均株価がボックス圏を推移しているのにも、他の指数は年初来高値を更新する勢いなのでしょうか?
なぜ、日経平均株価は伸び悩むのか?
きっと、カンの良いあなたであれば、お気づきでしょう。その理由は、「為替の影響」です。好調に推移している、TOPIXや東証二部市場など時価総額が小さい銘柄の多くは、主に「国内での事業展開」を行う内需関連企業です。反対に、日経平均株価に採用されている超大型株の多くは、「海外での事業展開」を幅広く展開するグローバル企業です。
つまり、内需関連企業のTOPIXや東証二部市場など時価総額が小さい銘柄は、為替の影響で業績が左右されにくいでしょう。だから、今のように円高に為替が動いている状況でも、株価が堅調に推移すると考えられます。
一方、日経平均株価に採用される超大型株は、海外で事業展開していることもあり、為替の影響で業績が左右されやすい事業構造です。だから、今のように円高に推移しているときは、その影響をもろに受け、株価が伸び悩んでしまうのです。
このように、為替の影響が出やすいのが、日経平均株価とも言えるでしょう。
今、私たちがすべきこと…
では、このような状況をふまえ、私たちシステムトレーダーは、いったい何をすれば良いのでしょうか?ただ、この状況を見ているだけでは非常にもったいないでしょう。
今回のように、日本の株式市場を代表する日経平均株価やTOPIXが連動しないのは珍しいことですが、あるといえばあることです。例えば、このようなことをしてはどうでしょうか。
単純に、日経平均株価やTOPIXのサヤ取りのような発想もあるかもしれませんが、この2つを検証ソフト「システムトレードの達人」のフィルターに設定してみると面白いでしょう。
なぜ、そのフィルターを使っているのか?
この2つの指標は比較的フィルターに設定される指標かと思います。ですので、もし、あなたが日経平均株価を設定しれいれば、TOPIXに変更してみてはいかがでしょうか。反対に、TOPIXで設定しているなら、日経平均株価に変更してみてはいかがでしょうか?
ちょっとしたことかもしれませんが、このようなことをするだけで成績の改善が見込めるかもしれません。特に、世の中の風潮として、「日経平均株価=日本株の動き」というニュアンスがあるので、あまり考えずに日経平均株価を採用しているシステムトレーダーもいるでしょう。
もし、そこに明確な理由がなければ、一度試してみる価値はあると思います。もしくは、まったく別の指標でも良いかもしれません。もし、理由がなく今の指標を設定しているか、複数の指標で検証してから設定していないのであれば、これを機に新しい指標に挑戦してみることをオススメします。
今すぐできることですので、ぜひ今日のうちに検証してみましょう。
ー西村 剛
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