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From；西村剛
（A）よしっ、この勢いにもっと乗れ！行けるところまで行ってしまえ！
（B）なぜ、上手く行っているのか？考えよう。再現性がなければこれの成功は意味がない。
あなたは、どちらの方向に向かうことが多いでしょうか？これは、もしあなたトレードで上手くいったときの話です。もし、あなたが、トレードで上手くいったら、もしくはトレードに限らず、何か上手くいったら、（A）と（B）どちらで考えるでしょうか？
ちょっと、考えてみてください。この答えで、あなたの今後の利益…いや、長期的に見た利益を上げ続けることができるかが別れるでしょう。では、利益を上げ続けられるのは、どちらのタイプなのでしょうか？
もし、あなたが（A）タイプなら…
きっと、日々熱心に勉強しているあなたなら、すぐに気がついたでしょう。そうですね、（B）のタイプが、長期的に見て、利益を上げ続けることができるでしょう。（A）は言うまでもなく「イケイケドンドン」タイプです。バブル期の話がまさに、これを現すように、イケイケドンドンなどと調子が良い理由は自分ではなく、「外部環境」によるものです。端的に言えば、自分の実力ではない可能性が高いとうことでしょう。
(B)タイプは1000人中1人とも…
だから、（A）タイプの人は、今後のトレードで十分すぎるほど注意をしないと、今という瞬間は良いかもしれませんが、長期的に見ると厳しい可能性が高いでしょう。ちなみに、つい先日、違う分野でこの話が出たのですが、1000人中、(B)タイプは、1人程度しかいないようです。でも、このメールマガジンをお読みいただいているあなたや、他の読者の皆さんは、（B）タイプでしょうから、ここには貴重な人たちが集まっているのかもしれません。
今、効果的な戦略は？
さて、なぜこのような話をしたかですが、その理由をお伝えするにあたり、まず昨日（8/15）の株式市場を振り返りたいと思います。
昨日の日本株市場は、上昇しました。日経平均株価は、前日比1.1%プラスの19,753円31銭。東証マザーズ指数は、0.03％プラスの1067.66ポイントでした。この上昇の要因は、米朝関係の緊張緩和です。これにより前日の欧米株式市場が上昇し、それを受け日本株市場も上昇しました。
もしかすると、カンのいいあなたであれば、もうお分かりかもしれませんが、今日お話ししたかったのは、このことです。
ここ数日、米朝関係の緊迫化より株価が大きく下落しました。そして、おそらくこのタイミングで、システムトレーダーの私たちは押し目買い戦略のシグナルが発生したでしょう。そして、早ければそのシグナルは、昨日の株価上昇を受け、売りシグナルが発生しているかもしれません。
もちろん、実際に利益確定するまで油断はできませんが、この場面は押し目買い戦略が上手く機能したのではないかと考えます。
では、なぜこの場面で押し目買い戦略が上手くいったのでしょうか？
もし、株価がさらに下落したら…
もちろん、その理由は売買ルールの通りなのです。ある意味、私たちシステムトレーダーは、売買ルール、そのものが成功要因の分析の塊のようなものなので、成功要因をこれ以上分析するのは難しいかもしれません。
ですが、もしこう考えた場合はどうでしょうか？
例えば、「仮にこのまま株価がもうしばらく下落した場合、どのような結果になったのか？」と考えてみましょう。この問に対して、あなたの押し目買い戦略は、どのような結果を描いていたでしょうか？
また、他にも
◯押し目買い戦略の含み損は、耐えられる範囲に収まっただろうか？
◯逆張り戦略のシグナルとぶつかる可能性はないだろうか？
◯押し目買い戦略と逆張り戦略が上手く同時に機能する組み合わせだろうか？
などなど、「もし、もう1段の下落があったら…」と考えると、改めて考えたり、対策しなければならないことが多々あるといっても良いでしょう。そして、私たちシステムトレーダーが、もっと着実に利益を積み上げるには、このようなことが不可欠だということです。
しかし、もしあなたが（A）タイプであれば、どうでしょうか？きっと、今回の結果に満足して、また同じような株価の動きをするときを待つでしょう。ですが、あなたは（B）タイプです。だからきっと、その先のこを見据えて、更に利益が上がるようにするにはどうすればよいかを自問自答するでしょう。
そして、その自問自答を通じて、更に利益を上げる方法を実践し、その結果が、より着実に利益を積み上げることに繋がるでしょう。
私たちは選ばれた1人…
残念ですが、1000人中1人という話があるように、多くの個人投資家が999人に入る（A）タイプです。イケイケドンドンを常に考え、なぜ上手くいっているかや、もしこれが起きたら…などとは考えず、目の前の利益を貪りにいきます。
しかし、私たちシステムトレーダーは違います。選ばれた1人とも言える存在ですので、目の前の利益は利益として受け止めつつも、常に将来のことを見据えて動くのが、私たちでしょう。
だから、こそ私たち以外の個人投資家は、利益を上げることに苦労し、私たちシステムトレーダーは、彼らよりも利益を上げることに苦労しないのでしょう。
こういった部分の比較からも、なぜ私たちが選ばれた1人ばかりが集まった集団なのかが実感できますよね。ぜひ、この実感を忘れずに心に焼きつけ、これからも継続して日々努力を重ねましょう。
システムトレードは、あなたが一番知っている通り、あなたの努力をムダにしません。必ずといってよいほど利益で返してくれませす。ですので、ぜひこのまま、私たちはまっすぐ進みましょう！
ー西村 剛
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西村 剛
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