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From;西村剛
何というタイミングでしょう。
こんなこと昨日は、全く考えてませんでした。配信時間直前ですが、昨日執筆したものに急いで書き足しています。今朝は、もう北朝鮮のミサイルの話題で持ちきりです。これまでとは違った警報もでましたので、全く違う様子だということを感じました。
株価への影響は?
もちろん、これは一人の国民として話をしっかりとしないといけないところですが、これはそのようなことを語るメールマガジンではないので、この話題は、このへんで控えますが・・・。ただ、この出来事に対して、私たちシステムトレーダー、いや個人投資家が考えなければならないのが「株価への影響」でしょう。4月も、この北朝鮮のミサイルの動きによって、暴落がありました。果たして、今回はどうなるのでしょうか?
こればかりは今日の株式市場のフタを開けてみないと分からないので、とにかく私たちシステムトレーダーは、平常運行で、目の前の株価の動きに惑わされることなく、シグナルの奴隷のごとくシグナルに従ってトレードしていきましょう。
さて、そのような4月の暴落が頭をよぎる中、重ねてあまり景気の良くない話をします。一部の方には、不快な話かもしれません。だから、この先は、自己責任でお聞きいただければと思います。
来月(9月)は1年の中で最も…
実は、来週にも株価が急落するかもしれないというデータがあります。もちろん、来週にもという話ですので、来週すぐに起きるとは限りません。ただ、少なくとも9月の株式市場は冷え込み、急落の機運が、様々なところに隠れているのです。
まず、来月の傾向を一言でいえば、「9月は、1年の中で最も株価が下がりやすい月」ということです。
システムトレーダーのあなたであれば、売買ルールを作成する過程でお気づきかもしれません。ですが、私たち以外の個人投資家は、「何だか下がりやすいな~」と思うくらいかもしれません。でも、1年間のデータを見てみると「最も下がりやすい月」なのです。
データを見ても、やはり…
こちらのデータを見てください。
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◯勝率:38%
◯平均損益率:-2.14%
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これは、9月の傾向の検証結果です。これだけでは、言わんとすることが分かりにくいと思うので、補足しましょう。まず、勝率38%ですが、50%を切っています。ということは、負け越しです。言い換えれば、10回トレードしたら、4回勝てるか勝てないかという状況です。つまり、完全に負け越しです。
そして、平均損益率ですが、こちらは「マイナス」を示しています。平均損益率は、1回あたりのトレードで、どれくらいの利益が期待できるかを示すものです。ということは、これがマイナスですので「損失」になりやすい傾向があるということです。
よって、ここから読み取れることをまとめると、1回あたりのトレードが損失になりやすく、トレード回数を重ねても、負け越しやすいということです。極端に言えば、負け越しの可能性が高いので、普通のやり方でトレードしたら、トレードを重ねるごとに損失が重なっていくということでしょう。そう考えると、非常に怖いのが、この9月です。
9月が最も下がりやすい理由は?
では、なぜ来月9月は、株価がこんなにも下がりやすいのでしょうか?その原因は、実は明確です。
それは「機関投資家が決算にあわせて手仕舞いをしやすい月」だからです。
9月は、国内の機関投資家の多くが、中間決算を迎えます。それに伴い、ポジションを調整したり、保有株を売却する傾向があります。やはり、機関投資家は運用資金が大きいので、市場に対するインパクトが大きいものです。だから、株式市場全体を見ると、売り圧力が強まり、需給バランスがくずれ、株価が下がりやすくなるのです。
また、この9月は国内だけでなく、米国でもヘッジファンドや機関投資家の決算の時期が近くなり、日本と同じように売られやすい時期でもあります。ですので、これも全く日本と同じように、米国ダウ指数も下がりやすい傾向があるのです。
日本も、アメリカも同じような動きをするのですから、これは確かに1年の中で最も下がりやすい月だと言えるでしょう。
だから、来月心配しなければならないのが「株価の急落」です。これには十分な注意が必要でしょう。例年、この9月は株価が急落しやすい傾向があります。それに加えて地政学的な部分で、今朝のようなことがあると、より急落のスピードがます可能性も否めないでしょう。
私たちは周囲がピンチなときほど…
もちろん、将来の株価はどうなるか誰にも分かりません。ただし、過去の株価をデータ分析すると、このような傾向が9月には見られます。ということは、それなり信ぴょう性があると言っても良いでしょう。
ですので、私たちシステムトレーダーは、いつでもすることは同じで、もし株価が急落しても、それをピンチではなくチャンスに活かせるように、逆張り戦略や押し目買い戦略などをしっかりと準備しておきましょう。そして、いざシグナルが発生したら、周囲の悲観的な状況を感じることなく、シグナル通りにトレードしていきましょう。
悲観的な状況に周囲が陥ると、システムトレーダーの私たちも状況によっては、巻き込まれてしまうかもしれません。しかし、私たちにはシグナルという強い味方がいます。そして、そのシグナルにさえ従えば、着実に利益を積み上げることができることを分かっています。
ですので、もし株価が急落しても、いつも通りの行動を忘れず、私たちは私たちの道を進みましょう。もし、周囲がピンチになれば、私たちシステムトレーダーにはチャンスが巡ってきます。ぜひ、そのチャンスを活かすべく、虎視眈々とこの9月は準備に励みましょう。
ー西村剛
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