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From;西村剛
北朝鮮のミサイル発射を受けて日本株が下落しました。
昨日の記事を配信する直前の話でしたので、来月が一年の中で一番株価が下落しやすく、そこに急落のリスクも伴うので、何かそれを前兆するような出来事でした。
暴落というほどではなかったものの…
日本には、直接的な被害がなかったこととや、株式市場が開く前の出来事ということもあり、暴落というほどの下落がなく、ホッとした個人投資家も多いでしょう。
しかしながら、暴落がなかったとはいえ、日本の株式市場に影響を与えたのは事実です。このミサイル発射という出来事は、少なからず日本株にマイナスの影響を及ぼしたでしょう。
しかも、今回の株価の動きは、株価自体の統計的な動きというよりも、地政学リスクによる動きです。完全な外部要因による動きです。それを考慮すると、果たして日本株がこれからどう動くのか、気になる方も多いでしょう。昨日の記事では、急な出来事ということもあり、来月の傾向の話のみで、この北朝鮮問題による株価の動向をお話ししていません。
そこで、今日は、北朝鮮問題によって、これから株価がどう動く可能性が高いか、そして、私たちは何をすべきかについて、私の見解をお伝えしましょう。
これから株価のポイントは?
まず、この北朝鮮問題がミサイルの発射によって拡大したことで、考えなければならないのは
「まだ、ミサイル発射が続くか?」
ということです。
おそらく、今後も、ミサイルが発射されるたびに、株式市場は、昨日のような動きになるでしょう。その動きとは「為替が円高に進行し、それに伴い日本株が下落する」というものです。ですので、昨日の株式市場が、ミサイル発射時の一つの典型的な動きと考えておくと良いでしょう。
私たちシステムトレーダーが準備すべきこと
では、この動きに対して、私たちシステムトレーダーは、どうすれば良いのでしょうか?もう、カンの良いあなたであれば、お気づきですよね。きっと、私が言わなくても、もう頭の中によぎっているでしょう。
そうです、このような動きは、逆張り戦略や押し目買い戦略のチャンスです。世間的にはあまり良い話ではありませんし、多発してほしくないことが一人の国民として思うところですが、システムトレーダーとしては、これはチャンスでしょう。
もし、実害があった場合は「大暴落」も…
ただし、これはあくまでも日本に実害がなかった場合の話です。昨日も、実害はありませんでしたので、あの程度の下落でとどまりました。それを前提に考えていただいたほうが良いでしょう。
もちろん、これはあってほしくないことですが、仮に実害があった場合はどうなるでしょうか。そのときは、あまり楽観的な話はしていられません。そうなった場合は、株式市場が一気に「戦争リスク」を織り込み始めます。
戦争リスクを織り込むと、いったん下落しますが、そこから更にもう一段の大幅下落が考えられるでしょう。つまり、出来事で整理すれば、北朝鮮のミサイル発射の報道で下落し、実害でさらにもう一段大幅下落=「大暴落」があるかもしれないということです。
繰り返しますが、もちろんこのようなことは現実になってほしくありません。ですので、それを前提ではありますが、そうはいっても私たちも株式市場に自分の大切な資産を預けていますので、対策は必要です。
大暴落に備えて準備すべきこと
では、私たちシステムトレーダーは、もしこれが現実になった場合を想定して、何を準備すれば良いのでしょうか。やはり、その準備も同じく、逆張り戦略や押し目買い戦略の用意です。
ただ、単に個別に用意するというよりも、状況にあわせてこの2つの戦略を上手く動かせるようにしておくと良いでしょう。または、株価の下落が浅め、深めの戦略ように、状況に応じて細かく対応できるようにしておくのも良いでしょう。もしくは、そこまでいかなくても、戦争リスクを織り込んだときは大暴落も想定されるので、逆張り戦略に注力するのも良いでしょう。
いずれにせよ、急落に備えて、しっかりと事前準備しておくことが重要だということです。そして、もし急落の場面が起きたら、いつも通り、シグナルの奴隷のごとくシグナルに従って、トレードしましょう。
私たちは彼らとは違う…
おそらく、私たち以外の個人投資家は、私がどれだけ注意喚起しても、まだ実感がなく準備をしない可能性があります。ですが、私たちシステムトレーダーは違います。想定されるリスクをチャンスに変えるための方法を知っていいますし、その知っていることを実現するために今から動き出しています。
また、実際に戦略リスクを株式市場が織り込み始めたとき、私たち以外の個人投資家は、何となく分かっていたはずなのに準備不足で、慌ててたり、必要以上に悲観的になる可能性が高いでしょう。そうなると、悲観が悲観を生み、それがより株式市場に影響を与えるでしょう。そして、それがパニックになり、想像し難い状況になる可能性も十分にあります。
しかし、私たちシステムトレーダーは、そのような場面こそ、その心理的な動きを逆手に取って、チャンスに変え利益を積み上げていきます。ですので、今想定しているリスクが、現実問題としては起こらないことを願いますが、もしもに備えて、準備を怠らないようにしましょう。
ある意味、こういったときほど、私たちシステムトレーダーと私たち以外の個人投資家の違いが明確になります。そして、その違いが利益と損失の違いになるでしょう。同時に、こういったときほど、私たちシステムトレーダーの腕の見せどころであり、真骨頂かと思います。
次は「9/9(土)」前後が有力とも…
次の北朝鮮のミサイル発射は、9/9(土)前後だと言われています。もしかすると、そのとき今日お話ししたことが現実になるかもしれません。ですので、十分に…いや、十分過ぎるほど準備をして、いざ大暴落が起きても、シグナル通りにトレードできるよう準備をしておきましょう。
ー西村剛
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