12月に株価下落?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

昨日配信した【「シス達」ラジオ】は、
もう聴いていただけましたか?

 

早くも反響があり、
こんなメールをいただきました。

「上手く聞き取れなったけど証券の税制が何とかってなんですか?」

 

斉藤正章さんと話すと、
まったくもって、このようなことは関係ないので
サラッと流されてしまいましたが。。。

 

かく言う私もシステムトレードの視点からは
まったく関係ないのですが、、、

 

実は、来年1月から証券税制が変わり、
これまで利益の10%だった税金が20%に引き上げられます。
これが、メールでいただいた件なのですね。

 

先日も少しお話ししましたが、
私は、この変更を聞いたとき、

税率の低い12月中に株式を売却しておこうと考える個人投資家が増え
株価が下落するのではないかと考えました。

ですが、色々と分析してみると、
パッと思っただけで、そのような影響は心配するほどではないという結果に至りました。

 

その理由の大きな理由は、

個人投資家の保有期間」です。

 

いまの時代、個人投資家の取引の主流は、ネット証券です。

ネット証券を利用しているということは、
どちらかと言うと、長期投資を目的とせず、
「短期的なトレード」を目的にしている個人投資家が多いと考えられるでしょう。

 

つまり、その「短期」を考慮すると、

細目に、利益確定や損切りをしますので、
来年から税率が変わっても、わざわざそのために急いで売ることは想定しにくいのです。

 

違った言い方をすれば、
急いで売るほど含み益が出ている銘柄を保有している可能性は低いのです。

 

それこそ、私たち自身を考えると分かりやすいでしょう。

私たちシステムトレーダーは、
比較的短期のトレードが主です。

だから、12月に焦って売るというのは、あまり想像できないのではないでしょうか。

 

以上を考慮すると、

少なくとも、個人投資家による株価の影響は考えにくいのです。

 

また、ネット証券ではなく、実店舗を構える
大手証券会社を利用する個人投資家たちも、大きな影響はないと考えられます。

おそらく、彼らはほとんどトレードすることなく
持っておくだけの投資家が多いでしょう。

 

そして、彼らは個別株を保有しているというよりも、
「投資信託」を保有している人が多いでしょう。

しかも、その投資信託は、最近の基準価額を見てみると、
多くの投資信託が含み損を抱えている状態です。

 

加えて、利益が出ているだろう日本株の投資信託は、
証券会社の営業マンのセールストークで、いったん利益を確定させ、
別の投資信託に乗り換えている可能性が高いです。

 

ちょっと脇道にそれますが

証券会社は、手数料を稼いでなんぼですので、
利益が出たら、細目に保有中の投資信託や株式を売却するように促し、
別のものに乗り換えることで、手数料を得ようとしている可能性があるのです。

 

結局、このあたりの理屈も踏まえると、
含み損が出ている限り、売却し手数料を稼ぐことができないので、
大手証券会社を利用する個人投資家の急いだ売却も考えにくいのです。

 

だから

結局のところ、証券税制の変化は、私の予想以上に株式市場に影響がなさそうだと考えられるのです。

 

ただし、1点だけ注意点があります。

システムトレーダーは、
シグナルに従って、淡々と売買するだけですので、関係ない話ですが、

 

もし、あなたがシステムトレーダーではない場合は
これに注意して下さい。

 

それは、昨年末から大きく上昇している個別株です。

これは、さすがに年末に利益確定の売りが集中する可能性があります。

そうなると、、、

11月後半から12月にかけて株価が下落する可能性があるので注意しておいたほうが良いでしょう。

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。