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From;西村剛
「いや~、いったどれを選べば良いんだ…」
これ以外、今の私の心境を表現するものはありません。本当に、悩んでいます。しかも、選べるのは3つだけ…。こんなに、たくさんあるのに「う~ん」といったところです。該当するものが多すぎて、その絞込みに苦悩しているのです。
2017グランドチャンピオン大会
実は今、来週から始まる「株-1グランプリ2017グランドチャンピオン大会」に向けて、銘柄選びをしています。〆切は、もう迫っているので、本当に困った事態です。これはレースへの参加者が選んだ銘柄の成績を競うものなのですが、当然のことながら、銘柄選びは一発勝負です。ですので、この選択次第で、結果は変わってしまいます。だから今、どうしよう…と悩んでいるのです。
今月の株価の傾向は?
ちなみに、今日から12月ですが、例年12月の株価は上がりやすい傾向があります。ですが、注意しなければならないのが、前半は売られやすい傾向があり、後半に掛けて上昇傾向があるということです。中でも、後半は、新興市場を中心に株価が上がりやすい傾向があります。
暗闇からお宝を探すなら良いが…
ということは…市場全体が上がりやすいので、上がる中から、もっと上がる銘柄を選ばなければならないという難しさがここにあるのです。例えば、全く反対で、市場全体が冷え込んで入る中で、上がる銘柄を探すほうがカンタンかもしれません。お宝発見ではありませんが、まさにそのように暗闇の中で光ったものを探すので、案外探しやすいものです。
ですが…今は株式市場全体が良い状況です。そこに加えて今月の株価は上昇しやすいということは、金銀財宝の中から、もっと価値ある金銀財宝を探すようなもので、非常に区別がしにくいのです。例えば、宝石や金にはランクがありますが、なかなか区別が付きませんよね。全くそれと同じです。
株価が2倍、3倍になる銘柄の傾向は?
では、なぜこんなに苦悩しているか、もう少し具体的にお話ししましょう。まず、そもそも今回のレースでは成績を競うので、「株価が大きく上昇する銘柄」を選択しなければなりません。では、その大きく上昇する銘柄の特長は何か?ですが、しかも大きくと言っても「2倍」「3倍」になる銘柄の特長ですが、このようなことがあります。
◯年初来高値更新
◯上場来高値更新
言い換えれば、「過去の高値を更新する銘柄」です。これからの銘柄が、やはり株価が2倍、3倍と大きく上昇する傾向が見られます。
そうそう、誤解されないようにお伝えしておきますが、私はこれらの銘柄を調べるために、独自の売買ルールを作成し、それをスクリーニングのようにして使っています。そうすると、市場全体から、精度高く、株価が2倍、3倍に上がる可能性のある銘柄郡を作ることができます。そして、その銘柄群からファンダメンタル分析で、もっとも良いだろう3つの銘柄を選択しています。つまり、システムトレードとファンダメンタルズのあわせ技で、このレースでは銘柄選択をしています。
ただ、今は全体が良いので探しにくい…
ただ、今は株式市場全体が良いので、これに該当する銘柄がたくさん出てきてしまっています。もし、純粋なシステムトレードであれば、自分の資金管理に合わせて、機械的に銘柄を選べるのですが…これは短期的な成績を競うので、最後は自分で選ぶしかありません。
改めて実感すること
いや~、参りました。もちろん、そろそろ〆切が近づいているので、最後の決断をしますが、このような作業をしていると、改めてシステムトレードの良さを実感します。同時に、私たちシステムトレーダーは良いのですが、私たち以外の個人投資家は、毎回このようなことをして銘柄選びをしていると思うと、大変だなと実感しました。
私たちシステムトレーダーは、もう当たり前のようにシグナル通りにトレードするだけです。シグナルが買えと言えば買い、売れと言えば売り、何もするなと言えば何もしない…ただ、それをするだけです。だから、売買ルールが完成してしまうと、日々利益を上げるためにすることは、一日に10分程度、シグナルを見て発注する時間があれば良いだけですからね。
私たちは一日10分ですむが…
ですが、私たち以外の個人投資家は、一日10分ということはなく、今回の私のように血眼になって、当たるか当たらないか分からない銘柄を時間を掛け必死に選ぶのですよね。今や、システムトレードに慣れてしまった私には、精神的にも体力的にも、これを365日続けることは、非常に苦しいことでしょう。
まさに、効率的な銘柄選びと効率的な利益の上げ方を使うのが、私たちシステムトレーダーであれば、非効率な銘柄選びと非効率な利益の上げ方を使うのが、私たち以外の個人投資家なのかもしれません。もちろん、これはあくまでも分かりやすく対比して表現しています。とはいえ…今の私にとっては、そう感じてしまっても致し方ない気もします。
さて、これから再び銘柄選びに戻ります。今回も皆さんの代表として、良い結果を残せるように全力を尽くします!
ー西村剛
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