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From；西村剛
東京の自宅より、、、
クイズです！
あなたは、どう思いますか？
私や斉藤さんは
○「A.損切りをする」
○「B.損切りをしない」
さ～、どちらでしょうか？
私と斉藤さんは「損切りをする？」「しない？」
もしくは、、、
私は損切りして、斉藤さんはしない！なんて意地悪なことはないので、ご安心を（汗）
これは、私も斉藤さんも共通しています。
答えは、「損切りする」「損切りしない」のいずれしかありません。
なぜ、このようなクイズを出したかですが、
株式市場が下落し始めると、
「西村さんや斉藤さんは損切りはしないのですか？」
という質問を、しばしばいただきます。
これは、きっとあれでしょうね。
おそらく、多くの投資関連の書籍等を見ると、
「損切りすることが、成功の秘訣だ！」
と書いてあったり、
「損切りしなかったことで、大損してしまった人がたくさんいます…」
という話が出ているからなのでしょう。
そう考えると、
ある意味、身近な存在であるプロトレーダーの
私や斉藤さんが、どのようにしているのか気になるところでしょう。
しかも、私たちは、システムトレーダーです。
だから、売買ルールに合致すれば、
もっと利益が期待できようが、何しようが容赦なく売買します。
これも含めると、
私や斉藤さんも「損切りをしているように見える」のでしょう・・・。
答えはまだ言いませんが（笑）
そもそも論として、
まず「損切りは必要か？」ということを考えると、
それは「必要」です。
特に、2～3銘柄に集中投資する場合や
裁量トレードの場合は、損切りができなければ、
最終的には「破産」する確率が高いでしょう。
だから、損切りは必須なのです。
では、私たちシステムトレーダーは、どうでしょうか？
システムトレーダーのあなたはどう思いますか？
きっと、私や斉藤さんと同じだと思いますが、、、
「○％下がったら損切り」
という条件は、あまり使わないでしょう。
なぜならば、この条件は、
不用意に成績を悪化させるだけだからです。
もしかすると、
「それでは、含み損を抱えている銘柄を塩漬けするのではないか？」
と反論がきそうですね。
でも、決して塩漬けするようなことはありません。
そんなことをしてしまっては、
ここでお話しした内容が、全てウソになってしまいます。
だから、それは否定します。
私たちシステムトレーダーは、
そうならないために、このようなことをします。
仮に、保有した銘柄が50％以上値下がりしても大丈夫なように、
1銘柄当たりの投資資金を小さくします。
または、保有日数が長くならないような手仕舞いをします。
このようなことをして、リスクをコントロールしているのです。
ただし、これは損切りと言えば、損切りかもしれません。
ですが、私たちシステムトレーダーは、
「個々のトレードでの損切り」という発想はなく、
あくまでも『統計的に優位なポイントで手仕舞う』という発想です。
ある意味、こんなところです。
「あ～、この銘柄がどうにもならない。損切りするしかないか（涙）」というのではなく、
「この銘柄の売りシグナルが出た。よし売ろう。」というところなのです。
それこそ、自分が保有している銘柄が何か分からないくらいですので、
銘柄に固執することなく、利益に関係なく、
「これが、統計的に優位なポイントでの手仕舞いだ」
としか考えてないのです。
加えて、分散投資が前提ですので、
この一つのトレードが損を出そうが、利益を出そうが、
あくまでも全体で利益を上げることを常に考えています。
だから、全体でプラスになるように資金配分をしているのです。
もちろん、見方によっては、
「損切りをしている」ことになるかもしれません。
しかし、本人は全くそのように考えていません。
考えているのは、あくまでも
「シグナルが出たら手仕舞う」
ただそれだけなのです。
だから、最後の最後のクイズの答えですが、、、
どちらですか？
意識的には損切りしていませんが、
事実を見ると損切りですか？
クイズを出しておきながら、申し訳ないのですが、
その答えは、あなたにゆだねます・・・
あえて、答えを言うなら、
「私はただ単に、統計的に優位なポイントで売買しているだけだ～！
だから、損切りではな～～～い！」
でしょうか・・・
でも、これって屁理屈ですか、、、（笑）
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西村 剛
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