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From;西村剛
昨日(3/6)の日本株市場は大きく上昇しました。
日経平均株価は、前日比1.7%プラスの21,417円76銭、マザーズ指数は、前日比2.9%プラスの1186.62ポイントでした。急上昇の要因は、前日の米国株が大きく上昇したことです。それに連動して、日本株も大きく上昇しました。ここのところ、明るい兆しがなかったので、この上昇は良いニュースになったかもしれません。
日本株急上昇だが…
しかし…それは、あくまでも昨日の数字だけの話であって、内容を見ると安心しきれないことが多くあります。例えば、昨日の後場の状況です。米国株の上昇を受け、日本株も大きく上昇しましたが、後場に伸び悩む展開でした。それを見る限り、反発したと言っても、一時的な動きと考えるのが妥当でしょう。つまり、まだ安心できないということです。
また、数字で状況を確認すると、日経平均株価は先月の暴落後、一時22,500円まで回復し、その後再度下落し21,000円前後まで下落しました。そこからの反発ですので、この動きで考えると、まだ半値戻しにも到達していません。やはり、このような状況もふまえると、安心できないなのです。
3つのテクニカル指標が示す状況…
しかも…もう一つ注意しなければならないことがあります。それはテクニカル指標の動きです。「5日移動平均線」「25日移動平均線」「75日移動平均線」は、いずれも右肩下がりの状態です。つまり、ここから分かるのは、昨日の急上昇は全く関係なく、長期で下落トレンドに突入した可能性が高いでしょう。
もちろん、まだ確実とは言い切れませんが、これまで再び上昇トレンドに入るか、それとも下落トレンドに入るかの間でしたが、いよいよその方向感が出てきたかもしれません。そして、それが上昇トレンドではなく、下落トレンドである可能性が、ここにきて高くなってきました。
下落トレンドに突入すると、彼らは…
やはり、「下落トレンドに突入」と聞くと、私たち以外の個人投資家は、「えっ…どうしよう…」と不安になるでしょう。昨年の衆議院選挙後、上昇トレンドに乗り、先月の暴落で流れが変わりましたが、とはいえ、何をやっても利益が上がるともいえる状況の上昇トレンドがなくなるのは不安でしょう。
特に、私たちシステムトレーダーと違って、売買ルールのような「どのような基準に達した銘柄」を選んで、「どのような基準を満たしたら売る」という、明確な基準がない個人投資家にとっては、下落トレンドほど大変な事態はないでしょう。
彼らは、上昇トレンドは良いが…
極端な言い方ですが、上昇トレンドは「ポジションをもっていれば、誰でも利益を上げられる」ものです。どんな銘柄を選ぼうが、いつ買おうが、相場全体が上昇していれば、いずれ利益になる確率が非常に高いのが、上昇トレンドです。さらに極端な言い方をすれば、何も考えずポジションを持った人のほうが有利と言っても良いかもしれません。反対に言えば、厳密なルールのもとトレードする人ほど、思った以上に利益が上がらないということです。
一方、下落トレンドはいかがでしょうか?これは私たちシステムトレーダーは、下落相場対策をすれば、全く問題ありませんが、私たち以外の個人投資家とっては、耐えがたい現実です。市場全体が下落傾向にあるのですから、何でも良いからポジションを持ったら、間違いなくといって良いほど失敗するでしょう。
ダイヤの原石をつかむか?それとも石をつかむか?
下落傾向にある中から、明確な基準でダイヤの原石のようなものを日々発見していかないと、なかなか利益を上げることはできないでしょう。それこそ、しっかりと銘柄を見極めないと、石ころをつかみ、何の得もしないという状況に陥ってしまいます。
また、下落トレンドでは、一方的に株価が下がっていくのではなく、上下を繰り返しながら株価が下落していきます。特に、今回は長期で下落トレンドに突入した可能性が高いので、そのような動きが想定されます。ということは、私たち以外の個人投資家の場合、状況が不利なときですので、そのような株価の動きに翻弄させられる可能性が高まります。すると、まさに目の前の株価に振り回されて、何をして良いか分からず、逆…逆…という動きをして、損失を積み上げてしまうものです。
しかし、私たちシステムトレーダーは違う
しかし、私たちシステムトレーダーは違います。仮に、長期で下落トレンドに突入したと言っても、株価が上下を繰り返すタイミングを上手くとらえて、「コツコツ利益を積み上げる」ことができます。なぜなら、売買ルールという厳密な基準があり、その基準を知らせる売買シグナルというサインがあるからです。
私たちシステムトレーダーは、そのようなとき、目の前の株価に翻弄されることはありません。あくまでも、目の前のシグナルに従い、その通りにトレードすることで、着実に利益を積み上げていきます。分かりやすく言えば、下落トレンドの中でも、上手く株価が下がったタイミングで買い、株価が上がったタイミングで売るということが、着実にできていくのが、私たちシステムトレーダーだということです。
もちろん、これは例えですので、その戦略によって利益の上げ方は違いますが、私たちシステムトレーダーは、たとえ周囲の個人投資家が「下落だ!どうしよう!」となっても、別世界で落ち着いてトレードして、いつもと変わらず、安定的に、そして着実に利益を積み上げることができるのです。
ただし、条件があります!
ただし、それにはもちろん条件があります。その条件は、しっかりと「下落相場対策」をしていることです。以前から何度かお伝えしていますが、資金管理を厳密にして、リスクを抑えたり、ドローダウンの更新を見越して、リスクを抑えたり、下落相場用の売買ルールを強化したりと、そういったことをした場合の話です。
ですが、日々熱心に勉強している優秀システムトレーダーのあなたであれば、それは心配ないでしょう。もう、私が何度か注意喚起しているので、下落相場対策をしていると思います。ですので、そのまま対策を続け、もし本当に長期で下落トレンドに突入したとき、私たちシステムトレーダーの本領が発揮できるようにしておきましょう。
そして、実際に長期で下落トレンドに突入したとき、「システムトレーダーで良かった」と振り返れることを期待して、日々のトレードに挑みましょう。
ー西村剛
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