【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです
↓
西村剛の投資戦略メルマガ【無料】
From;西村剛
いよいよ、連休が明け、5月の株式市場が本格的に始まりました。
先日もお伝えしましたが、この5月は株価が下落傾向にあり、特にこの連休明けは注意が必要なタイミングです。そういった意味では、出だしである昨日(5/7)の株式市場の動きは重要です。そこで、今日は昨日の株式市場を振り返りながら、今後の展開を考えてみましょう。
小幅下落と小幅上昇
昨日の日本株市場は、大型株が下落し、新興株が上昇しました。詳しく確認すると、日経平均株価は、前日比0.03%マイナスの22,467円16銭、マザーズ指数は、前日比0.2%プラスの1151.08ポイントでした。まず、大型株を示す日経平均株価が下落した理由は、為替が円高方向に動いたことだと考えられます。しかしながら、その下落幅は小幅にとどまっています。
一方、新興株であるマザーズ指数が上昇したのは、連休明けということもあり、個人投資家の買いが入ったことが要因でしょう。しかしながら、こちらも小幅の上昇にとどまっています。よって、日本株全体で考えても、この連休明けに目立った動きはなかったと考えるのが妥当でしょう。
膠着状態が続く…
そして、振り返ると、先月上旬に一時的に、悪材料があれば、小さなものでも株価が過敏に反応し暴落の危険性がありましたが、その後、膠着状態が続いています。短期的に見て、ボックス圏で株価が推移していることを、あなたも実感しているでしょう。
次に株価を動かす要因は?
では、この膠着状態を打破する…つまり次に株価を動かす要因になるのはいったい何でしょうか?やはり、その株価を動かす材料になりそうなのが、これから控える政治イベントでしょう。5/9(水)には、日中韓首脳会談があります。米朝首脳会談は、6月だろうと言われています。
このように、日本株を動かすであろう政治イベントが、これから控えています。つまり、言い換えると、この政治イベントの中で、良い方向にも、悪い方向にも、両方に何か大きなことがあるだろうと、多くの投資家が考え、様子見している状況なのでしょう。ですので、これらの政治イベントの結果次第で、株価が上にも下にも動く状況だと考えられます。また、それまでは、株価の動きが小幅な動きが続くのではないかと考えられます。
値動きの小ささが私たちにもたらすもの
ただ、株価の動きが小幅ということは、私たちシステムトレーダーにとっては、利益の源泉になるボラティリティが小さいことになるので旨味がないと思うでしょう。だからこそ、これから話す内容を、じっくりお聞きください。
確かに、私たちシステムトレーダーにとって、このボラティリティが小さい状況は、シグナルが出にくい状況だと思いますので、あまり望まない状況でしょう。ですが、私は今の状況を、こう考えています。それが、「これから株価が大きく動く可能性がある」ということです。
実は、今株式市場は過熱感がある…
実は、今株式市場は、過熱感がある状態です。日経平均株価は、3月からの上昇でRSI(9日)が70%台に達しています。また、マザーズ指数は、RSI(9日)が66%に達しています。どちらの市場も、RSIで見ると買われ過ぎの水準にあります。
おそらく、このあたりは2月の暴落などからの株価の回復過程を見たり、その後の上昇を見ると、何か異変を感じていた投資家も多いでしょう。例えば、株価が上昇しても、何が理由でここまで上昇しているのだと。実は、この異変が、しっかりと過熱感で出ていました。
ただし、過熱感が薄れれば…
このように、今の株式市場は、過熱感がある状態です。ということは、次に株価を動かす要因となる政治イベントまで小幅な値動きが続くことは、その過熱感が薄れる効果があります。早いイベントは、明日に控えていますが、その次もふまえると、しばらくの間もみ合いが続くことで、過熱感が徐々に薄れるでしょう。
そして、その次に備えたいのが「株価が大きく動く展開」です。ただ、これはまだ可能性の域ですが、このもみ合いが続くと、それだけ次に株価が動くときは、上にも下にも大きく方向感が出て、株価が動くでしょう。ただし、ここで注意したいのは、繰り返しになりますが、上にも下にも、どちらの方向にも株価が動く可能性があるということです。
それは、私たちシステムトレーダーにとってチャンス
ただし、そうなった場合、私たちシステムトレーダーにとっては大きなチャンスでしょう。私たちシステムトレーダーは、株価がどちらに動いても対応できる、唯一ともいえる存在です。私たち以外の個人投資家は、ある程度、ヤマをはって、どちらに株価が動くかを考えながら戦略を練るでしょう。
ですが、私たちシステムトレーダーは、株価が上昇すれば、上昇用の戦略が勝手に機能し、下落すれば、下落用の戦略が勝手に機能します。マルチストラテジーで、両方の状況に合わせた戦略を組み込んでおけば、あとはその状況に合わせて、勝手にシグナルが出てきます。
私たちシステムトレーダーの特権
しかし、私たち以外の個人投資家は、戦略を勝手に切り替えるということは至難の業です。どちらかにヤマをはって戦略を考えていますので、ヤマがはずれれば、これは大変な状況です。ですが、私たちシステムトレーダーは違います。
そういった意味では、これからの展開は、私たちシステムトレーダーだらこそ利益に変えることができると考えて良いでしょう。まさに、システムトレーダーの特権と言うべきかもしれません。ただし、それには入念な準備が必須です。ですので、私たちには特権があるとあぐらをかくことなく、そこは謙虚な姿勢を忘れず、次の展開への準備を怠らないようにしましょう。
ー西村剛
【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!西村 剛
最新記事 by 西村 剛 (全て見る)
- 決算発表でねらい目な銘柄、避けるべき銘柄の特長【西村剛】 - 2025年1月23日
- 寒波到来でねらい目な銘柄【西村剛】 - 2025年1月9日
- 売り出し、公募増資に対する考え方【西村剛】 - 2025年1月8日