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From;西村剛
今週の大きなイベントと言えば、やはり「米朝首脳会談」でしょう。
株式市場も、この会談結果には特に注目しており、結果次第では株式市場に大きな影響を与えるでしょう。本日は、いくつかのシナリオに沿って、「米朝首脳会談」が株式市場に与える影響について私なりに考察しました。
私が考える3つのシナリオ
一つ目は、一番株価が好反応を示すシナリオですが、「北朝鮮の完全非核化を明確に打ち出す」ということでしょう。これは、米朝の戦争の脅威が取り除かれることから、北朝鮮側が米国の希望に100%沿う結果です。
この結果に12日の会談で行き着いた場合には、世界の株式市場は素直に良い材料として反応するでしょう。現状出ている情報を見る限りでは、この結果に仮にたどりつく可能性は低いと考えられており、かなりのサプライズ効果があるでしょう。
二つ目は、株価に大きな影響を与えないシナリオとして、「北朝鮮の完全非核化の先送り」でしょう、今回の会談では明確な結論が出ず、2回目以降の会談に先送りされる可能性です。先送りされた場合には、可もなく不可もなくといった結果であることから、株式市場は横ばい、もしくは若干の失望売りが出て小幅安となると想定しています。 現状では、このシナリオの確率が高いと私は考えており、株式市場も、このシナリオで株価が織り込み始めているように感じます。
そして、最後に、株価に悪影響を与えるシナリオが、「米国と北朝鮮の交渉決裂」でしょう。米朝が喧嘩別れをし交渉が決裂した場合、株式市場は短期的に大きく下落する可能性があるでしょう。今のところ両国のムードを見る限りでは、実際に起こる確率は低そうですが、両国の首脳の性格を考えると決してあり得ない話ではないでしょう。特に、トランプ大統領は、シリアへの空爆を指示しており、北朝鮮に軍事行動を取る可能性が高まるでしょう。
大事なのは、事前準備
なお、どのシナリオになるかは、正直誰にも分かりません。わからないからこそ、どれかひとつのシナリオに賭けて投資をするというのは、危険であり、それは、もうただのギャンブルと言えるでしょう。裁量トレーダーであれば、重要イベント前にポジションをいつもよりも少し減らし、万が一の悪い事態が起こった場合のリスク回避をすると良いでしょう。そして、仮に良い方向に市場が進んだ場合には、機を見て注目している銘柄に飛び乗ると良いでしょう。
そして、私たちシステムトレーダーがしなければいけないことは、株式市場がどのように動いたとしても、対応できるように事前の準備を進めておくことです。
・株価が大きく上昇した場合は順張り戦略(シナリオ①)、
・株価が小幅下落した場合は押し目買い戦略(シナリオ②)、
・株価が大きく下落した場合は逆張り戦略(シナリオ③)、
といったように、複数の売買ルールを組み合わせて運用することで、株価がどのように動こうと安定した成績を残すことが出来ます。ぜひ今のうちにしっかりと準備してくださいね。
―西村剛
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