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From;西村剛
いよいよ来週からは7月に入ります。すでに2018年の前半が過ぎました。日経平均株価は、前年からの上昇を受け始まりましたが、2月以降大きく下げ、現在、22000円を行き来している状況です。
そうした中、これから2018年後半戦に突入していきます。
マザーズ指数の下落が止まらない、、、
まずは、その前に昨日(6/28)の株式市場を振り返りましょう。昨日(6/28)の日本株市場は下落しました。日経平均株価は前日比0.01%マイナスの22,270円39銭、マザーズ指数は前日比1.4%マイナスの1067.48ポイントとなりました。日経平均株価が小幅安に留まった一方、マザーズ指数は大きく下落しています。
依然として、マザーズ指数の下落が止まりません。6月26日につけた安値1053.34ポイントを下回ると、次の下値の目安としては60ヶ月移動平均の値である「968.42ポイント」まで下落する可能性があるでしょう。
つまりマザーズ指数はさらに10%近く下落する可能性があります。さすがに一気にその水準まで下落する可能性は低いのですが、年初来安値を更新している今のような状況では、ちょっとした悪材料で株価が暴落する可能性があります。今後はさらに、マザーズ指数をはじめとする新興市場に対しては警戒が必要です。
一方、日経平均株価は、、、
一方、日経平均株価は、75日移動平均線の値である「22,175円09銭」を下値に、なんとか持ちこたえているといった印象です。ただTOPIXやJPX400を見るとすでに75日移動平均線を割り込んでいます。日本株全体として、下落トレンドに入っているなか、日経平均株価だけが踏みとどまっているといった印象です。
日経平均株価が踏みとどまっている要因として、おそらく日銀による買い支えや、それを期待した投資家の買いが入っていることで、なんとか持ちこたえていると考えられます。
しかし、日経平均株価が下支えされている状況とはいえ、日本株式市場全体が下落トレンドに入っているため、どこかのタイミングで日経平均株価も75日移動平均線を下回り下落トレンド入りするのではないでしょうか。
日経平均採用銘柄に特化した逆張り戦略
こうしたなかで有効な戦略として考えられるのが、「日経平均採用銘柄に特化した逆張り戦略」です。先日は、下落の深さに合わせた逆張り戦略について紹介しました。今日は、“日経平均採用銘柄”に特化した戦略です。
下支えが期待できる日経平均株価の採用銘柄を用いた逆張り戦略では、適度なタイミングで株価が反発する可能性が高いのではないかと考えています。市場全体を対象とするのではなく、日経平均採用銘柄に特化することで、この傾向を利用し逆張り戦略を構築します。
もしあなたが「日経平均採用銘柄に特化した逆張り戦略」をお持ちでないのなら、ぜひ今のうちに開発されることをおすすめします。
―西村剛
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