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From;西村剛
2018年もあっという間に半分が過ぎました。
この6ヶ月間の各株価指標のパフォーマンスを確認すると、
——————————
・日経平均株価 マイナス3.3%
・TOPIX マイナス6.0%
・マザーズ指数 マイナス12.6%
・ジャスダック指数 マイナス3.0%
・東証2部 マイナス0.2%
——————————
となっています。
この結果を見て、ある注目したい点が浮かび上がってきました。
それは。。。
注目点は2つ
注目したいのは、
①東証マザーズ指数だけ突出して下落率が大きい
②日経平均株価とTOPIXの下落率に乖離が生じている
という2点です。
東証マザーズは長期の下落トレンドに突入か?
一つ目の「東証マザーズ指数だけ突出して下落率が大きい」については、
新興銘柄に対する期待感の剥落が原因でしょう。東証マザーズに上場している新興銘柄は、良くも悪くも個人投資家の心理次第で株価が変動します。
株式市場全体が上昇トレンドで、多くの投資家が利益をあげている状態であれば、投資家心理も楽観的になり、買いが買いを呼ぶ展開になることが多いです。ただ株式市場全体が下落トレンドに転じ、投資家心理が悲観的になると、一気に株価は暴落します。東証マザーズ指数に関しては今がまさにその状況でしょう。
私の経験上、一度今のように投資家心理が冷え込んでしまうと、もとの水準に戻るまで数年かかる場合が多いです。よって、これから当面マザーズ指数に関しては厳しい展開になると考えています。
大型株が本格的に崩れる日も近い?
2つ目の「日経平均株価とTOPIXの下落率に乖離が生じている」についてですが、
株式市場全体の動きを表すTOPIXが6%下落する一方で、大型株を中心に構成されている日経平均株価の下落は3.3%にとどまっています。これは日本株全体が下がるなかで、
大型株だけがなんとか踏みとどまっている状況と言えます。その要因としては政府による買い支えや為替の影響が強いでしょう。
ただし、日経平均株価だけをみて、「まだそれほど下がっていないな」と考えるのであれば危険です。
日経平均株価が下げ渋っている要因は、あくまでも政府による買い支えや為替の影響であり、日本株全体を表すTOPIXは6%も下落し、下落トレンド入りが顕著です。ですので、日経平均株価も今後はTOPIXの動きにに追随するような展開になるのではないかと考えます。
アベノミクスバブルは終焉か
上記2点の注目したポイントをまとめると、現状の日本株市場は、
東証マザーズ指数の下落によって個人投資家の心理は完全に冷え込んでおり、日本株全体は外国人投資家による売りが続いている中で、日経平均株価だけはなんとかかろうじて下げ渋っているという状況です。
よって、この6ヶ月間の株価推移を見る限りでは、2012年から続くアベノミクス相場というバブルが、終焉した可能性が高いと考えています。ここ2営業日は株価上昇が続いていますが、安易な楽観視は禁物です。バブルは終わった可能性が高いという前提で相場に臨んだほうが無難でしょう。
下落相場対策をしっかり行うべし
本日は、少し厳しい相場展開の見通しをお伝えしましたが、決して株式市場が下落してほしいと願っているわけではありません。もちろん、株式市場が上昇してくれること以上に素晴らしいことはないでしょう。ただし、永遠に上昇相場が続くことは残念ながらありません。
しっかりと現状の相場分析を行い、適切な投資行動を行うことで、不用意な損失を回避することが出来るでしょう。私たちシステムトレーダー以外の個人投資家の方であれば、いつもよりもポジションを持つ割合を減らしたり、保有している銘柄の手仕舞いを少しずつ始めると良いでしょう。
そして、システムトレーダーであれば、自分の売買ルールが、過去の下落相場でどのように機能したかを検証し必要であればしっかりと改良を行なっておく必要があるでしょう。そうすることで、これから仮に下落相場に突入したとしても安心して運用できると思います。
ぜひ今のうちにしっかりと下落相場対策を行なっておいてください。
ー西村剛
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